冒険シナリオ企画 第15回(第5巻 第1回)『夜牙塔の心臓』
DMをが〜じる氏に交代して、シリーズ企画第5巻目に突入。
旅人を襲うドラゴンが巣食っているため使えなくなった街道ノースロード。そのドラゴンが住み着いているといわれる夜牙塔(やがとう)を調査するためにPCたちは都市ドライレイクから65マイルの旅程を踏破してダンジョンの前にいる。
“オレは(善しばりだるいから)パラディンをやめたいぞ!JOJOォ!”ナスティ:パラディン/スワッシュバックラー(ハーフエルフ):PL/id:Tirthika 氏
“小粒でもピリリと辛い”フェッター:レンジャー/スカウト/シーフアクロバット(ウィスパー・ノーム):PL/羽生響氏
“オレは(ダメージ呪文が楽しいので)便利屋をやめるぞ!JOJOォ!”ポー:ウィザード(ハーフリング):PL/michi氏
“+3武器はロマン”ジナイーダ:フェイバード・ソウル/バイアス・テンプラー(ハーフエルフ):PL/yuka氏
“オレは(ウォー・プリーストなので)ヒーラーをやめるぞ!JOJOォ!”マクツー:クレリック/ウォー・プリースト(ドワーフ):PL/わし
シナリオライターはあの「ブルース・R・コーデル」(The Cordell)。
いびつな表面とてっぺんに牙状の構造物が生えているという厨くさいまがまがしい姿をしている300フィートの塔に近寄ると、出入り口らしき開口部や造詣は見当たらず、塔の下部に張り付くように石造りの小屋があるばかり。
公式シナリオにつき折りたたみ。
小屋には催眠音波を奏でる植物が植えられた罠があり、のっけから「この植物は掘り起こすことで除去できる(=掘り起こさないと除去できない)」みたいなありえねぇ狡猾な罠で挑んでくる。さすがコーデル先生。
小屋攻略中にナスティが登場し、メンツが揃ったところで塔攻略へ。
塔を登る方法をしばし考えるが、フルプレート着用のマクツーがフェッターが用意していた「ポーション・オブ・スパイダークライム」*1をもらい、フェッターは壁のぼりができるスリッパ*2でスタスタと壁のぼり。あとは各自<登攀>技能でレッツクライミング。
マクツーとジナイーダはポーション・オブ・フライ*3を用意していたのだが、ひとまずは足並みをそろえるということで。
しばらく登るとコール・ライトニング*4で攻撃を受けるがクリーチャーの姿は見えない。透明化しているのかとも思うが、<登攀>中に両手が使えない制限があり仕方ないのでガマンして登る。
魔法の力を利用しているフェッターとマクツーが登頂すると、コーデル先生お手製モンスター「ムーンカーフ」*5がお出迎えてマクツーに触手で攻撃し、組み付き。サイズと高い筋力のボーナスで組み付き判定は勝てる気がしない。
しかも、組み付きに成功すると噛み付きと締め付けが自動命中という組み付き祭り野郎仕様。
以後、マクツーの手番で《信仰の活力》*6を使ってHP増強、タコの手番で増加分HP前後のダメージで締め付け/噛み付きといういたちごっこ。
フェッターがタコを攻撃するが、ダメージ減少*7持ちということもあってなかなか決定打にいたらない。
ただ、タコの飛行能力が低く、ホバリングできないためDMも面倒な移動処理に辟易。
さすがコーデル先生。ゲーム参加者すべてに嫌がらせとは。。。
おっつけでやわらかパラディンのナスティが登頂して参戦。
<登攀>による2倍移動に失敗し続けたジナイーダがついに墜落するが、リング・オブ・フェザーフォーリング*8を発動させポーション・オブ・フライを服用。移動力の低いポーを抱えて一気に塔のてっぺんへ。
マクツーへの合計ダメージが100点を超えたあたりでなんとか戦闘の体裁は整うものの、自称「あたまのいい」ムーンカーフがポーを狙い撃ちにする。ポーへの組み付きで触手が緩んだ隙*9をついてマクツーが組みつきから脱出。
ポーがあわや死亡の瞬間をジナイーダとマクツーのクローズ・ウーンズ*102連射でなんとか持ちこたえ、フェッターとナスティの打撃とジナイーダのムーン・ボルト*11、ポーの打撃呪文などにより、ようやくムーンカーフを沈黙させる。
マクツーの退散回数などかなりのリソースを失ったため、塔の屋上を捜索して安全を確認し、ひとまずは一泊することに。
屋上の中央には大きな穴が開いており、ムーンカーフはその穴の下の階層からやってきたもよう。穴をのぞくとドラゴンの死体とお宝、そしてその階の中央に高熱か酸によって空けられたと思しい穴があり、その下の階層に続いている。
屋上からドラゴンの死体のある階層まで降りた一行はお宝を改めて、文字の彫られた骨版を発見。ドラゴン語で「ガルシアス」の名前が刻まれた一文を読み取る。
ハテ?「ガルシアス」ってどこかで聞いたような・・・
ともかく、そのお宝を枕に一泊し、リソースを回復させてその下の階にアタック。
ワイトとフレッシュゴーレムらしき足跡を見つける。
ゴーレムベインスカラベ*12を持って先行するフェッターに複数のヴァンパイア・スポーン*13が襲い掛かるがパーティアタックにより1体をサクっと倒し、マクツーの退散により残りもガス状にして退散。
奥へ逃げるガス体を追いかけると石棺のある部屋に到達し、そこにもヴァンパイア・スポーンの新手。
再び退散するが追っ払うだけで結局追撃してぶん殴ることに。うーん。滅却できなきゃ退散つまらん〜〜〜。
しかして、ヴァンパイア・スポーンといえば、「ガルシアス」って本シリーズの第1巻『地底の城砦』で追放者ベラックが育ててた、ヴァンパイアの心臓に打った杭から生えた木が確か「ガルシアスの木」だったことに思い当たる。
おー。実在(?)したんだー。ガルシアスさん(おそらく間違いなくヴァンパイア)。
ヴァンパイア・スポーンの棺おけ(石棺)を破壊して清めたあと、こいつらの食料庫と思しき隣の部屋で死体に埋もれていた生存者を発見する。
【耐久】を失い、息も絶え絶えながらナスティのレイ・オン・ハンズ*14でHPを回復しなんとか救助。
イエシャと名乗る女性でドライレイクからやってきた“三流賢者”らしい。
イエシャの話しによると、
- ヴァンパイア・スポーンがあたりを徘徊してて獲物となる人間を狩っている
- ヴァンパイア・スポーンたちはガルシアスというヴァンパイア(やっぱりねー)に最近作られた
- ガルシアスはレッド・ドラゴン「アシャーダロン」の信者で、アシャーダロン復活のため(と信じて)邪悪な儀式を次々と執り行っている
ということらしい。
イエシャを放置しておくわけにもいかないので、このフロアだけ調べて、一度ドライレイクにイエシャを送り届けることにする。
ポーがロープ・トリック*15で一時的にイエシャを匿い、その間にフロアを探索。
シャドウやら得体の知れない液体の罠(?)などを踏破して今回はここで終了。
ドライレイクまでの道のりでエンカウントが発生するということなので、次回は「ダンジョンの前に居る。これから帰るところだ」ってところから始まる見込み。
ムーンカーフの組み付きでHP増強して耐えたのはいいけど、組み付き対策はしとかないとな。
というか、戦闘前/開始時にやっとくことが多いなぁ・・・。
フリーダム・オブ・ムーブメント*16は、もうダンジョンアタックの際、ある程度手前でかけて置いたほうがよいかもしれん。効果時間長いし。誰にかけるかはそのとき次第だが、壁やろうってんだから自分にかけてしまってよい気がする。
あとは、
- 《信仰の活力》−自分のHP増強+移動力強化。退散回数使用。
- マス・エイド*17−これをかけてしまえばお仕事した気になる。《信仰の活力》の前にかけたらスタックしないので《信仰〜》は様子見か。
- 闘志に火をつける−ウォー・プリーストの特殊能力。(魅惑)[恐怖]の判定にボーナス。今回、ヴァンパイア系のドミネイトがあるので積極的に使っていきたい、、、、が全ラウンドアクションってところが使えなーい。
- スピリチュアル・ハンマー−普通に殴るのと同じくらい痛くて、命中率はこっちのほうがいい。そして一度ターゲットを指定したら自動で殴ってくれるオートマ仕様。[力場]ダメージというのもいろいろうれしい。
次回は一度都市に戻るので、聖水を仕入れときたいかな。25gpの銀の粉でも可。
できれば退散判定は行わない方向でなんとかしたいwwww
*1:ポーション。手足で壁に張り付いて移動できる秘術呪文「スパイダー・クライム」の効果を得られる薬。
*2:魔法のアイテム。サンダルズオヴハーモニアスバランス
*3:ポーション。秘術呪文「フライ」の効果。飛べる。いや、精神的にではなく物理的に。
*4:信仰呪文。対象にカミナリを落としてダメージを与える
*5:タコ。に悪魔的な羽根が生えてる。悪趣味というかさすがというか・・・
*6:信仰特技。退散回数を使って一時HPと移動力を向上させる
*7:特殊能力。受けたダメージをある程度カットする能力。一定条件の攻撃はカットされないものもある
*8:魔法の物品。秘術呪文「フェザー・フォール」が発動する指輪。高いとこから落ちると落下速度をゆっくりにする
*9:他への組み付きを同時に行ったため、組み付き判定に-20
*10:信仰呪文。即行アクションで近距離のクリーチャーのHPを回復する
*11:信仰呪文。クリーチャーの筋力を下げるか、アンデッドの場合は移動不能にする
*12:魔法の物品。ゴーレムを発見してベインできるスカラベ。おなじみグッズ
*13:クリーチャー。ヴァンパイアによって血を吸われたクリーチャーがその子分となったもの。
*15:秘術呪文。異次元に安全な休憩所を作り出す。
*16:信仰呪文。魔法や組み付きによる移動の阻害を無効化する
*17:信仰呪文。味方に一時HPを増加