中河原

Dowa2012-03-13

朝は寒かったのですが午後はどんどん暖かくなりました。
梅の花もいたるところで咲いてきました。

オナガドリの群れがざーっと流れていきます。
カラスも巣作りで木の枝やらワイヤーハンガーやらを咥えてあっちこっちへ飛び回っています。


やっぱり、家で死にたいんだ―都市の在宅医療12年

やっぱり、家で死にたいんだ―都市の在宅医療12年

読了。
集団検診を否定していたり、介護予防ケアに対しても否定的だったりで、いろいろと今学んでいることやこれまでやってきていたことが否定されている内容。
後半は「このまま国の介護・医療制度を進めると老人たちはこうやって殺されるんだぜ!」的なシナリオというかストーリーが読める。読み物としては面白かったけど、いささか演出過剰な雰囲気も。

集団検診については、ほかの対談なども探してみてなるほどな部分もあり。自分で資料を見たわけではないのでなんともだが、検診の精度には疑問があるとのこと。
ただ、集団検診で見つかるものがあるものも確かだしなぁ・・・とも思うのだが、そのあたりも含めての否定らしい。


介護予防ケアについてはなんとも。今学んでいるということもあるが、高齢者でもリハビリである程度の機能の回復が望めるのではないのか?とは思うのだが。

ガンの早期治療についても治療しない場合と死亡率は有意に変らないなど、ちょっと尖がった感はあり。

ただ、「死ねない医療、無理やり生かす医療」みたいな医療全体の傾向への投げかけはうなづけるものがあると思う。
患者(利用者)の希望と医療の方向性にズレがあるのも確か。というか、医療が提示する選択肢が懇意的過ぎるのかもしれない。

満足死という考え方についても、ターミナルケアの勉強としては参考になるが、レポートの参考図書としては使えないかな・・・・