青葉台

Dowa2010-04-26

気温は少しずつ上昇しているようです。やっと。
でも明日からはまた天気が崩れるとか。

GWの予定はモンハンデーとセッションで確定しそうな雰囲気。
あとは部屋の掃除とかに充てよう。寝室の荷物を整理したいのです。あと、夏に向けて半襟の付け替えとかもしないと。



「対象限定を」「すべてで」ライター規制で火花
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100424-OYT1T00525.htm

 ライターの火遊びが原因とみられる火災が相次ぐ中、経済産業省が、ライターを消費生活用製品安全法の「特定製品」に指定する方向で検討を進めている。

 5月中にも、子どもが簡単に着火できない仕組み「チャイルドレジスタンス」(CR)の導入基準などを取りまとめる考えだ。ただ、コスト面などの課題もあり、業界にはなお異論がくすぶっている。

 同省では、消費経済審議会の作業部会でCRの構造基準と検査方法を決めてもらった上で、ライターを「特定製品」に指定し、基準を満たしていない商品は販売できない仕組みにする方針。導入するCRには〈1〉着火ボタンを子どもの力では押せない程度に固くする〈2〉ストッパーを外してから着火ボタンを押すなど2段階操作を必要とする――の2方式が候補に挙がっている。


昨年買った温度センサー付きガステーブルが調理中に勝手に火加減(というか火減)しやがり、酷いときには火を消しやがります。

このことはたびたび書いてきていますが、バカに合わせて作った道具を無用と呼ぶのです。

この仕様も事故防止のための対策として法で規制されたもののようですが、先日、調理の最中にまったく火が着かなくなり辟易。
結局、温度センサーのための電池切れが原因のようで電池交換で火が着くようになりました。


元来、道具というのはきちんと使わなければケガをしたり物を損ねたりする危険のあるものです。
だからこそ扱い注意を払い、技術に熟練もするし、またそれで生み出されるものも洗練されるのです。


その上で、より便利に安全に使えるように、おのずと機能が整えられていき、「機能美」という美しさを備えたものに昇華されていきます。


それを道具の側で人様の技術やひいてはその作業そのものへ安全意識などへの熟練を妨げた先には何があるのでしょう。

両親によく言われたのが「火の元には気をつけろ」でした。どうかすると今でも言われますが。

このことは、繰り返しいつも釘を刺されたので、ガスの火をつけっぱなしにしていないか、今のガステーブルになってからもよく気になり、出かける際には必ずチェックする項目の1つになっています。

これが、「揚げ物の最中に火の前から長時間はなれる危険」に慣らされると、人の安全に対する意識はどこに行くのでしょうか。


100円ライターが規制されるのは、個人的には路上喫煙の抑制に一役買うのではないかという期待があるものの、温度センサー付きガステーブル同様に道具の価値を下げるあほらしい策のように思います。


たとえば強度を上げて最後まできちんと使えるか、使い捨てではないものにして価格を上げるとかすれば良いのに。
わしも冬場の白金カイロやお灸の着火などに、100円ライターではないもののバーナー部分が少し長くなった200円かそこらの使い捨てライターを使っています。
が、ガスの残りが少なくなってくるととたんに火の着きが悪くなるので、もう少し高くても、最後までしっかり使えるもののほうがありがたいくらいです。


ひとたび火災を起こしてしまうと財産だけでなく生命をも失うことになります。さらに他人を巻き込む可能性も高く、安全対策を個人にまかせっきりにすることはできないでしょう。

今の自分に合ってないからといってその安全基準が間違っているとは言えませんし、人口密集地に住んでいる以上、さまざまな規制を甘受しなければならないことも確かです。


しかし、道具の本来の機能を制限するような規制を強要して得た安全の価値っていかほどのものなのでしょうか。

目と鼻と耳、手と足、これらの道具が使えるうちは、これらの道具をきちんと使う方向で安全かつ快適な生活を送りたいものです。