こんなものが・・・・

仕事が落ち着いているのでメール整理をしていたら、去年、メールで遊んだ
一連の「作品」が出てきました。
完結してないけど笑えたのでここにアップ。『岸和田博士』ネタ、『ゴジラ』ネタに
くわえ、時事ぽく「たまちゃん」「テポドン」「イラク」などのネタが入ってます。

1つの段落で1通のメール。携帯に送ったので文字数制限あり(笑

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・緊急ニュース 13:04
東京湾に謎の大生物が出現。
全高約80mと推測。直立したトカゲのような外見。
咆哮をあげながら副都心に向かって上陸を開始。
現在新橋付近を時速25Kmで通過中。
自衛隊厚木基地からは戦闘機4機がスクランブル発進。
本日12:04をもって対策本部が設置され、大生物を「G」と命名
小泉首相が攻撃決定権を掌握し、現在緊急閣議にて「G」への対応を検討中。


・続報 13:09
石原都知事がマスコミ各社にFAXにて緊急通達
「(前略)〜都内の防衛は都知事の管轄範囲でもあり、
こんなこともあろうかと準備していた『都庁ロボ』の発動を決定した。
新宿区の区民は速やかな退避を行うこと」との内容。
別紙によると『都庁ロボ』は都庁ビルが変形する二足歩行超重機。
いつのまに作ったのかというマスコミの問いかけに対し、知事は
非公式に「詳細は後日記者会見で話す。まぁ、アレだったら
青島君に聞いてくれ」と回答。青島元知事からの回答は得られていない。


・続報 13:20
『都庁ロボ』の発動に伴い、小泉首相は「聞いていない。
都庁がロボットになるわけがない」とコメント。
12:50現在都庁が動きだす気配はなく、避難する区民も困惑顔。
「避難すると仕事にならない。都知事の冗談じゃないのか。そもそも
どこを歩くのか。町を破壊したらゴジ・・・Gと同じではないか」(区民:28歳)


・速報:「G」は進路を変えずに副都心に接近 13:28
都知事は「避難が完全に終了するまで待てない」としてロボ発動を指示。
13:15、都庁ロボが発動。東京都は「都庁ロボは国民に秘密だったのでまだ名前
がない。これを機に都民に親しまれる名前を募集したい」とコメントを発表。
名前の募集要項については都庁Webサイト(http.//www.tocho.go.jp)にて。
閣議中の小泉首相は「一地方都市が兵器を秘密裏に製造していたことは遺憾」と
しながらも「その性能には正直期待したい」との談話を発表。
これを受けて石原都知事は「これはあくまで地方自治体が購入した“重機”。
兵器にはあたらない」と「兵器所持」については真っ向から否定した。しかし、
「都民の税金で購入した設備なので有効に利用したい」と「G」迎撃には自信を示した。


・G関連:海外の反応 13:52
ブッシュ大統領は「G」の東京上陸を受けて
「日本の怪獣映画は好きだ。ソファーでプリッツェルを食べながら
怪獣映画を観るのが私の趣味だ。。。え?これ映画とちがうの?」とコメント。
オルブライト長官が「大統領は対イラク問題で多少混乱している。
そもそも、大統領にプリッツェルは禁止されている」とフォローをする一幕も。
仏のシラク大統領は「そもそもゴジ・・Gは反戦から制作された映画と聞いている。
今の時期にGが出現するのは大自然からの反戦メッセージだ」と米をけん制する
コメントを発表。これを受け東映では、「現段階では我々が権利を持つ“G”と同一
とは認識していない」と
国際問題への関与について敬遠する構えを見せている。


・G関連:海外の反応 15:00
北朝鮮金正日主席が、朝鮮中央放送の番組内で、
「日本のG迎撃を支援するためにテポドンをGに向けて発射する準備がある」と
日本政府に呼びかけていると語った(ロイター)
小泉首相は「公式にはコメントを受けていない。本当だとすると他国の国土に
ミサイルを撃つ事を軽視した問題発言だ。本当に迎撃支援したいのか、
それにかこつけてミサイル打ちたいだけとちゃうんかと、時間があれば
小一時間ほど問い詰めたいところだ」と困惑しながらも反発の姿勢を示している。


・速報:都庁ロボとGが接触 16:13
14:37ごろ都庁ロボが副都心に向かう「G」の進路で待ち受ける形で、
「G」と接触した。場所は渋谷区代々木。
東京都の広報課によると、最初の接触で都庁ロボの外装の一部が剥落した。
「打撃戦で勝てると思う」(都庁広報課)との見通しを示している。
ただ「17:30になると職員が帰宅するため、短時間で決着したい」と述べており、
なんらかの策を講じる構え。
渋谷区役所では「できれば新宿区内で接触して欲しかった」と遺憾を表明している
が、これについての石原都知事の回答は得られていない。


・速報:G関連 16:19
本日発足された「Gを見守る会」が都知事とマスコミ宛てにFAXで抗議文を送付した。
「見守る会」によると「Gは迷ったか居場所を求めて上陸しただけ。悪意があって
町を破壊しているわけではない」とし、Gの行動については慎重に見守るよう
国や都に呼びかけた。
同会では「都庁ロボの起動はGのことを考えていない。Gにあやまれ!」と
都庁ロボの活動を激しく非難。
石原都知事は「このような反発は意外。都民の安全、ひいては国防についての
見解に著しい落差がある」とコメントしたにとどまった。


・速報:G関連 17:13
17:30を前に都庁ロボは職員帰宅のため後退を余儀なくされた。
これは都庁がロボ形態から通常形態に変形しないと職員が都庁から出られないため、
変形の時間を見込んでの対応。
16:50ごろに多弾頭のミサイルをGに向けて発射。大部分を命中させ、「G」を撃退す
るには至らないものの「G」の足並みは目に見えてひるんでいる。
(マスコミ宛には「ミサイルではなく炸裂ハンマー」(広報課)と連絡が入っている)
都庁ロボはその後ジリジリと後退し、「G」もあえてこれを追走していない。
閣議では「とりあえず都庁ロボに残業の申し送りをする」という決議に至ったが、
参議院からは「労働基準法を犯すことを政府が推奨していいのか?」という懸念も出
ている。

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