冒険シナリオシリーズ７「鋼鉄城の主」〜第４回〜
拉致られた鍛冶屋の魂を救うためにはるばる次元を超えてきた一行は、この事件の背後にある謎の悪の首領「インペラゴン」の企みと対峙することになった。
インペラゴンが住まう「鋼鉄城」では、この瞬間にも物質界侵攻の準備がちゃくちゃくと進められている。
何を作っているのか金属を打つ鍛冶の音が響き渡る鋼鉄の城に、PCたちは挑む！
バスター・ド・ヘラティック（ハーフエルフ）：スワッシュバックラー／マーシャル／パラディン／チャンピオン・オヴ・コアロン・ラレシアン／レンジャー：ワイルド・プレインズ・アウトライダー：PL/ id:Tirthika 氏
マイアリレス（ラプトラン）：スピリット・シャーマン／スカイ・プレッジド：PL/ 羽生氏
ソーンダイク（人間）：ウォーロック／ウォーメイジ／エルドリッチ・シーアージ：Pl/ id:GARGILL 氏
プー（ハーフリング）：ウィザード／マスター・スペシャリスト：PL/ michi氏
ラスダル（ウィスパー・ノーム）：ローグ／レンジャー／ファイター／シーフ・アクロバット：PL/ yuka氏
ＤＭはわし。
というわけで、お城の入り口で日向ぼっこをしていた2匹の鉄ネコを薄笑いを浮かべて撲殺し、城の入り口でそのネコをお守りしていたアイアンゴーレムのおじさんを惨殺した無慈悲なPC一行は「ヒャッハー」の雄たけびも高らかに鋼鉄城に踊りこむのでした。
通路のドアの数と状況をざっと把握したのち、一度「ライガス」に戻って準備を整えると突入を再開する。
と、鋼鉄城の中は「アンハロウ」等の効果で「善」属性はあんまりうれしくない状況だったり、透明化ができなかったり。
それでも果敢に進み、入ってすぐの両開きのドアに聞き耳を立ててみると、なにやら複数のうなり声がする。
突入すると、10本首のヒュドラと、クラウドジャイアント*1が湿っぽい部屋で待機中。
ヒュドラは首の処理が面倒かと思っていましたが、ソーンダイクの範囲攻撃でほぼ瞬殺。クラウドジャイアントは、手に持っていたモーニングスターを警戒して前衛が前に出るも、実はスペルユーザーというオチでブラスフェミィ*2を発動。
マーサがあわや退場かと思われたが、ヒーロー定食*3の意思ST＋1のボーナスに救われてセーフ。
これが決まらないともうあとはないのでいいことなし。
入り口の天井近くの壁にフロスト・サラマンダーが張り付いていたのだが、これも所詮はただのネタ補足なので突入時に冷気のオーラを放って「お？」と言わせて終了。
鋼鉄城があまりに狭いので広さを1.2倍程度に拡張したのですが、そうなるとPCが占める面積が大きくなってそれはそれで戦闘が一方的かとも思い、いくつかでモンスターの配置を変えたり追加したりしました。
フロスト・サラマンダーはその１つで、これは鋼鉄城の用心棒に雇われていたジャイアントのペットである冷気ヒュドラの「トリックス」君のためのクーラーというわけ。
住み込みで働くことになったジャイアントさんは、ペットOKと聞いて「トリックス」君を連れて引っ越してきたのだが、鋼鉄城は中で大勢の鍛冶屋さんが作業してるくらいなので何しろ暑い。
暑いところが苦手な冷気ヒュドラのトリックス君の食欲は落ちてしまい、いつもは牛10頭はペロリと平らげるところを７頭を食べるのがやっとという有様。
心配したクラウドジャイアントさんは、大家さんの「インペラゴン」閣下に、「大家さん。この部屋、エアコンないんですけど？」と相談したところ、気の良い閣下は二つ返事でフロスト・サラマンダーの「キリガミネ」君を連れてきてくれたという次第。
PCたちは物置などを物色しつつ探索を進め、拷問漫才コンビ「アコリスとチャリンダー」の仕事部屋（拷問部屋）を強襲。
折りしもリレンドの捕虜を拷問していたところになだれ込み、応戦するダスト・メフィットの「アコリス*4」とチェーンデヴィルの「チャリンダー*5」を打ち倒してリレンドを救出する。
このリレンドは、インペラゴンが鍛冶屋を殺して魂を捕らえている事件を探りにやってきたが、いくらも調べないうちに捕まってしまっていたもの。
リレンドが知っていることは少ないが、この城の地下で鍛冶屋の魂たち（この次元界では実体を持つ）が働かされているらしいという情報を教えてくれる。
リレンドを逃がし、先の探索を続けると、２階に続く豪華な作りの部屋を見つけるが、これは後回しにして客間らしい隣の部屋に押し込む。
そこにはシールド・ガーディアンがカーテンで区切られた小部屋らしき前にたたずんでいる。
もちろん侵入者を見つけると即対応。
マイアレスが発動した［力場］の恐竜に踏まれながらもマインドフレイヤーが２体出てきてマインドブラスト。
ラスダルは朦朧化するがほかはセーブを通して接敵、と思いきや、姿を消していたオーガメイジが現れてコーン・オブ・コールド。
まぁ、ヒット的にもこの奇襲な攻撃が終わればほぼ終了なのであとは畳まれておしまい。
マインドフレイヤーたちはインペラゴン閣下に物質界侵略の協調作戦を持ちかけられており、その折衝のために鋼鉄城に招待されていたお客さんたち。
実は交渉はうまく行っておらず、マインドフレイヤーたちはインペラゴンには加担しないことを決めたところだったのだが、、、、ああ、また罪もない次元界の住人の命が儚く散っていくのでした。
さらに進むと３匹の子猫ちゃん（スチール・プレデター）の待機所があるが、［音波］のエネルギー抵抗を抜かりなく用意していた一行への先制攻撃もママならず、ラスダルへの噛み付き攻撃を成功させて「つかみ強化」でつかみ攻撃を発動させるもフリーダム・オブ・ムーブメントの指輪をはめていたためしょぼーんな終了。
しかし、この先の部屋でアイアン・ゴーレム（ブレード・ゴーレム）の警備員に遭遇し、狭い戸口付近でちょいとてこずる。
さらに奥の両開きの扉の前を守っていたもう１体のブレード・ゴーレムとも波状的で遭遇し、これを排したあとにラスダルが両開きのドアでシンボルにひっかかってしまう。
ひっかかった順番がまた絶妙。
まずは左の扉にあった「苦痛のシンボル」で技能ロールなどにペナルティを受け、次に調べた右の扉の＜捜索＞に、なんとペナルティ分が足りずに失敗。ペナがなければ発見できていたもう１つのシンボルは「不和のシンボル（３版データを流用）」。
扉付近で警戒していたバスター、マーサ*6を巻き込んでセーブ失敗。３人（２人と１体）は言い争いを始める。
「何やってんだ！このヘボ泥棒！てめぇ前から気に入らなかったんだ！」
「うっさいわ！羊羹パラディン！たまには無傷で戦ってみろ！」
「ガウガウガウガウ！（足臭いまま乗らないでよ！つか、ちっさいのが前に後ろにうろちょろして目障りよ！）」
５０％の確率で相手を攻撃するということなので、これを毎ラウンド判定するものとして言い争ったり殴りあったりが始まる。
ディスペル・マジックで消せるか、いっそフォース・ケージで３人とも閉じ込めてまうか、と相談しているところに、もう１つ別にあったドアが開いてドスファンゴ*7が登場。さらにその後ろから萌えっ子ドワーフテクスチャ*8の女ドゥエルガルも飛び出してくる。
前衛が醜く言い争っている間にも後衛連中に対してイノシシ萌えっ子コンビが肉薄するが、非実体化して打撃を無力化したマイアレスやにわかの移動でプーが位置取りなどをうまく立ち回り、スペルユーザー陣が総出でレイザー・ボアを沈黙させ、ドワーフっ子の女モンクも無力化。女モンクは部屋に逃げ込むが、言い争う前衛をプーのウォール・オブ・ストーンで隔離する作戦で事態を沈静化したのを見てＤＭが投了。
萌えっ子は「デヴァストラ*9」という女ドゥエルガルで、実はインペラゴン閣下の愛人。
レイザー・ボアの「ドスファンゴ」君は追加したクリーチャーで、デヴァストラのペット兼訓練相手。「ドスファンゴ」君との特訓で、デヴァストラは「牡丹肉発破拳*10」を習得するハズだったが、モンク13レベルにしてその夢は敗れ去った。
ちなみに、「ドスファンゴ」君は今度のインペラゴン閣下の誕生日にぼたん鍋にして、２人で炬燵に入ってきゃっきゃうふふしながら食べる予定だった。もちろんそれまでには物質界を侵攻して閣下の手中に世界があるはずだったのは言うまでもない。
シンボルが刻まれていた両開きの扉の先は、どうやら地下に続く通路だか階段だかのようだが、ひとまずここで回復などののために一休みすることにしてリアル時間いっぱいのためセッション終了。
例のプロジェクター投影環境でやってますが、サーバーに立てているノパソが古くてしばしばハングアップなどを起こします。
ノパソ１：サーバーとしてＤＭ用画面を表示。
ノパソ２：クライアントとして「ノパソ１」に接続。プレイヤー用画面をプロジェクタに投影（モニターの外部出力端子がこちらにしかない）。
無線LANだと接続が切れることがしばしばあるのでノパソ１は有線でルータに接続していますがそれでも激重。対策としては、リモートデスクトップで別の部屋のデスクトップPCをノパソ２で操作してみること。。。。。セッションに使用するPCが３台か。。。orz
リッチなんだかプアなんだかわからん環境になってきました。。。。
セッションに時間がかかっていることのいくらかは、このノパソの動作の遅さにもありそうなので、素直に買い換えることも考えましょう。
