会社外階段

Dowa2005-07-07


TRPGネタ。某所で「首ナイフ」の話題が出てるのですが、
古くからある議題ではあります。


NPCが人質をとって、首にナイフを突きつけたよ。
でも、ルール上はナイフの一撃では致死ダメージを出せないよ。
どう処理する?


ってやつです。
NPCがある程度力があって、人質が一般人か低レベルの冒険者程度なら死ぬでしょ。


だって、戦闘ルールって、基本的には双方が「戦闘」することが前提であって、
極論すれば、お互いに「致命傷」を与え合うことが究極の目的なわけで。


その「致命傷」はどうやって与えるかというと損なうと出血が激しかったり、
重要器官の機能が著しく低下・停止する箇所に、棒っきれなり刀なりを
叩き込むわけですから。


ダメージは、そこにどれくらいきちんとあたり、深く損傷を負わしたかだし、
仮に急所でなくても、体中をなますにされれば失血死だってありえるわけでえ、
ダメージの蓄積があるのだろうし。


その的となる急所(首筋)にナイフあててりゃ、そりゃ致命傷となるのは
常識です。
TRPGは、必ずしも常識で処理できないことがありますが、だからこそ
明らかに、感覚的に常識であることは再現するべきと思います。


しかし、反面、「ゲーム」という性質もあり、解決策のない一方的な
展開もまた好ましくありません。


ここからは、自分ならどうするか、ですが、1つは
「その状況までをルールで処理する」です。


ダイスで処理しないから納得できない、というゲーマーの心理もあるし、
「状況によって修正して判定」は大抵のゲームに織り込まれ、
指針も記載されているのが通常です。


要するに、組み付いて喉元にナイフを当てるまでをロールし、
成功した場合のみ、「首ナイフ」を成立させる、というものです。


あとは、「交渉」として処理する、ことです。
「交渉ロール」で成功すれば打開、失敗すれば・・・・


某所では一応、前者は提案したんですが、どうも「ルールどおり処理」か
「ルールを適用せずに即死させる」の2極化してしまってドロ沼の様相です。


論じるのが無意味とは思わないけど、万人向けとは言いがたい気が・・・・