荒木町

衆議院選挙の投票日が今週末です。
今回の選挙はけっこう悩みどころです。

マスコミに吹き込まれていることを加味しても、今回、
各党が打ち出している政策などは、どうもいままでにない
現実性を感じます。

それだけに、ドコのダレに投票するべきか迷います。

とりあえず、うちの郵便受けに入ったチラシから考えてみました。
ちなみに、ベットタウンに近い地域の有権者にチラシも配らない候補者と
政党に投票しても、ほんとに地域住民のために活動してくれるかは不安なので
その時点で対象外です。

覚えている限りでチラシが投函された順です。

・民主党
うちの地区では現役の議員が２期目であることを微妙に強調しています。
打ち出している政策は、「郵政民営化の推進」「増税対策」「憲法第９条」などです。
チラシのスペースを有効的に使っており、主張と具体的な対策方針が
簡潔にまとまられていて、今回のチラシの中では一番わかりやすいかも。
ただ、郵政民営化については小泉案を改善して、とあるところが逆に
ひっかかります。うーむ、土壇場で自民と決裂か、最悪、流されるか・・・・
結局、自民に共鳴してしまいそうな民主党のスタイルが一番の不安要素です。

そういや、デレビのＣＭで、岡田氏が最初に座っているのを洋式便器で
きばってるのかと思いました。白い一人掛けソファーだったのね。
あれで、顔を上げて「よし！」（ザァーーー）ってＣＭだったら ネ申 だったのに。

・自民党
郵政民営化等、改革を押し出しています。勢いはありますが、具体的な
情報はほとんど主張されていません。まぁ、今回自民党の最大の強みは
「勢い」だと思うので戦術としては正しいのですが、そもそも「郵政民営化」の
メリットとデメリットの情報が入り乱れてて、正直、いいのか悪いのか
よくわからん状態です。ネットなり新聞で調べれば「勢い」の根拠も
見えてくるのでしょうが、ちょっと押し売りチック。
少なくとも情報源としてはチラシはイマイチです。

・公明党
なにが「そうはいかんざき」かと。「創価のばかんざき」じゃねーか。

・共産党
「郵政民営化の反対」「サラリーマン増税の反対」「憲法第９条改正反対」などです。
主張と具体的な対策方針は明確です。
郵政民営化についてはとにかくちとわからんのですが、民主党と違い、完全反対の
姿勢のようです。増税反対はよいのですが、「サービス残業の根絶」という
トピックにひっかかりました。。。。

一労働者してはサービス残業は確かにやりたくないのですが、中小企業で経営を
（ちょっとだけ）見たこともあるので、特に出版社やＩＴの場合、
業務時間あたりにまともに給料を出した日には、大手はともかく零細、
中小企業はもちません。業務の効率化をはかる前に倒産するのがオチでしょう。

あとは、「憲法第９条」ですが、これは日本のアイデンティティだと思うので、
「戦争の放棄」は改正すべきではないという主張には賛成。
ただ、自民、民主の多くの議員が「先の大戦は正しかった」としている、というのは
ちと眉唾な気が・・・・。「靖国参拝」をやめてアジア諸国との友好、というのも
ちょっと短絡的な主張に見えます。そう考えると、現実的ではない主張が目立ちます。

なにより、議席数が少ないと・・・・・いや、これは正しい民主主義ではないかも
しれないけど、今回のように危機感があると、仮に９９％賛同できるが議席数が少ない
政党と、７０％しか賛同できないが議席数が多い政党だと、後者のほうを選びたい
という気持ちもあったりします。

ちなみに社民党はチラシなしでした。なんか、ニュースとかみてても勢いがありませんな。