トゥルーコーリング

トゥルー・コーリング Vol.1 [DVD]

トゥルー・コーリング Vol.1 [DVD]

DVDではなく、テレビ放映していた「トゥルー・コーリング」をまとめて何話かを観る。

お、やべぇ。これおもしれェ。


死体置き場で働く主人公のトゥルーは死体が「助けて」と言う声を聞く能力を持っている。
彼女が聞くことができる死体の声はその助けを求める一言だけで、対話や詳細な話が聞けるわけじゃない(たまに知り合いの死体は「トゥルー」とか名前を呼ぶことがある)。


その声を聞いた瞬間に時間が一日逆行し、トゥルーだけがその日一日をやり直すことになる。死体の声を聞くまでのその日の記憶を持ったまま。


プロットは、死体が死ぬまで(?)のパートと、死体になりトゥルーと対面、
トゥルーに「助けて(死ぬのを阻止して)」と言うパート、そして時間が
遡り、事件を解決するパート(死体は死なずに助かり、エンディングとなる)に内包。


大抵は、死体の名前や身元、死んだ場所や死因などの手がかりを持ったまま
時間を遡るので、トゥルーはその記憶を頼りに死体を救うために動き回る。


この能力を知っているのは、死体置き場での同僚と弟(すげーバカ)などの
ごく一部の人間だけ。


死因はわかっているが、身元がわからない。
殺されたのはわかっているが、犯人がわからない。
死因も犯人もわかっているが、殺される理由がわからない、など、さまざまな
バリエーションを盛り込み、実にテンポよく展開する。


難を言えば、音楽がイマイチ・・・・・オープニング曲はともかく、
全体にハードロック調(?)の音楽が多く使われているが、もうちょっと選曲の
幅があってもいいんじゃないかと。
「死」がテーマなので、ハードロックなどに揃えているんだろうけど、
耳障りな選曲の場合がチラホラ。