向ヶ丘遊園

Dowa2012-04-02

寒さが戻りましたが晴天。
しかし、明日は台風並みの荒れ模様とのこと。


美術館に行きたいと思っていたのですが月曜日が休館日。
図書館と買い物に行くついでに区役所でちょっと用事を済ませてこようと思ったら、窓口は40人待ち。
そうか。実質、今日から年度が変るし月初だしでいろいろと申請とかありそうだわ。


というわけで、瑣末なわしの用事で月初を待ちかねた誰かを待たせるのも気の毒なので区役所をスルーして図書館へ。
図書館で一時間ほど立ち読み拾い読みをしましたが、結局借りる本はなく手ぶらで買い物。


食料品とデジカメの写真のプリントアウトをして帰宅。


午後は学校の後半戦に向けての準備を進めようと思ったのですが何かと捗らずにだらだらとしてしまいました。



読了。
先日読んだ『老いてなお我が家で暮らす―ホームヘルパー最新事情』の著者だが、これは別途実家から母が送ってくれた書籍。


内容は、これも先日読んだ『「寝たきり老人」のいる国いない国―真の豊かさへの挑戦』とかなりかぶる。
デンマークの取材を中心に、デンマークの老人福祉の現状のルポとなっていて、ページ数も少なくてこちらのほうが簡潔にまとまっている。刊行時期も同様に20年ほど前なので、取材先の状況はほぼ同じように思われる。


制度の詳細は『「寝たきり老人」の〜』が詳しいが、利用者である高齢者へのインタビューを軸に組み立てられており、より実感的ななまなましさを感じた。
わけても、こうした充実した制度を支えているのは、デンマークの高齢者の「自立心」によるところも大きいように書かれている。

自立し、そのうえで制度としてきちんと福祉を利用する。もちろん、サービスを提供する側もそれに即してサービスを提供していくということが社会で了解されていることが制度の有効性をより確かな物にしている。

くしくも高齢者の自立心は、昨日に取りあげた『老いの才覚』でも重要視されていることであり、高齢者自身がどう社会に関わるかが、やはり重要になってくるものと思われる。