D&D3.5e冒険シナリオシリーズ第4巻『環状列石の謎』第1回

下馬評ではなんかヒドイシナリオって話しだが、ともかく第4巻に突入(わーぱちぱちぱち)
とある辺境の村からの連絡が途絶えて3ヶ月、エルフとのいさかいが勃発しているという噂があり、調査と事態の解決を命じられたPCたち一行が辺境の村オシントンを目指す。ヒューワーズ・ハンディ・ハヴァサック*1いっぱいの食料を詰めて。

“遅れてきた重機(軍馬)の乗り手”ナスティ:パラディン/スワッシュバックラー(ハーフエルフ):PL/id:Tirthika

“きょうは**さいのたんじょうび”クリストファー:ウィザード/インカンタトリックス(人間):PL/id:GARGILL

“便利呪文帳”ポー:ウィザード(ハーフリング):PL/michi氏

“震えるぞハート!(ガクブル)”ジナイーダ:フェイバード・ソウル(ハーフエルフ):PL/yuka氏

“忘れ物はなんですか?見つけにくい(見落とし安い)ものですか?”マクツー:クレリックドワーフ):PL/わし

ブリンディンフォードの危機を救った一行の腕を見込んで(または厄介払いで)、男爵はオシントンの村の探索を依頼する。

以降、ネタバレのため隠ぺい工作

男爵の依頼を断る是非もなし、ということで音沙汰がなくなったオシントンに向け食料を買い込んだ一行が街道を行くと、村まで一日というところで森の動物たちが姿を消してしまっていることに気づく。さらに進むと幽霊騎士に襲われる農夫とその連れの馬車に遭遇する。


幽霊騎士はモラディンの最大限の威光*2をものともせず、なすすべもないPCたちの前で惨殺される農夫。
幽霊騎士は武器落としだの呪文攻撃で応戦しようとするPCを尻目に立ち去ってしまう。


老人と女性を含む一家と農夫たちはいずれも馬車の周りで殺されており、馬車の向きから考えて、どうやら目指すオシントンの村のほうからやってきたと思われる。

PCは遺体を馬車に積んで村を目指す(どなどなど〜な〜)


途中、農場があったので宿を借りがてらで情報収集。
ほとんど語ろうとしないへんくつな老人と、PCの助力を欲する美しい娘から薄いオートミールをご馳走になって状況を聞きだすと、どうやら幽霊騎士とワイルドエルフの一族「ガルガック」がこの地域一帯を出歩く人間を惨殺して回っているらしい。


原因は不明だが、森に踏み入るきこりや狩人はもとより、耕作や牧畜の作業にあたる農夫たちまでが目をつけられるため、畑を耕すことすらできずに家に閉じこもっているらしい。
この地を離れようとする村人たちも、さっき出会った馬車の農夫のように殺されてしまうというのだ。


備蓄の食料はとっくに底をつき、家畜も食べつくし、種もみにまで手をつけておりかなり深刻な状況がうかがえる。


翌朝、農場を後にして村を目指すとさらに途中に遺跡のような建物があり、どうも教会のような使われ方をしている。
ここにいる電波女ドルイド「ヘンウェン」が九柱の中立神に祈りをささげているのを発見するが、近辺の情報などをさらっと得ただけでこの教会を後にする。


いよいよ到着したオシントンは、ストーンヘンジのような石の遺跡にある集落で、PCたちを「ギブミーチョコレート!」*3で出迎えるが、ハーフエルフのジナイーダを見ると「ひぇぇ!エルフがおるだよー!」とか言って遠巻きにされてしまう(農場の老人の最初の反応も警戒だった)。


ワイルドエルフの情報は得ているので特に驚かずに長老宅を訪ねると、リュートを鳴らしながら村人の後ろから優男が登場。


「マスター!スピリチュアル・ウェポン*4投げていいですか?(・、・)ノ」


クックーと名乗るこの元冒険者のバードは、率先してPCたちを長老のところに案内する。
調査団ということを名乗り、長老に事情を説明してもらう。

  • 村は古代のドルイドが築いたとされる石の遺跡「環状列石」にあり、村の中央に石塔、村を取り巻くように二重の石列が配置されている。列石は約30fの間隔で置かれた巨大な天然石(?)で構成される。
  • 数ヶ月前に生きた騎士がこの地の史跡の場所をたずねてきた
  • 史跡とは、この村の『環状列石』、西の『赤馬(の丘)』、北の『古代の塚(巨大塚)』、東の『静寂の番人(石舞台?)』、ヘンウェンが居た南の『教会堂』の五つ。
  • 騎士は北に向かったが戻ってくることはなかった。
  • その後、幽霊騎士が出没し、この地を離れる村人たちを殺す。
  • また、以前は森で過ごし、ほとんど交流のなかったガルガックは畑に出た村人まで襲い始めた。
  • ガルガックは、ほかのエルフや人間たちを嫌っている排他的な部族。
  • ヘンウェンは村の住人で、夜になると教会堂から村に帰る。

また、クックーについても本人を含めて補足説明がある。

  • 魔法使い(?)のダイソン、女戦士の(?)トゥリーという仲間と冒険していたが、ダイソンの師匠がこの地で亡くなり、その研究の後をつぐためにここにやってきた。
  • クックーは村に家を借りているが、ダイソンとトゥリーは、ダイソンの師匠の住まいであった村の中央の石塔に住んでいる。

長老は、この状況を改善できるなら協力は惜しまないということでPCにも家を与えてくれる。
家の場所に自ら案内してくれるのだが、家を出たところで弓矢による狙撃を受ける。


サモン・モンスター*5によると思われるフィーンディッシュホークとダイアアウルの強襲もあるが、これらは難なく撃退。しかし、召還者は幻術等を使って逃走し、下手人は捕らえられない。


仕方ないので長老の亡骸を長老宅に運び、ひとまず借り家に。
ヘンウェンが戻ったら知らせてもらい、ヘンウェンに話し聞き、その後ダイソンのところに行って、ダイソンとトゥリーにも話を聞いて情報の穴を埋めていく。

  • 大昔、ドルイドの勢力がこの一帯を支配していた。
  • そのころ、大きな戦争があり、そのときの英雄「セスナー将軍」が北の『巨大塚』に埋葬された。
  • 『巨大塚』の入り口にはスケルトンが居たが調査時にこれを破壊した。ただ、その先は“手に負えない”ので調査は断念している(ダイソン)
  • その後、強力なレッドドラゴン「アシャーダロン」がこの地を襲い、この竜によりドルイドは壊滅した。
  • 『赤馬の丘』には「赤い馬」が描かれているが、これはアシャーダロンの姿ではないかと考えている(ダイソン)
  • 『静寂の番人』は「環状列石」とは異なる素材だが、おそらく古代のドルイドによるものと思しき様式で構築された遺跡。昔は5本の石柱が巨大な石版を支えていたようだが、今は石版が地面に落ち、石柱が支えるものもなく立っている。
  • 「環状列石」には呪いがかかっていると言われ、構成する石を傷つけたり動かすと呪われるという言い伝えがある。一方、『静寂の番人』は村の集会などで利用されるなど、呪いのようないわれはない。
  • 『教会堂』に祭られた九柱の神々の紋章は、ヘンウェンがくる以前からあったもの。ただ、もともとは古代の信仰があったようで、神の名前かどうかも定かではない「ベイオリー」という言葉だけは伝わっている。
  • 幽霊騎士は、『巨大塚』に葬られたセスナー将軍ではないだろうか(ダイソン)
  • ダイソンの師匠は寿命で没しており、死因、研究内容も今回の事件とは関係がなさそう。

ダイソン、ヘンウェンも協力的なのですっかり心を許した感があるが、どうも確信できる情報は今ひとつ出てこないため、事件の真相はさっぱり見当もつかない。

仕方ないので、生きた騎士が向かったという『巨大塚』を手始めに探索してみることにする。


ちょうど追いついてきた*6ナスティが加わったのでさっそく翌朝出発し、『巨大塚』に向かうと、途中でワイルドエルフのものと思しき(?)罠と遭遇。
先導する騎乗したナスティがこれを<視認>して発見し、難なく突破。


『巨大塚』はほんとに巨大な石造の構造物。入り口はわかりやすいところにあるので、騎乗のナスティを押し立てて突入。
円状のダンジョンで、しかも高低差があるという非常にマッピングしづらいダンジョン。


わしとポーの中の人のmichi氏がマッパーするが、わしは紙面が「世界の果て」にきたためマッピング脱落。

途中、壁や天井が崩れる罠と徘徊するワイトに出会う。
ワイトは攻撃力も耐久力もそれほどではないものの、生命力吸収*7を持っているのでやっかい。


ナスティが2回、ジナイーダが1回喰らい、マクツーのスクロールと4lvスロットでレストレーション*83回分なので、これで危険・・・・かと思ったら、レストレーションの構成要素*9を買い忘れ。


「あ。自前でレストレーションでねーわwwwww」
「ちょwwwww」


一度休憩をとるが、朝方に大型のアースエレメンタルに襲撃を受ける。
地の領域を取っているマクツーがこれを威伏し、恐慌状態でガクブルしているところを全員でタコ殴りにして撃退。

とりあえず、それで進んでダンジョンの中央にたどり着くと、石棺のある玄室。
石棺あけたろかー、どうしよかー、と言っているとなんか本シナリオオリジナルのワイトが後ろの壁から出てきて、エラソーな口調で「ここで何をやってるん?」とか聞いてくる。

ポーが<知識:王族貴族>の判定に成功し、どうやら「セスナー将軍」その人ぽいことが判明。


おれら「えーっと、かくかくしかじかで幽霊騎士がセスナー将軍って話があるんで調べにきたんですけど・・・」
ワイト「わしはそんなことしてないぞっ!」
おれら「ですよね〜」


とりあえず、一騎打ちで勝ったら言い分を信じる、とかアンデッドのくせに体育会系なことをのたまうので、ナスティが前に出て一騎打ち。


1R目でしょぼい目を出してこりゃだめかと思うが、次になんとかダメージをたたき出し、この一撃でワイト将軍(セスナー将軍)が納得。とりあえず話を聞かせてもらうが、今回の事件の手がかりはなし。
「じゃ、わしはもう寝る時間なんで」とセスナー将軍はまた壁の隠し部屋に帰っていくのであった。。。。


ひとまずダンジョンを攻略したが、どうやら『巨大塚』は空振りだったようで、今日のセッションはここまで。


ちなみに、生命力吸収はジナイーダがST判定に失敗して1レベルダウン。


レストレーションはあまりにも基本的過ぎて、呪文チェック時に真っ先にピックアップしておきながら構成要素をすっかり忘れてた。。。。。


べ、べ、別にハーフエルフだからって出し惜しみしたわけじゃないからねっっ!

*1:魔法の品。四次元背負い袋。見かけよりたくさん荷物が入る。まとまったお金ができた冒険者が真っ先に買うアイテムのひとつ

*2:退散判定の出目が「20」だった

*3:食料難のため、「食料を分けてくだされー」といわれる

*4:信仰呪文。[力場]で出来た武器を飛ばしてぶん殴る

*5:秘術呪文。モンスターをどっか次元から呼び出して使役する

*6:中の人が仕事があったため後から参加

*7:攻撃命中すると負のレベルをただでくれる。24時間後のST判定に失敗すると負のレベルが定着してレベルダウン

*8:信仰呪文。負のレベルによるペナルティを回復する

*9:呪文を使うときに必要となるもの。いらない呪文もある。レストレーションはダイヤの粉末が必要