ガンドッグ(スタンピード!)単発セッション

GMはyuka。なんか年末に思い立ったらしい。
キャラクターは当日作成。といっても、サンプルキャラを選択して若干の調整と、経験点10点での成長を行っただけ。

“「おっと。ここは満員だ」”マッキンレイ:ガンファイター/コマンダー:PL/羽生氏
“「俺がなぜ"マジック"と呼ばれてるかわかるか?」”ジョナサン・"マジックネイ"・スミス:ガンファイター/ガンファイター:PL/矢部智ル氏
“「見ない顔だな。俺とカードでひと勝負しないか?」”オットー・ブライトフェザー:ハイローラー/ガンファイター:PL/ドワ

旅の果てにPCたちがたどり着いたのは荒野の町「グランドコフィン」。
居心地が良かったのか路銀不足のせいか、1ヶ月ほど滞在したあたりから話が始まる。


事前情報によると、「ミスター・グリーン」と呼ばれる賞金首とその一味が、近日、グランドコフィンで列車強盗をするという噂が耳に入っている。


そんな噂がでにぎわうサルーンに、強盗殺人の手配犯シルバーキングと人相がそっくりの男が入ってくる。
サルーンでのならず者との会話を盗み聞きすると、確かに「シルバーキング」と呼ばれており、近々の「仕事」のことを話している様子。


シナリオの骨組みは以下。

町の有力者ハレンバーグは、牧師に化けて町に潜伏しているミスター・グリーンと共謀し、子飼いのアーネストを使って列車強盗の手はずを整えている。

アーネストはならず者を集めて強盗団を編成している。シルバーキングもその一人として雇われている様子。

目標の列車には客車と貨物車が混在し、貨物車で金塊と護送中の罪人が輸送されている。3日後にグランドコフィンに停車するが目的地ではない。


ミスター・グリーンたちはグランドコフィンの先にある鉄橋に爆薬を仕掛け、乗客にまぎれて手下とともに客車に乗り込み、アーネストと強盗団が鉄橋の手前の荒野で襲撃するのを手助けするために機関車両と貨物車両の制圧を分担している。

機関車制圧に失敗した場合は鉄橋を爆破し、谷底で金塊を回収するという荒っぽい計画。
この計画に対して、町の保安官はPCたちに協力を要請し、騎兵隊に連絡してくれるが、騎兵隊の到着は襲撃当日になるため襲撃場所の特定と、一味の襲撃阻止は行う必要がある(殲滅や捕獲はとりあえずよい?)。

不確定要素としてのシルバーキングは、実は「ミスター・グリーン」を追っている連邦警察の潜入捜査官。本物の「シルバーキング」と人相の特徴が似ており、本物は逮捕されている(護送される囚人が本物)ので、鉢合わせる心配がなかった。

前半は、「どこで襲撃があるか」と襲撃方法の特定。後半はその実行、といった感じで進行。

具体的には、マッキンレイとジョナサンが保安官と自分たちのコネクションルートから、列車、ミスター・グリーン、鉄橋などから対応策を模索していき、行きがかり上うまくアーネストに取り入ったオットーが、強盗団の一味に加わって襲撃場所や方法を探っていく展開。

後半は首尾よく襲撃方法と場所を二人に伝えたオットーが強盗団と共に行動し、列車に乗り込んだマッキンレイとジョナサンは二手に別れてマッキンレイが機関車制圧の阻止、ジョナサンが貨物車両強奪の阻止にあたる。

貨物車両に向かう牧師=ミスター・グリーンを撃退したジョナサンだが、グリーンは列車から飛び降りて逃亡。


機関車制圧に阻止したマッキンレイは、鉄橋の爆破から列車を守るため、機関長を押しのけてブレーキレバーを引くためのTRSに挑戦する。ブレーキレバーを引くところまでは行くが、マッチョな機関長に阻まれて鉄橋前で止まれない。

あわや谷底へダイビングかと思われたが、減速した列車を見たオットーがアーネストに、「減速したから止まるんじゃないか?」(交渉判定成功)とそそのかして鉄橋爆破の合図を阻止し、列車は鉄橋にさしかかったところで停車。


ラストはジョナサンがアーネストと決闘TRSで早撃ち勝負し、アーネストの腕を打ち抜いたところで騎兵隊が到着して円満解決。


細かいところのつながりなどが説明されなかったんだけど、西部劇の王道的な展開でなかなか面白かったんじゃないかな。
ガンドッグにしてはそれほど緻密なことを考えなくても進められるのはいいね < 『スタンピード!』

「ガンプレイ」のスキルで早撃ちするのもそれっぽい。クラスアーツもルールと西部劇ぽさへの演出をうまく兼ねているし*1、単なるサプリというより独立したシステムとして世界観を持ってると思われる。

*1:「ワンシルバーダラー」とか