自宅ベランダ

Dowa2006-07-04


「デスメイズ」のダンジョン自動生成システムに受けた感銘が薄れないうちに、D&D3.5eで遊べないかとつらつらと考えていじってみました。


まず着目したのは「DM不要」の点。

  • 単にDMの準備が大変、というだけでなく、少ない人数や、参加者の突然の増減に対応するために、手軽に準備できるシステムが欲しいこと。
  • それに加えて、できれば、キャンペーンのように継続して遊べればなおよいこと。

以上の「ダンジョンを自動生成する」機能と「DMが不要」という機能は実に魅力的です。


「デスメイズ」は、回廊と部屋のチップを一枚ずつ山から取り出すことで、ダンジョンをランダム生成します。
そこで、まず、「デスメイズ」のチップを並べて分類し、これをトランプのスートに当てはめました。


回廊を作るか、部屋を作るかは、今居る部屋の回廊を先に進むかドアを開けるかで任意に決定できるので、回廊なら、たとえば、スペードのカードをひけばまっすぐの回廊、ハートならまっすぐ行ってドアがある回廊、という風に1マス(一定距離)ごとの構造を決めることができます。
部屋も同じように、スペードなら部屋にドアが1つ、ハートなら2つ、といった具合です。


同時に、もし絵札ならモンスターと遭遇、といった具合に、数字や絵札といった要素で、ダンジョンに潜む仕掛けや危険の有無も判定します。


ただ、部屋の広さが一律で「1マス」になってしまうことと、戦術を考える「DM」が居ないので、戦闘を簡略化する必要がありました。


T&Tのシステムなら多分、あまりルールを改変する必要がなかったのですが、D&D3.5eの「ダンジョンマスターズガイド」には、宝物や遭遇をランダムで決定できる表がたくさんあったので、これを活用するためにも、あえてD&D3.5eを導入。


その結果、移動に関するルールとをばっさりと切り捨て、遠隔武器や魔法の距離や範囲についても改変しました。
これに加えて、ハックアンドスラッシュに特化したため、使用できる技能や特技の一部も制限し、ゲーム性はかなり変容したものとなりました。


とりあえず、Ver.1.0として近日テストプレイの予定です。