D&D4.0e Terkさんおたんじょうび記念・接待企画『魔龍の胎動』

D&D3.5eキャンペーン『九層地獄でパラディンと握手!』のメンツの都合がつかなかったので集まれるメンバーで行った単発企画。DMは羽生響氏。

指揮役:サンタナ・モス/ウォーロード(ドラゴンボーン)/PL:Terk氏
制御役:ドレッド/ウォーロック(ヒューマン)/PL:id:Tirthika
撃破役:江羅度・リン/ウィザード(エラドリン)/PL:id:ruwind
防御役:ミカエル/パラディン(人間)/PL:michi氏
ドワーフ役:ヌイ・グーテ/ソードメイジ(ドワーフ)/PL:わし

本作は『D&D第4版がよくわかる本』の1レベル対応の付属シナリオ。
1レベル対応とは思えない濃さでしたよ。

舞台はレルム。インピルターの沿岸都市ニュー・サーシェルで起きている連続少女誘拐事件の解決を依頼されたPCが謎に挑む。依頼主は都市の警備隊長。
前に依頼した冒険者は探索を投げ出して行方をくらませてしまったが、海沿いの洞窟が誘拐犯のアジトらしいことや、オークが実行犯に加わっていることなどの情報を残している。

また、2日前の最新の誘拐事件の際に、警備隊が紫のフードの剣士と対峙していることも聞かされた。

町での情報収集を行い、どうやらオークを使役している紫のフードの剣士が洞窟に潜んでいるらしいことを突き止めるが。。。


近日プレイする人たちがいるようなので公開はちょいと差し止め。

こそーりうp

でも、公開シナリオなのでここから隠す。
======

どうやら洞窟は古代の魔術師と関連しているらしい。
竜を封印したとかなんとか。

ダンジョンは上から見た竜を模した形。竜のひらき。

丘の中腹にぽっかりと開いた入り口に近づくと竜の牙のように4本の柱が立っているのが見える。

<知覚>判定に成功すると、そこにクリーチャーが隠れているのを発見。

  • 遭遇1.入り口(あぎと)

オークしたっぱ*3(ミニオン。以下M)
オーク襲撃兵*2

柱を遮蔽にした襲撃兵だがここはそれほど難なく排除。

 小休憩

中に入ると大広間の中央に砂の山があり、そこに大きなねじのような構造物が突き立っている。入り口側の手前には石造りの台座があり、ダンジョン攻略のヒントと思しき一文が書かれており、攻略アイテムを持って行けとあるものの、アイテムがあった箇所にはくぼみが残るばかり。どうやら誰かが持ち去ったあとの様子。

台座の前を横切るようにして何度か行き来した複数の足跡があり、それぞれ左右の扉に続いている。ひとまず、入って右側(上から見た竜の左手に相当?)のドアを探索して乗り込む。

  • 遭遇2.左手の部屋

オークしたっぱ*6(M)
オーク襲撃兵*2
オークグルームシュの目*1

部屋にはオークの一団が待ち構えており、イニチアティブを取られたPCは、かたまっているところに先制でケイオス・ハンマーを食らってほぼ全員が重傷に陥ってしまう。
そのうえ、呪文をかわしたドレッドと、種族特性で伏せ状態を回避したヌイ以外は転倒して伏せ状態に。

伏せ状態のままフェイ・ステップで部屋に飛び込んだウィザードの江羅度・リンが範囲火力でしたっぱーズを焼き払うが、襲撃兵としたっぱーズのパワー「死ぬときに隣接した敵を殴るよ」であっという間に瀕死状態に。

ドレッド、ミカエルが前線に躍り出て、サンタナも加わるが、グルームシュの目のACを下げる呪いが何気に辛い。

襲撃兵の粘りもあってかなりな苦戦を強いられるが、満身創痍でなんとかこれらを排除する。

 さすがに大休憩を取りたいが、ダンジョン未踏破部分多すぎるので一度町に戻る。
空手で戻ってきたPCへの町の人の冷たい視線に耐えつつ、買い物などをして再びダンジョンへ。

  • 遭遇3.右の部屋

オークしたっぱ*4(M)
オーク狂戦士*2

足跡が続いていたもう一方の部屋。
部屋を繋ぐ1マスの通路で膠着状態になったので少し引いておびき寄せて撃破。
狂戦士は単体でみると手ごわさがあるものの、2体とミニオンなら比較的料理しやすい素材。

 とはいえ、小休憩

  • 遭遇4.右下の部屋

ジバリングマウザーの群れ*2

なんとなくだがダンジョンを時計回りに攻略していく方向で探索。
開口部に近づくとつぶやき声が聞こえる。事前に、フードの剣士がジバリングマウザーを飼っているという情報を得ていたので正体に見当をつけて突入。

そしたら地面から沸いて出てびっくり。

2体のジバリングマウザーの群れは、要するにスウォームで範囲火力に脆弱性があるものの、単体を目標とする攻撃に耐性がありダメージ半減。
移動も敵を通り抜けるとか、伏せ状態の敵に追加攻撃、ターン開始時に隣接する敵に攻撃、起き上がり時に機会攻撃とか、なんでおまえだけ第3版のルールもってきてんねん、なクリーチャー。

手数の多さに辟易しつつもなんとか排除。


 小休憩

  • 遭遇5.尻尾の横の小部屋

自動ボウガンの罠

ドアの正面の砂山にボルト(ボウガンの矢)が数本落ちているのを発見する。
ドアの脇には足跡があり、どうもドアのほうからボルトが飛んで来たと思われる。
ドアを開けたら飛んでくるのかと警戒してドアに近づくと、ドアの上部から機械式のボウガンが接近者を攻撃。

「罠」と戦闘開始になりつつ、ドア脇の足跡ある壁で操作盤らしきハッチを発見。ハッチを開けて中のボタンを押すと罠が停止する。

部屋の中にはさらわれた少女たちが閉じ込められており、おびえているものの怪我などはない模様。

早速救出して町に連れて帰る。
しかし、元を断ったわけではないのでそのまま休憩せずにダンジョンにとんぼ返りして探索続行。

少女達の証言から、少女達は何らかの儀式のいけにえにするためにさらわれたことと、紫フードの剣士がドラウの女性であることが判明する。
また、少女達が閉じ込められていた部屋のどこかに隠し扉がありそうな話も聞ける。

小休憩をとったあと隠し扉を捜索して発見。古代の魔術師のものと思われる隠し部屋を捜索する。
竜封印のマニュアルなどを発見する。

  • 遭遇6.左手中央の部屋

ジバリングマウザーの群れ*4

竜の尻尾にあたる通路の先は竜封印のための操作装置があると思われるのでひとまずスルー。左足にあたるドアを調べると小部屋の奥にまたドア。

ひとまずスルーしてその先の最後の通路を覗き、またもやつぶやき声を聞く。
背後からの攻撃はあまり考えられないが、念のため先に潰しておくことにして突入。

今度はジバリングマウザーの群れが4体。2手に分かれるようにして撃破に挑むが混戦になり被ダメ大量で厳しい事態に。

それでもどうにかこれを排除。

  • 遭遇7.ボス部屋前

落とし穴の罠

どうやら誘拐犯の部屋だろうとあたりをつけて乗り込むが、足元がどうもおかしい。
ためしに踏み込んだヌイが、床が開いてできた落とし穴に落下。
なんとか落とし穴の場所を避けてやり過ごすが、この騒ぎで不意打ちはあきらめざるを得まい。

ドアには、「キリカーの部屋」と表札が出ている。
先のオークたちの断末魔などからオークの頭領の紫フードのドラウ剣士が「キリカー」だと推測できていたので褌を締めなおしてゴー。

  • 遭遇8.キリカーの部屋

ポンコツケルトン*5(M)
キリカー(ドラウのソードメイジ)*1

突入すると趣味の悪い紫色の部屋に紫色のスケルトンとドラウが待っている。
っつか、紫色の敷物って悪趣味すぎる、、、、、

ケルトンを排除するが、キリカーはさすがにACも高くて難敵。
しかもミカエルが落とし穴に突き落とされ、重い鎧のせいで登ってくるのに四苦八苦。

ドアを挟んでの熱い攻防など、マイナーアクションが鍵を握る微妙なやり取りがありつつもキリカーのHPを徐々に削る。
しかし、キリカーは落とし穴の向こうに移動して逃走を開始。
江羅度・リンのひっくり返っていたりで追走に時間がかかるかと思いきやキリカーは逃げていった通路から推し戻されるようにして落とし穴に落ちて絶命。同時にダンジョンに響き渡る咆哮でPCは朦朧状態に。

半ムービーシーンで、どうやらドラゴンの復活か???

小休憩

キリカーの死体を漁り、台座から持ち去られていた封印アイテムと怪しげな宝石をゲット。

  • 遭遇9.竜復活

竜頭ぞぬ*1(ソロ)
技能チャレンジ

砂山の入り口に近い一角からドラゴンの骨の頭が!!!
頭だけで大型サイズ!でかい!!


と思いきや


「ビジュアルは、ドラゴンの頭蓋骨に脚が生えてます」


シェンガオレン*1



「生えた脚でちょこちょこ歩いてきます」

     / ̄ ̄ ̄ ̄\   
   /     ●  ●、   
   |Y  Y        \   
   | |   |        ▼ |   
   | \/      _人.|   
   |       ___ノ   
   \    ./   
    | | |   
    (__)_) 

※画像はイメージです。

。。。。。ぞぬ



ダンジョンの尻尾部分の機械操作は技能チャレンジ。
並行して、入り口側に竜ぞぬを誘導し、入り口にあった柱の付近で足止めせねばならんらしい。

機械を動作させると入り口の柱がドラゴンをやっつける何かを発するとかなんとか。

技能チャレンジの主要技能が高いサンタナとヌイが操作に走り、技能値が低い江羅度・リンとミカエルが入り口にぞぬを誘導。

ドレッドは操作盤のお守りに向かうが早々に判定失敗を出したため諦めてぞぬ誘導に走ろうとする。


その間にサンタナとヌイが成功数を稼ぐものの、最も高い技能値を持っていたヌイが判定失敗。
しかも、その失敗のために技能チャレンジへの参加資格を失ってしまう!そして、もう1回も失敗が許されないという状況に。

さらにサンタナの主要技能ではそれ以上の成功回数を増やすことができないことがわかり、ドレッドが急遽取って返して技能チャレンジを続行することになる。

ただ、この時点でリアルタイムの時刻は夕方になっており、ドレッドの中の人の鯛氏は13:00を過ぎるとダイス目がダメになる呪われた体質なのだ!!!

かくして技能判定は奇跡的に2回続けて成功し、誘導のタイミングもよく竜ぞぬは柱のいかずちに撃たれて大ダメージを被る。

このしかけそのものでは倒しきれなかったが、囲んでぼこって残りのHPを削り、竜ぞぬの再封印に成功してミッションコンプリート。


ソードメイジのマークによるダメージ減少は結構強力。
ドワーフの種族特性の伏せ状態になりにくい、動かしにくいのもいい局面で活きたりと、今回、良い立ち位置だった気がします。


1日毎パワーの「ワーリング・ブレード」はがっかりの声が高かったが、ビジュアルはかこいいのでよしとする!