自宅

徹夜の翌日でスロースタート。
掃除して洗濯して火鉢に炭を熾して読書など。


職場で夜中に居ると、拍子木の音が聞こえてきます。
火の番で見回っているようですが、住宅街なのではばかってか「火のォ用心〜」という掛け声はなく、拍子木も遠慮がちにチャキチャキと擦る程度。


各家庭で火鉢に炭を入れていたような時代は、「もう1つ炭を足そうと思ったが・・・やめとこう」とか「火消しツボのフタをちゃんと閉めたかな?確認しよう」とか思ったかもしれませんが、スイッチひとつで暖かくも涼しくもなる今日では、あの程度では「火の用心」などいくらも喚起しないのかもしれません。むしろ騒音になるだけか・・・


などと思いながらデータの書き出しを待ちつつうとうとしていると、夜中に電話が鳴って「今日は警備システムがオンになっていませんが大丈夫ですか?」という警備会社からのお知らせ。

なるほど、現代は、警備システムと警備会社が自動的に「用心」してくれるようです。


 火の用心 さっしゃりやしょう


少し開けた窓からそんな声が聞こえてこないか。
今日はそんなことを思いながら火鉢をつついて少し久しぶりにゆっくり過ごせました。