青葉台
雲が切れて晴れ間が多く見えた日でした。
気温は日々下がっていく気がします。
お昼に弁当を買って戻ってくると、会社の玄関前にオオカマキリが歩いていました。
ドアから出てきた人に踏まれそうなので追い立てると、オオカマキリが向かっていたと思しき方向にハラビロカマキリが居ました。
カマキリが多いなー、、、と思っていたら夕方、「カマキリが共食いしてる!」という声。
表に出て見てみると、オオカマキリがハラビロカマキリを捕食していました。
お昼のあれはオオカマキリがハラビロカマキリを狙って忍び寄っていたのでしょう。ハラビロカマキリの鎌と頭部を落とされていたので、後ろから上腹部あたりを捕まえて胸部を食い破って鎌と頭部を千切り、無力化してから腹部、胸部を食べたものと見られます。腹部の先端も地面に落ちていました。
1時間ほどで食い散らかされましたがオオカマキリもおそらく産卵の時期。この個体もメスのようで、すでに交尾を終えているものと思われます。
ハラビロカマキリもメスだったようですが生存競争はかくも激しいのです。
同僚に「グロい〜」という人も居ましたが、そうかなぁ。。。。
秋風に揺れながらもくもくと食べているオオカマキリを見て、下手をするとこれが彼女の最後の食事になるかもしれないと思うと感慨深いものを感じました。
来年の初夏に太陽の光を受けて歩くキンピカの彼女の子供達の姿を見ることができれば、それが、彼女がこれから最後の大仕事を無事終えて生命をまっとうしたことの証なのでしょう。