たかがタバコ

先日、弟と待ち合わせたときに、交差点の信号待ちでタバコに火をつけた
おっさんが居て、すぐ後ろにいたそのおっさんに チッ! と舌打ちして
ひと睨み。


あとで弟が、「ちと大人気ないのでは?」と進言くれて、まぁ、その通りかな
とは反省したものの、上着にタバコ臭が染み付いてて、
ようやく(突然の出費1400円あまりによる)消臭剤で臭いから解放された
すぐ後だったので虫の居所が悪かった。


こちらに臭いと煙がこなければ分煙でいいし、知人や周囲には「喫煙者」である
以前に尊敬したり親愛している人がいるので、ふだんはタバコの廃止や
喫煙者をどうこうとは思ってないが、見知らぬ人に実害受けたり、さんざん
臭いで苦しんでるときに煙と臭いを吹きかけられると露骨に顔に出てしまう。


そういう話はしたのだが、「たかがタバコとは思えないかな?」という話しが
出て、そーじゃないんだよなぁ・・・と。


タバコが苦手な人間には理解できないのだが、喫煙者は「あの臭い」にかなり鈍い。
多分お互いに理解しがたい部分なのだろうが、ただの「臭い」じゃないということに
本当に気づいていない人が多い(実際、わざと言ってるかと思っていた)。


洗濯物を干しているベランダで喫煙しようとして、洗濯を取り込むまで待ってくれる
ように言うと「においなんか移らないだろ?」と言ったり、「においくらいじゃん?」
というような発言もしばしば。しかも、タバコが苦手だとよく知っている身内や
知人からだ。


参考までに下記↓
〜今 私にできること〜
http://ameblo.jp/shittekudasai-ta85/


化学物質過敏症で、特にタバコの煙における害で苦しんでる方のブログだが、
ここまで顕著な例は稀なケースだとしても、
「タバコの臭いと煙が平気なひと」と「タバコの煙と臭いが生命を脅かすひと」の
中間層がいることも認識して欲しい。


そりゃ、自分は、一息吸い込んだくらいなら死ぬことはない。だが、体調が悪ければ
嘔吐感をもよおすこともあるし、臭いにさらされれば冷や汗や手足、舌の痺れなどの
症状が出る。


だいたい、タバコを止めたら体調が変わるという話もよく聞く。
気がついてないだけで、体調に影響を与えてるってことでしょ?


死ぬほど苦しむ人と、そこまでじゃないが苦しむ人、自覚していない人がいるってこと。
これでも「ただの臭い/煙」って言うなら、そりゃ舌打ちくらいはしますよ。


舌打ちされて死ぬ人は居ないでしょうから。