D&D3.5e冒険シナリオシリーズ第4巻『環状列石の謎』第3回

が〜じる氏が残念にも不参加になってしまい、遠路から参加のりゅうく氏は交通機関の影響などでかなりの遅参。
鯛氏は仕事で1時間ほどの遅れとさすがにそのままスタートできなかったので、鯛氏待ちの間にカードゲームの『ヒュドラ』と『ドラゴンランス』で遊んで親睦を深める。コレ大事。

で、互いの足を引っ張り合うこれらのカードゲームで心にササクレを作って鯛氏参加でセッション開始。

前回のレポートはさぼってしまったので、第1回はここ

まぁともかく疑惑は一周してきてオシントン村に向けられたわけだが、さてどうやってアプローチしようかというところから。

“僕が一番マーサ(馬)をうまく扱えるんだ!”ナスティ:パラディン/スワッシュバックラー(ハーフエルフ):PL/id:Tirthika

“打撃?魔法?いいえ、正義の拳です”チャオ:モンク/クレリック/セイクリッド・フィスト(イルーミアン):PL/りゅうく氏

“パーティの底力”ポー:ウィザード(ハーフリング):PL/michi氏

“殴れる癒し系”ジナイーダ:フェイバード・ソウル/バイアス・テンプラー(ハーフエルフ):PL/yuka氏

“殴るヒマがない戦牧師(いくさぼくし)”マクツー:クレリック/ウォー・プリースト(ドワーフ):PL/わし

第2回レポートの要約もあわせ隠す。



第2回は、オシントン村の周囲の遺跡などを調べたがこれといった手がかりはない。ただ、亡霊騎士が「赤馬の丘」近くの湖に沈んでいること、多勢との戦いで致命傷を負ったらしい、ということがわかったことと、夜の教会堂探索中にシャドウの襲撃を受け、どうも教会堂(≒ヘンウェン)がきな臭いと考える。

そこで、森のエルフに直接話しを聞いたろうかということで、森の中に突入しエルフのガルガッグ族と遭遇。
衝突を起こすが武装を解いてなんとか話し合いに持ち込み、オシントン村を襲う理由を聞き出す。

すると、どうも森の動物がいなくなりはじめた時期とダイソンたちが現れた時期が一致し、ダイソンたちが言っていた騎士の行動やダイソンたち自身の行動時期が、エルフたちの証言と食い違うことが判明する。

エルフたちは、確証を持たないもののダイソンたちが森の動物を減らしている原因だと考えているようだ。

というところ以降から今回のセッションが始まる。


エルフたちの許可を得て、森で一夜を過ごしたパーティは、これからどうするかを検討。行動案としては以下。

1)ドルイドのヘンウェンを問いただす ← シャドウ襲撃の一件と村への来訪時期の証言が食い違っていた
2)ダイソンの塔を調べる ← 消去法からここの探索がまだ。あとやっぱり怪しいぜ!
3)村人を調べる ← 動物が化けてるなら正体を暴けるかも?
4)エルフを調べる ← エルフのほうがウソを言ってるかも?

このうちの「4)」は、エルフのほうがどうも信憑性があるというか、エルフの言い分をひとまず信じる方向で選択肢から削除。

ヘンウェンは教会堂を調べたが何もなかったのでひとまずパス。村人か塔かだが、圧倒的に塔のほうが怪しいので塔に行く方向で、念のため、マクツーがディビネーション*1で塔探索の方法について示唆をもらうことに。

すると、偉大なるモラディン*2が助言をくれる。

  • 塔に入るには(比喩的な意味で)カギが必要じゃ!
  • されど塔に秘密の核心があるぞよ!

だが、ローグ不在のこのパーティで忍び込むとかできるはずもないので、ひとまずは正攻法でダイソンに塔の捜索やらを申し出てみるかということで村に戻る。

村に戻ると入り口でクックーがニヤニヤとお出迎え。エルフのところから戻ったことを伝え、塔まで先導してもらう。
塔でダイソンに話しを聞くが、どうものらりくらりな感もあり、ズバっと核心に踏み込んで「エルフの疑いを晴らすために、塔なり君等を調べさせろ!」と切り出す。

ナスティのディテクトイーブル*3で悪を探知するがひっかからず、ジナイーダのディテクトマジック*4でも怪しい魔法は探知できない(ただし、2階のドアに魔法がかかっていることが判明。ダイソンは「私の部屋なので魔法でカギをしている」と言う。もっともな話しではあるが・・・)。

だが、微妙に話しの中にマクツーの<真意看破>にひっかかるウソなどもありややこう着状態。

仕方ないのでまだヘンウェンが居るはずの教会堂に行こうということで、揺さぶりも兼ねてそのつもりもダイソンたちに伝えたうえで、村から1時間ほどのところにある例の教会堂に向かう。

教会堂に到着するが、ヘンウェンの姿が見えない。あやしい。
<捜索>すると1時間ほど前まではここにいた形跡がある。やっぱりあやしい。


仕方ないので村に戻ってやはり塔を当たろうということで村に戻るが、その帰路で襲撃を受ける。
襲撃者はヘンウェンが連れていた動物の相棒*5と同じ「ホブヤー」というこのシナリオオリジナルで、「この辺りのみに生息するレアなアレ」が6体。


ポーが<視認>に成功して不意打ちは回避するも、奇妙な鳴き声で[恐怖]判定に失敗しおびえ状態に。
マクツーがとり立てほやほやの特殊能力「士気回復」*6で判定に成功して持ち直す。

知識判定に成功したところによると、こいつらは来訪者*7で、小さいくせにダメージ減少*8持ち。ジナイーダはたいまつで、ナスティは弓の柄、マクツーは盾(木製)とスピリチュアル・ウェポン*9で応戦。もちろんポーも魔法で応戦し、主にポーとナスティの火力でこれを撃退する。


いよいよヘンウェンが怪しいと踏んだ一行は、ダイソンの塔に直接乗り込む。
塔の入り口ではクックーがお出迎えで、どういうわけか村人を操って一行に攻撃をかけてくる。
それが今日の写真の様子。村人30名。
つか、この前に3階の窓からダイソンがファイアボール*10、同じくヘンウェンがファイア・スフィア*11とか投げてきて結構痛い状態。

クック本人は「勇気鼓舞の歌」*12を歌っているが、ナスティとマクツーが肉薄するとヴロック*13に変身、、、というかヴロックがこいつの正体らしい。

そこに颯爽とチャオ登場(中の人のりゅうくさんが交通事情で遅参)。

村人をどうするか、善の属性が多い一行は逡巡した、、、、と思ったら善属性のないポーが村人をファイアボールで半壊させたり、ナスティの馬「マーサ」がひづめで頭をザクロにしたりで蹴散らす。

村人の影に<隠れ身>したトゥリーや、ダイソンが召還したハウラー*14も参戦し、結構たいへんな状況に。
ポーが3階の窓からウェブ*15でヘンウェンを絡めとるが、ダイソンはST判定に成功。

乱戦の中、ジナイーダがスタンしかけ、マクツーがクローズ・ウーンズ*16でひとまずスタンを回避。

しかし、クックーは最初からまともに戦う気がなかったらしくすぐに退散し、ジナイーダとチャオが「ここは私たちに任せて上へ!」とかいうので表の状況を任せて塔を上ろうとするナスティとポーとマクツー。

2回のドア(はね戸)を打ち破ろうとするナスティだったが、レイ・オブ・エンフィールメント*17をくらったチャオがハウラーとトゥリーにスタンさせられる。

ジナイーダが駆けつけて傷を治し、なんとか立て直すがえらいピンチ。
さらにダイソンたちがディメンジョン・ドア*18で3階から降りてきて、あわやパーティ分断で壊滅かと思いきや、ポーがまさかのエヴァーズ・ブラック・テンタクルズ*19を発動。

ハウラーとダイソンはSTに成功して辛くも逃れるがヴォーテクス・オブ・ティー*20などでジリジリガリガリと削りを繰り返し、そのスキになんとかマクツーはジナイーダとチャオ、前線復帰のナスティのHPを治療してまわる。

ダイソンが逃げに入る中、HP残り2となったナスティがダイソンを追撃。
なんと相打ち(双方とも瀕死状態)という壮絶な一撃で戦いの幕が下りたのだった。


まー、なんかご都合的な設定もあったようですが、なんとかミッション・コンプリートでした。
真相は、動物を人に変える古代ドルイドの秘法(?)を見つけたダイソンが、オシントン村を実験場として、ゆくゆくは国を大混乱に陥れてやろうという計画の途中だった、というところです。


ここに居る村人はすべて元動物だったらしく、まぁ、だからといってぬっころして良いわけでもなかろうが、ひとまず失点とならず一件落着。
どちらさまもお疲れ様でした。

次は10レベルで『夜牙塔の心臓』です。む、シナリオライターはコーデルなのか・・・・orz

ウォープリーストを3にするか、ウォープリ2のファイター1とか噛むか、、、、
直して殴ってに手がまわらんのよねー。スピリチュアル・ウェポンは自動で殴ってくれるので手数が増えていいんだが、打撃力がそれほどあるわけでもなく。まぁ、[力場]だし、術者の基本攻撃ボーナスが使えるのでウォープリ向けではあるが。

治療にしても攻撃にしても、決定打に欠けるんだよねー。ちょいと宿題。

*1:信仰呪文。神に行動の助言をもらえる(かも)。

*2:神格。ドワーフが信仰する鍛冶の神。死後の魂は神の炉で鍛えなおされるのだ!

*3:信仰呪文。パラディンは特殊能力として無料で何回でも使える

*4:信仰呪文。魔法の存在を探知。時間をかければかかっている魔法の種類や強さもわかる

*5:ドルイドが選択できる動物のパートナー。単なるペット以上の存在

*6:ウォープリーストの特殊能力。ボーナス付きで[恐怖]判定をもう1回

*7:別の次元や世界からやってきたクリーチャー

*8:特殊な条件以外ではダメージを軽減してしまう。ホブヤーは「木製」以外の武器で殴られてもある程度ダメージを止める

*9:信仰呪文。魔法のハンマーを呼び出して半自動で攻撃させる

*10:秘術呪文。[火]の爆発を起こして範囲内のクリーチャーにダメージ。FB教のホーリーシンボルでもある。

*11:信仰呪文。火の玉を呼び出し、地面や壁を走らせクリーチャーを焼く。

*12:呪歌。味方を支援するバードの歌。

*13:クリーチャー。羽生えた悪魔クン

*14:クリーチャー。とげがある四本足の何か。

*15:秘術呪文。粘つく物体を範囲に張り巡らせ、移動を阻害する

*16:信仰呪文。ちょっぴり傷を治す。離れたところから即効アクションで使えるので「やべ!死んだ!」「いいえ、重傷です」と言える

*17:秘術呪文。筋力を下げる光線を打ち出す。『脱力光線』

*18:秘術呪文。近距離を瞬間移動する

*19:秘術呪文。黒い触手をはやして範囲内のクリーチャーに組み付かせ、締め付ける。

*20:秘術呪文。[力場]の無数のキバが飛び回り、範囲内のクリーチャーを引き裂く。