会社外階段
TRPGネタ。某所で「首ナイフ」の話題が出てるのですが、
古くからある議題ではあります。
NPCが人質をとって、首にナイフを突きつけたよ。
でも、ルール上はナイフの一撃では致死ダメージを出せないよ。
どう処理する?
ってやつです。
NPCがある程度力があって、人質が一般人か低レベルの冒険者程度なら死ぬでしょ。
だって、戦闘ルールって、基本的には双方が「戦闘」することが前提であって、
極論すれば、お互いに「致命傷」を与え合うことが究極の目的なわけで。
その「致命傷」はどうやって与えるかというと損なうと出血が激しかったり、
重要器官の機能が著しく低下・停止する箇所に、棒っきれなり刀なりを
叩き込むわけですから。
ダメージは、そこにどれくらいきちんとあたり、深く損傷を負わしたかだし、
仮に急所でなくても、体中をなますにされれば失血死だってありえるわけでえ、
ダメージの蓄積があるのだろうし。
その的となる急所(首筋)にナイフあててりゃ、そりゃ致命傷となるのは
常識です。
TRPGは、必ずしも常識で処理できないことがありますが、だからこそ
明らかに、感覚的に常識であることは再現するべきと思います。
しかし、反面、「ゲーム」という性質もあり、解決策のない一方的な
展開もまた好ましくありません。
ここからは、自分ならどうするか、ですが、1つは
「その状況までをルールで処理する」です。
ダイスで処理しないから納得できない、というゲーマーの心理もあるし、
「状況によって修正して判定」は大抵のゲームに織り込まれ、
指針も記載されているのが通常です。
要するに、組み付いて喉元にナイフを当てるまでをロールし、
成功した場合のみ、「首ナイフ」を成立させる、というものです。
あとは、「交渉」として処理する、ことです。
「交渉ロール」で成功すれば打開、失敗すれば・・・・
某所では一応、前者は提案したんですが、どうも「ルールどおり処理」か
「ルールを適用せずに即死させる」の2極化してしまってドロ沼の様相です。
論じるのが無意味とは思わないけど、万人向けとは言いがたい気が・・・・