ブルーローズ・ネクサス『インディ・ジョーンズっぽい何かをやろうぜ?』GM/ゆか(サブGM/ドワ)

ガンドッグ+ブルーローズなシステム『ブルーローズ・ネクサス』が出たので、ゆかが企画。

参加者が順調に集まったのと、プロジェクターをD&D以外のセッションにも試したかったことなどもあり、わしはサブマスターということで参加。

シナリオはゆかの「遺跡+冒険=インディ・ジョーンズ」という安直なシンプルな発想から下記のようなリードで始まるものを書き下ろし。

PCはローズ財団の中でも、ブルーローズに所属するエージェントです。
ブルーローズの責任者であるジェシカ・ローズからの今回の指令は、「『ロンギヌスの槍』の受け取り」。
ジェシカが言うには、
依頼人は、考古学者である祖父から受け継いだというオーパーツをブルーローズに任せるということで、受け渡しの場所をロンドンと指定してきました。
残念ながら、依頼人はブルーローズをまだ信用しきってはいないふしがあるので、極力依頼人の意に沿うように行動してください」。
依頼人の身元はローズ財団で調べても確かなもので、敵対組織のエージェントという線は全くないとのことです。
受け渡しの詳細な指示は、ロンドンにて追って連絡が来る予定。
まずはロンドンで待機ということになります。


わしの「インディ・ジョーンズの敵役=ナチスっぽい何か」ということを踏襲しつつ、シナリオのプロットは以下を策定し、シナリオの流れもおおむねそのように進行。


プロット1):ロンドン(イギリス)
死んだ祖父が研究していたオーパーツロンギヌスの槍)の管理をブルーローズに委任したいNPC。ただし、ブルーローズを信用しきっているわけではない。
引渡しの現場で、「ロンギヌスの槍」を狙っていた組織(シュープリーム)のエージェントに襲われる。

イベント:
「槍争奪」TRS
対ザコ戦闘/対中ボス戦闘

情報:
・20数年前にロンギヌスの槍と石版がセットで発掘された。
・石版には「聖杯」に関する記述。「聖杯が主、槍が従」と読める箇所散見。
・槍はNPCの祖父が持ち、石版は、祖父の恋人で共同研究者だった女性が引き取った。
・敵対組織は「シュープリーム」のエージェントチーム

プロット2):南米(ガイウス共和国)
石版から聖杯を追うPC。NPCも同行する。NPCの祖父と10年ほど前に交わした最後の連絡場所から昔の恋人である共同研究者が南米に居ることを調べ、石版の情報を聞きにガイウス共和国のジョージタウンへ。現地のイギリス大使館で共同研究者が奥地に住むことを聞き込み共同研究者を訪ねる。

イベント:
「河を遡って密林に踏み込め」TRS

情報:
・聖杯の在り処
ロンギヌスの槍が強大な兵器であることの裏づけ

プロット3):ノースダコタアメリカ)/イメージのみ
ロンギヌスの槍が使われ、北米の山が1つ消し飛ぶ。

イベント:
なし

情報:
ロンギヌスの槍の試験が行われた様子
・制御に失敗したか?


プロット4):フィウミチーノ(イタリア)
聖杯はローマ市外、フィウミチーノ近くの遺跡に安置されている。
NPCと共にイタリアに飛んだPCは、フィウチミーノ空港で、槍の引渡し現場で襲撃してきた一味が石版の研究者を連れて行くのを目撃。カーチェイスの末に彼女を奪還する。

イベント:
「カーチェイス」TRS
対中ボス+ザコ戦闘*1

情報:
・研究者は拉致された。

プロット5):聖杯の遺跡(イタリア)
聖杯の遺跡の入り口は、将来調査するつもりで石版研究者が土地を購入し、その土地に知人を住まわせていた。知人が経営する雑貨屋の地下からダンジョンハック。

イベント:
大岩ころがし(インディ・ジョーンズといえば。。。。のアレ)
対中ボス+大ボス戦闘

情報:
・聖杯とロンギヌスの槍の関係



敵対組織のエージェントチームは、

ナチス」といえば
→ 分岐1)「科学力は世界一ィィィ!」 → 「科学」と言えば → 科学忍者隊 → 「科学忍者隊」と言えば→ 「G」のマークと「〜マン」
→ 分岐2)ドイツ → 「ドイツ」といえば → ゲルマン

分岐1)と分岐2)の合流により チーム・ゲルマン に決定。
さらに、「世界一ィィィ!」といえばサイボーグなので、敵組織は「シュープリーム」。
という、100人が100人とも行き着く、実に合理的かつ帰納的な理由により、「ゲルマン」となった。


「あるときは5人、あるときは1人。実体を見せずに忍び寄り“グーテンモルゲン”!その名は“ゲルマン”!」


肩に搭載して神経接続により制御するサイバーパーツ「フォーゲル・デス・フィーグル(バードスタイル)」は一種の反重力装置で、反重力粒子膜*2を噴射形成してマントのように纏い、高高度からの滑空や驚異的な跳躍(飛翔)能力を実現する。


まぁ、後付設定でバウムクーヘン*3が欠かせない装備アイテムになった*4のだがそれもひっくるめてこの装備は移動ルールなどを結構無視するいい加減アイテムなので、実は火力とアーツはかなり手加減して作成しました(通常は射撃するかアーツを使って間合いを詰めるような距離を一足に飛んできたりする)。


ところが「夢と希望」が思った以上に凶悪なので、もう少し大人気ない作り方をしても良かったか。特に、サイバーパーツはせっかくアーツを使って取るので、「ワイアードシステム」で行動回数を増やして「1人手数増やし」しても良かったような気がします。

ラストバトルで意味なく「<退場>アーツ」を使って生き延びたので、次の機会があれば、更なる改造と強化を重ねてくることでしょうw


プロジェクター環境では、Maptoolを使って戦闘グリッドを表示、特に長距離や地形が気になる「ガンドッグ」ルール下では結構よい使い方が出来たのでは?
コマもデータ上で表示したので、コマを置く場合のグリッドサイズの変化を気にしないため拡大縮小も思いのままで、たとえば、60m(30マス)以上の長さの橋の向こう側の地形、なども一望することができます。


また、世界各国を回る「インディ・ジョーンズ」の特徴から、例の矢印と飛行機の地図も考えたのですが、さすがにあのアニメーションを作る手が回らず、代わりに「Google Erath」を利用しました。
あらかじめ、「目印」で訪問地の座標と表示角度を設定しておき、クリックひとつでまるで飛んでいるように視点をぐーーーーっと移動させることができます。
建物と地形を3D表示できるので、たとえば「ロンドン」であれば、ビッグベンをテムズ河の向かい側(上空?)から眺める景色を盤面に表示したりしました。

目印のアイコンを自作して「青いバラ」にしようとも思ったのですが、体調がいまいちだったせいもありそこまで間に合わなかったため、目印アイコンは非表示で仕様(デフォルトはピンの形)。

ほかにはドローソフトを使って画像として取り込んだ空のTRSシートを一番下のレイヤに置いてロックし、各レイヤごとにそのTRSで使う、スキル、修正、レンジの内容などを入力しておいて、レイヤの表示を切り替えて表示する、などという使い方もしてみました。

TRSシートをテーブルの盤上いっぱいに表示できるので、どのプレイヤにも見やすいという利点がありました。

GM(今回はサブGM)しか盤面を操作できないため、コマの移動や表示範囲の変更を「音声入力(オペレータに口頭で指示)」するしかないのが欠点と言えば欠点です。PL側で1台ノパソがあればMaptoolだけでも共有できますが、、、、まぁ、さすがにそこまではw

*1:わしの体調と時間の関係で省略

*2:なんだそれは!w

*3:ドイツ、ドイツ語と言えば。

*4:ネタゴン氏のいつもの病気による産物。つまり「ネタ」。バウムクーヘン博士なる人物も?