地下鉄(メトロ)に乗って

「ときかけ」に続いてタイムリープモノ。まぁ、厳密にSFぽいタイムリープじゃないのだが、そこがまた・・・・。

全体の雰囲気は良かったのだが、話の流れや設定としてまったく釈然とせず、「ときかけ」のようなあとで楽しむ系の謎ではなくて、どうにも消化不良な謎が残りすぎてイマイチ。


そもそもなんでどうやってタイムスリップしたのだとか、会った記憶がないのかとか、過去に干渉できないはずだったのかたまたまだったのかとか、ラストで主人公は指輪を見て全部覚えていたのかとか、先生はただのストーリー上のキーマンだったのかタイムスリップに関係してたのかとか、永田町の駅で主人公が見たお兄さんはなんだったのかとか、まったくもうつながらない。


ファンタジーとしての「不思議なお話し」としてしまえばいいのだろうが、SF要素があればどうもそこにひっかかるなぁ。原作もこんなんだろうか。