自宅ベランダ
午前中と午後の早い時間は晴れ間もありましたが、曇りがちの日でした。
朝は少しゆっくり目に起きて、比較的乾きそうなものを洗濯。
昨日届いたドイコーヒーさんの豆でコーヒーを淹れてみましたが、なかなかいい感じでアタリです。
挽いたときの香りがよく、酸味はないのにさっぱりしています。
コーヒーとお茶うけのお菓子を食べながら「時をかける少女」を鑑賞。
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/04/20
- メディア: DVD
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オリジナルの続編(パラレル?)ぽい設定ですが、オリジナルを見てなくても観られます。
演出の細部から物語の構成までよくできていて、評価が高いのにも納得。
SF的な矛盾や疑問点がありますが、全体の流れ*1からすれば、まぁそこに目をつぶっても楽しめました。
その後、トマトとナスのスープを大量に作って今日明日で食べられない分を冷凍ストック。
昆布出汁と隠し味に味噌を使った変り種でしたがなかなか良い味に仕上がったので楽しめそうです。
トキカケの矛盾点について、あとで思いついたこと。
チアキのタイムリープとマコトの記憶についての矛盾とチアキが時間を静止した件についてはこんな解釈を考えてみた。
そもそも、チアキの時間跳躍装置とマコトの装置は別のスペックを持った物。
たとえば、マコトのリープ回数の表示とチアキの手首の表示は大きさが異なることがそれを示している。
- マコトの装置:
過去か未来の*2自分の肉体へ記憶をリープさせる。表示は“記憶(精神)”に紐付けられている。リープ回数分だけ別の時間の肉体に移動することができる(同じ時間に同じ人物が二人存在する「パラドックス」回避のため?)。そもそも、チアキがリープ先での細かい移動用に持ってきていたか、後述の装置と1セットで販売(?)されているもの。消費するエネルギーが小さいとか、細かい時間指定が可能とか、時間軸に与える影響が小さいとかいう利点がありそう。
- チアキの装置:
過去の時間軸に肉体ごとリープする。また、時間を停める機能も有する(リープ回数とは別?)。あるいは、リープの前後で時間の流れを止めてしまうという動作を起こす(マコトの装置とは違って、“そこ”に出現するので安全のため)。
本来は、チアキの装置ではるか過去や未来に移動し、移動先の時間内でのさらなる移動(移動してきた自分が居る時間帯)に移動する際は、マコトの装置を使ってその時間の自分の体に記憶を移動する。このことでパラドックスを回避する。
1セットの装置だとすれば、装置の使用者のみ時間停止機能の影響外に置く、という排他機能でチアキの1回目の「最後のリープ」の止まった時間の説明はつく。
マコトのケガについては、そもそもケガをする直前にリープしたと考えられる(ケガしたことは実はマコトは覚えていない)。
リープ回数の残数が巻き戻った件については、マコトの解釈が間違っていると考える。
“マコトが最後の1回を使用する前の時間にチアキがリープしたから巻き戻った”のではなく、マコトの装置が誤作動しているのだ。
従来はチアキの装置とマコトの装置が同じ時間に存在するはず(同一人物の使用が前提なので*3)だが、マコトの装置だけが「古い」ものとなっていた。
停止時間内にマコトの肉体を内包したことで、ソフトウェア(記憶)はローカル時間を優先して転送されたが、ハードウェア(肉体)は時間軸を優先して存在し、その矛盾から、本来はソフトウェアに紐付いているはずのチアキの装置の残量がハードウェアに基づいてしまった*4。
チアキもこのバグのことは知らなかったため、「もう会えない」と考えた、という感じ。
ラストのセリフ「未来で待ってる」のなぞは、画面外に「すぐに行く!走っていく!」とマコトが確信できる何かがあって、観客には見えない何かをマコトは見た(チアキが見せた)とかも考えたが、あの部分は矛盾とかなぞ賭けというよりはもっと情緒的な演出のように思うので、理屈をつけて深く考えるのは野暮かなw