神泉

Dowa2011-03-25

晴れましたが夕方は雨になるとか。
袴で出社。余震を警戒してわらじも持参。雨の中はわらじで歩きたくないけど。

今日は朝までに首都圏で感じる大きな余震はなし。油断はできませんが油断してきました。まぁ、もーこねーだろー!(フラグ


原発、明暗分けた津波対策 女川は避難所に
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032422350077-n1.htm

 東日本大震災の被害では、同じ東北の太平洋沿岸に立地する東京電力の福島第1原発東北電力女川原発が明暗を分けた。福島第1原発が多くの住民を故郷から引き離した半面で、女川原発には壊滅的被害となった女川町民が避難所として身を寄せている。2つの原発の明暗が分かれたのは福島第1原発では想定された津波の高さが約5・6メートルだったのに対して女川原発は9・1メートルに設定した立地のわずかな違いだった。

原発叩き」と「放射能大丈夫」の報道が入り乱れているようですが、なんか立場によって「世間/マスコミは原発叩きばかり!」と「世間/マスコミは原発擁護ばかり!」という相対する二つの声が聞こえる不思議。

マスコミが煽って聴衆が自分の聞きたい(より不安になる?)ものだけを濾しとっているのかもしれません。
原発についてはすごく推進派というわけでもないけど原発なくせ原理主義でもありません。

福島原発より10年ほど新しい施設ですが、日本の原発としては古参。
地理的にも近いこの2つの原発が、かたや原発危険の代名詞的に扱われるのに対して、女川原発のほうは地震津波に持ちこたえて、避難所としても使われているというお話し。
ちなみに今回の地震で自動停止し、施設内での火災なども発生していますがそれも出火同日に鎮火とのこと。

だから原発が安全、とはいいません。
反対を声高に叫んでいる人は、「じゃあこの想定より高い津波が来たら?」「敷地内で放射線が検出されている!*1」とか言い出すでしょうから。

ただ、めぐり合わせの不思議というか、ちょっとした(?)ことが明暗を分けることもあるのであるなという気がしたニュースとしてピックアップ。

*1:設備は自動停止して安全を確認していたので、保安院は100km程度離れた福島原発のものとしている