下北沢

Dowa2006-04-17


下北沢飲みでした。
まぁまぁの店でしたが、楽しみました。
しかし、お約束の煙害。まぁ、もう仕方ないですよ。この喫煙天国じゃ。


それで思い出しましたが、毎日新聞のWebサイトのコラムだかで「タバコの排斥が急だ」という内容の記事がありましたが、まったくやれやれです(記事は今ちょっと見つからなかった)。


この手の記事では何かというと「肩身が狭くなった」という言葉を使いますが、食事や飲みの場で肩身が狭い思いをしてるのはどちらか。
視界が白く煙るほど吸いたい放題の現状で、「肩身が〜」なんて偽善的な言い回しを使うことが勘違いもはなはだしいです。


飲みの席で断って吸うことが多くなった、などと書いてましたが、断られたことはほとんどありません。まして、バーなどで隣に座った知らない人が喫煙の断りを入れてきたことなど皆無です。
稀有なケースをあたかも一般化したように誇張して都合よく記事をまとめるのは、公平なジャーナリズムとは言えないでしょうね。


まして、昔の名画に演出上の効果的な喫煙シーンがあったので、文化としての喫煙を考えたい、など吸いたいためのすり替えでしかありません。


記事では「第三の男」を取り上げていましたが、もちろん、効果的な喫煙シーンについてはほかにもたくさんありますよ。


でも、同じくらい効果的な「殺人」「レイプ」「麻薬」、そこまで犯罪的でなくてもちょっとした悪習(たとえば爪を噛む、貧乏ゆすりとか)が使われている名画もあるでしょうね。


だからと言って、麻薬や貧乏ゆすりを肯定的な文化として論じるのはどうかと思います。


というわけで、今、舌の上に残るヤニが不愉快でなりません。
これがほんとの「毒舌」ってヤツです。