ウルトラマン誕生

ウルトラマン誕生 (ちくま文庫)

ウルトラマン誕生 (ちくま文庫)


特撮ってたいへんだなぁ、と思いつつモノ作りに共通するワクワク感とかがにじみ出てて、面白かった。
挿絵の絵コンテとかも楽しめたし。

怪獣が「大きくて時代遅れで悲しい存在」ってところに終始して作ったってところがなんかいい。
作品ではそうとはハッキリ打ち出してなくて、ぱっと見はやっぱりウルトラマンの勧善懲悪的なストーリーに仕上がってるけど、単純にそうじゃないものが胸に残ってるのって、やっぱり作り手の気持ちって、言外でもちゃんと伝わってるんだな、と思う。

メトロン星人とかジャミラとか、印象的な回の監督を担当した実相寺昭雄だから余計に強く感じるしね*1

*1:メトロンはセブンだけど。つか、「マン」だけでなくセブンの話しも入ってる。。。。。バルタンは基本的に出てこない