青葉台

Dowa2008-10-17



  ( ´∀`)< 犬が大好きです
 <丶`∀´>< 犬が大好きです


わしは猫も好きですが犬も好きで、毎朝の通勤で青山ケンネルの前を通るときにウィンドウ越しに見える子犬に萌えています。


でも、世の中には犬嫌いの人も居て、そういう人たちは、犬が怖い、気持ち悪い、うるさい、臭い、不潔、ムカツク、毛深い、などと思っているようです。


幼いころに犬に追いかけられたり噛まれたりことが原因となっている人も居ますが、特にそういう経験がなくても犬が苦手な人も居て、「嫌い」という主観による理由も多いとも聞きます。


犬好きからすれば、華奢な高齢者の方なんかがもっふもふの大型犬を連れてるのを見たりするとなんだか微笑ましく思いますが、犬が苦手な人からすれば「あんな大きな犬がもし暴れだしたら、非力そうなお年寄りが紐一本で抑えられないんじゃないか」とか不安に思ったりもするとか。

また、犬好きからは想像もつかないのですが、チワワのような小型犬ですら怖い人は怖いらしいので、ドッグランでもなければ公共の場所ではリードをつけるのは最低限のマナーだと言えます。
そこに「権利」など存在せず、「犬を飼う」という“権利”に伴う「義務」ともいえるのではないかと思います。

もちろん、リードをつけるのは犬嫌いの人のためだけではなく、犬が粗相して周囲に迷惑をかけることを防いだり、犬自身の怪我や事故を防ぐためでもあります。


ところが、ときどきリードなしで道路や公園を散歩させている飼い主さんを見ることがあります。たいていは小型犬ですが、なかには中型犬を連れている人も居るようです。
こういう人は、「うちの子は大丈夫だから」「吼えられるくらいでしょ?」「犬(チワワ、ミニチュアダックスフント)くらい怖くないでしょ?」「仮にチワワに襲われたくらいで(笑」とでも思っているようで、犬が苦手な人の気持ちなど理解しようとしていないようです。


住居の賃貸契約などを別にすれば、犬を飼うのは自由です。
ただ、アニマルセラピーや猟犬、盲導犬などでなければ犬を飼うことは個人の趣味嗜好であり、いずれにしてもその犬の生涯と周囲の人々に対して責任を負う必要があります。


犬の生涯や周囲への責任は、犬が幸せであるか、周囲が迷惑しないかというところに集約されると思いますが、実際のところ生活の局面では犬がつらい目にあうこともあるでしょうし、どんなに気をつけても周囲に迷惑をかけることもあるでしょう。

厳密にはそれらを満たしているかどうかではなく、そのために対策しているか、努力しているかということが求められると思います。

リードの件で言えば、リードをしたからといって犬が怖い人は怖いでしょう。でも、紐でつながれていることでいくらかは緩和できるでしょうし、現実的には対策しているとみなせるでしょう(それが公共の道路上で、犬がおとなしく歩くように躾けられていれば)。


犬を「かわいい(好き)」と思うか「怖い(嫌い)」と思うかは主観であり、どちらが正しいということではありません。
そういう意味では対等です。

でも、犬を飼うこととそのことで迷惑をかけられたくないということは対等ではないでしょう。「犬を飼う」という“生活・人生のオプション”を能動的に選んだからには、そのことで迷惑をかけないようにする責任があるということが言えると思います。


さて、気候がよくなってくると一段と増えるのが犬の散歩と歩行喫煙です。


犬については上記のとおりですが、喫煙者も「たかが煙・臭いでしょ?」という人が多いように思います。
ネットを徘徊していると、「健康被害だなんだと言っても、結局、煙や臭いが嫌いなだけ!」とか鬼の首を取ったかのように言う喫煙者も居ます。


タバコの臭いは喫煙者ですら「臭い」と認める人が多く居るほど強いものです。
であればタバコが苦手な人であればどれほど不快な思いをするか、この手の喫煙者は想像することはできないのでしょうか。


犬好きのわしですら、大型犬が機嫌悪そうに唸っていたら怖いことがあります。いわんや犬が怖い人だと背筋も凍るような思いでしょう。それがリードで繋がれていなかったらなおさらです。


ものには確かに許容範囲があり、「これくらいはいいだろう」ということは何にでもあるかもしれません。
でも、一定の数の人間が継続的に「それはダメだろう」と言っている事象について、当の本人が「これくらい(笑」と判断するのはいかがなものでしょう?
それが趣味嗜好で選択できるものであれば、なおのことどちらがどうするべきかは火を見るより明らかではないでしょうか?


実のところわしにはチワワが怖いという人の気持ちはちっとも理解できません。でも、そういう人たちが多数でないにしても一定数居ることは知っていますし、彼等の気持ちを想像することはできます。だから、わしがチワワを散歩させるときはリードをつけるでしょう。チワワ飼ってませんが。


住宅地が近く、公園などもある職場や自宅の近隣でリードなしで犬を散歩させているのを見るのは月に1回あるかどうかなので、マナーが悪いのは比較的少数なのでしょう。犬嫌いの人には幸いなことに。
一方、路上喫煙者には毎日10〜20人程度と遭遇しています(路傍や店舗前に置いただけの灰皿を“喫煙所”とみなしたとしても)。


リードをつけないで犬を散歩させる、最低限の躾けをしないなど犬を飼うマナーが守れない人は犬嫌いの人からでなくても「犬を飼うな!」といわれても仕方ないでしょう。
それは犬を飼うことの否定ではなく、“最低限のマナーくらい守れよ”という指摘であり批判です。

もし、リードなしで犬を散歩させている飼い主さんに毎日10人も出会う状況あるいはそんな地域があったとすれば、「(その地域の)犬の飼い主」は一般的にどう思われるでしょう?たとえマナーを守っている飼い主さんのほうが多く、道路で数秒から数分ですれ違うだけで、実際に噛み付かれるような実害がなかったとしても、です。


わしの周囲では気を使ってくれる喫煙者も多数いるのでここで喫煙者を批判する内容を書くのは心苦しくもあるのですが、涼しくなって天気が回復してきたここ最近が特にひどかったので今日のエントリに取り上げました。