中河原

Dowa2012-02-28

良い天気。シジュウカラのつがいがチーチーとさえずって居ました。
ムクドリヒヨドリメジロもつがいで飛び回る姿を見るようになった気がします。リア充爆発しろwww


先週の実習の内容がようやく咀嚼できるようになってきた感じ。終わるまではいっぱいっぱいいでしたが。
楽しかったという感想は変りませんが、いくつか気になることもあります。

1つは食事。
嚥下機能の低下でトロミ食、ミキサー食になっている方が多かったのですが、そういった方は食事は全介助でご自分で食事を口に運ぶことはできません。

かといって一人一人に職員がついていられるほど人員もなく、利用者の間を行ったり来たりしながら「はいどうぞー」(たったったと次の利用者さんのところへ)「はいどうぞー」と一口一口スプーンを口に入れて差し上げては次の方へ、入れては次の方へとせわしなく動き回っているのが現状です。


ある程度の時間で食べていただかないと、全体のスケジュールというものもあり、また、時間をかけると利用者さんの血糖値が上がって食べられなくなる → 食事量が足りなくなる。ということもあって「一口」はやや多めのように思います。
職員は嚥下を確認し、声かけして決してぞんざいに流し込んでいるわけではありませんが、やはり「食べさせている」という感じを受けるのは否めませんでした。


じゃあどうすればいいんだ?一人一人に職員が付いて、30〜40分かけて一口一口を口元に運ぶのか?ってことになります。

きっと職員だってそうしたいのはやまやまでしょう。少なくとも、わしが実習させてもらった施設では、いろんな場面で利用者のことを考えて、配慮して、可能なことは小さなことでもやってみようという姿勢は感じられました。
なので批判する気にはまったくなれないのですが、トロミをつけてどろっとした「味噌汁」をスプーンで「飲ませ」ている時にやっぱり違和感はありました。わし自身は「味噌汁はいりこ出汁、具は少ないか入っていないのがいい。そして暖かいうちにずずずーっと飲みたい」と思っていて、ちょっと大げさに言えば、味噌汁はわしにとって「日本人のソウルフードじゃね?」という想いがあります。

それゆえに「この人は、どんな味噌汁を飲んできたんだろう?具はどんなものが好みだったのだろう?最初に一口飲んだ?最後に一口残した?でも今は、このトロミがついて具もミキサーで粉々になった半ゼリー状の“味噌汁”を飲んでてどう思うんだろう?」という思いは禁じ得ませんでした。

わしは、食事の時間も決められて、入浴の時間も日にちも決められて、という生活になったとしてもまぁ集団生活ならそれはそれである程度までは仕方ないと受け入れるかもしれません。
でも、できれば味噌汁は、味噌汁だけはかくありたいというものを、できるだけ希望に沿って出してもらいたいと思えました。