青葉台

Dowa2009-11-26

晴れて気温も高く、上着の前を閉めて歩いていると暑いくらいでした。
それでも紅葉が一気に進んで、街はすっかり冬っぽい色になっています。




事業仕分け】GXロケット廃止、財務省が事実誤認の資料 過大な税金投入額…ミスリード
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091126/plc0911260114005-n1.htm

 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の事業仕分けで、日米共同開発の中型ロケット「GXロケット」が「廃止」判定された際に、財務省が提出した「仕分け人」用資料に複数の事実誤認があることが25日、分かった。事業評価にとって重要な税金投入額を実際の倍以上に記載していた。また米国企業から政府側へ、事前にGXロケット利用の方針が伝わっていたが、資料は「需要見通しが立たない」として一切触れなかった。こうした資料、説明の不備が廃止判定につながった可能性がある。

 仕分けでは、GXに関する日米技術協力や安全保障上の議論も欠落していた。関係者は「予算削減の結論ありきへミスリードされた」と、作業のあり方自体に不信感を募らせている。

魔女裁判ですか? そうですか。

スパコンのほうもそうですか? そうですね。


[事業仕分け]名大学長「日本は死ぬ」…科学・学術予算削減
http://news.livedoor.com/article/detail/4470503/

 政府の行政刷新会議事業仕分けで科学技術・学術関係の予算削減が相次いでいることについて、名古屋大学の浜口道成学長は25日の定例記者会見で、「明確な国家戦略もなく、効率というキーワードだけで一律にカットしている。赤字が解消しても日本は死んでしまう」と痛烈に批判した。

 浜口学長は、特に若手研究者の育成や女性研究者支援に関する予算の縮減が求められたことに、「日本の資源は人材しかない。次世代の産業開発を生み出す研究者を切ろうというのは、日本が生きる唯一の道を閉ざしているとしか思えない」と述べた。「現場を知らない人たちが短期的な視点でマイナス要因だけ見て決めている」と、仕分けの手法についても疑問を投げかけた。

まさしく本質を突いた発言だと思います。

浜口道成氏は医学博士で、後進の研究者のための書籍なども書かれているようです。それだけに、国がこうした事業を軽視することへの危惧が大きいのでしょう。


それにつけても“事業仕分け”の胡散臭さよ。