D&D3.5e『邪悪のエッセンス』

<白羽山>を中心とし、4レベルからスタートした(ほぼ)同キャラによる複数シナリオ横断キャンペーン。


思えば、バネ壁玉とかを手にしたオカマローグが冒険に旅立ってから早二年が経とうとしているのですね。。。。


水に漬けられ、お湯で茹でられ、フクロがあったりなかったりで一喜一憂。船の形をした地獄の船長になったり、もう世界中で誰も覚えてないけど、時間跳躍して世界を救ったこともありましたっけ。うふふ、パラディンのおじいちゃん、あの世で元気にしてるかな?、、、、、そんな我々も、ついに20Lvになりました。

おとうさん、おかあさん、見ていますか?

あたしたちは今日、最後の冒険に旅立ちます!

疾風”のウォルフ(人間):マーシャル/ソーサラー/スウィフトブレード:PL/ id:taxfree (ヒロベ)氏
ザローニン(人間):ウォーブレイド/ソードセイジ/ローニン:PL/ id:ruwind
マリス(人間):力術ドメイン・ウィザード/スペルシーフ/スペルウォープ・スナイパー/アージェント・サヴァーント/フェイト・スピナー:PL/羽生氏
ジャスティ(人間):クレリック/レイディアント・サーヴァント・オヴ・ペイロア/コンバット・メディック:PL/yuka氏
ベイン(人間):バード/ファイター/ウォー・チャンター:PL/id:CaptainTerk
ロンタン・ソノワッキー(オカマ):ローグ/レンジャー/ダンジョン・デルヴァー:PL/わし

DMはもちろん鯛足烏賊氏(id:Tirthika


というわけで、えらいことですよ。
黒い水晶が盗まれるケチな盗難事件が相次ぐのはともかく、次元界の隔絶が起きて瞬間移動は出来なくなるわ、バッグ・オブ・トリックスからペットが出てこないわ。

おまけに、バッグ・オブ・ホールディング系の荷物入れが機能しなくなったので、かよわい(【筋力】が低い)ロンタンとかはそれだけでたいへん。


いろいろ道具類を捨て、ジャイアント・ストレングス・ベルト+4をつけたりしてマッチョ換装してようやく冒険の準備を整えて出発。


どうも噴火している火山の方向が元凶らしい。


火山までは100マイルほどもあるのだが、そこは高レベルパーティなのでびゅーんとひとっとびで火山に到着。


噴火する溶岩から逃れてくる地域住民に話を聞くと、火山から黒いデカイ丸いものが飛び出し、どんどん上昇を続けているらしい。

住民が指差す天空を見上げると、ぽつんと黒い点が見える。


「あれですよ」
「あれかよ」


また飛び上がって黒い点を目指す。それにしても足が地に付かないパーティだ。


・・・・・でかいよ。DMが出してきたマップには一部しかかかれてないよ。

しかも、「すぱいらる・だーく・ごっど」とかいかにも剣呑な名前がマップに書かれてるよ。


“それ”は、何か黒いもやもやが取り巻いている球体で、3箇所ほど入り口らしい開口部があることを確認。
開口部といっても何か紫色のドロドロが滴り落ち、噴出し、口のような開閉を繰り返している。


「どこから入る?」
「よし!手分けしt」
「それはないな」


ノーヒントなのでどこでも同じということで、適当な1つを定めて接近。

すると、不可視になっている2体のエレメンタルが近づいてきて戦闘開始。


・・・えー、エレメンタルかよ。フクロない*1んだよ。しかも、エレメンタルって出てきたらたいていは同じシナリオないで繰り返し出てくるからなぁ・・・・


突風で吹き散らしたり、球体のもやもやが負のエネルギーで攻撃してきたりでそれなりにやりにくい相手ではあるが大きな被害もなくこれを撃退。


開口部もマリスがぱくっと挟まれたりもしたものの、変な効果は変な効果でキャンセルしてダメージのみで通過(何を言ってるのかわからないが)。


入ると自然洞窟ぽく曲がりくねった通路が延びており、足元は移動困難地形を呈している。まぁ、これくらいは飛んだり特技で乗り越えられるので想定済み。


とりえあずぐいぐいと進むと、血だまりに居るうなじからヘビを生やした犬っつらの何かが現れたり、足が三本、目がいっぱいなーんだ、なナゾナゾ生物の群れが襲ってきたり。

どうも何かの体内に居るような感じで、範囲火力を使うとそこから触手付きの球状クリーチャーが沸いて出る。
こいつがまたやっかいなダメージ減少もちで、さらに再生持ちという面倒さ。

こいつのダメージ抵抗を抜く方法に乏しく、気絶状態にさせてから止めを刺すのがたいへん。
というか、出てくるクリーチャーのダメージ減少が「秩序」とか・・・・orz

さらに、ザローニンとロンタンが、イービル・アウトサイダー・ベインの武器を持っているのだが、セッション直前になって「イービル・アウトサイダー・ベイン」の作成の前提条件に召喚術のサモン・モンスターIが含まれているという余計なことに気づいて得意満面で報告したりするヤツが居た*2ので、イービル・アウト・サイダー・ベインが機能しない。


一度帰って装備を整えてくるかを逡巡しつつ、それでも進んでいくと、池の中州に黒い水晶が山積みになった部屋に行き着く。


部屋の2つの隅から火のエレメンタルぽい何かが登場。さらに水の中からも水っぽいエレメンタルが現れて戦闘開始。


戦闘開始早々にベインの前後にあわられた2枚のプラズマティック・ウォールでパーティから分断される。


「うぉぉぉお!前世の記憶がぁぁぁ!*3


どうやって出てこようか、、、と思いきや、どうやら呪歌はプラズマティック・ウォールを通るんじゃないかということになり、ウォールの向こうから歌声が。


火のエレメンタルは最初のラウンドでウォルフとマリスによって轟沈するが、もう1体がメテオ・スォームを発動。

その範囲攻撃で、また触手付きが・・・・


「なんというマッチポンプ


またダメージ減少に若干悩まされながらもこれらを排除し、部屋を捜索。

誰かが落としていったと思しきハンディ・ハヴァサックを水中から見つけるが、ほかにはめぼしいものもなく、処理の焦点は中洲の黒い水晶に。

どうも「悪」属性らしく、ディテクト・イーブルにばりばりと反応している。


「壊すか。とりあえず。なんとなく」


ということで、水晶をプラズマティック・ウォールにどんどんと投げ込んで壊す、壊す。
と、最後の水晶を壊した時点で、起動していなかった一部のアイテムの機能が戻り、低下させられていたジャスティナの呪文レベルも正常に戻ったことがわかる。


どうやらこの水晶群がマズいことをしていたらしい。


こうなるとがぜん元気が出てきたので、プラズマティック・ウォールの中に全員で一度瞬間移動し、ベインと合流してからさらに瞬間移動で部屋の外の通路へ。


さらに進むと、ゲートらしき大きな円盤が壁にかけられた部屋を発見。


「入ってみるか。とりあえず。なんとなく」


というわけでゲートに突入。


DM「・・・・ラストバトルです。ぶっちゃけ」

「え?」


突入した部屋は、うってかわっての石壁石畳の正方形の大きなホールで、中央の床は擂り鉢上の穴がある。
部屋の四隅にはスタチューと思いきや、4本腕の超大型人造が控えている。また、部屋の床には別の人造クリーチャーのものと思しき残骸が転がっている。


4体の4本腕16本をかいくぐり、1体を屠るあたりで部屋の中央の穴からラスボスが登場。

もやもやとした球体。。。。


「まりも!洞爺湖のまりも!」
「いや、まりもは阿寒湖だろう」


いろいろと特殊攻撃やら特殊能力やらが満載のまりもだが、ジャスティスの「ほとんどのダメージを半分にするよ」呪文でパーティのタフさは格段に向上。

ダメージ減少も良い具合に克服し、ザローニンが壁まで跳ね飛ばされた隙に、ロンタンがごっちゃんキルでまりも轟沈というかぷかーと浮き上がるというかで戦闘終了。


気づけばダンジョンがエーテル界に入って爆走しており、ボスの消滅とともにダンジョンが崩壊し、PC一行はエーテル界に投げ出されましたが、そこは高レベルパーティなので問題なく物質界に帰還して大団円と相成りました。


先に乗り込んだ冒険者一行が居たり、罠や遭遇がいたるところに張り巡らされているダンジョンだったようなのですが、ほとんど最短で黒水晶の部屋に行き着き、このダンジョンの活動を制限していたこれらの石を速やかに破壊したことで、シナリオ踏破の最短ルートに近い形で進めたようでした。


キャラデータを公開する手段を確立せねば・・・

PDFで貼ろうと思ったらはてなはPDF対応してなさそうでござる。
まぁ、主要なデータだけテキストで入力してもいいんだけども。


しかし、4〜20Lvを足掛け二年で遊んだのは充足感があります。
キャラクターを成長させてまた冒険に連れ出すのはやっぱり醍醐味。

まぁ、ダンジョン・デルヴァーは辛かったけどw

一緒に遊んでくださったみなさん、DMの鯛さまには感謝です。


3.5eはおそらくあと冒険シリーズの最終巻のほうをやったら4.0版へほぼ完全移行でしょうな。。。ぼろぼろになった「プレイヤーズ・ハンドブック」もご苦労様でしたw

*1:クリティカルヒットに耐性。ローグの「急所攻撃」のダメージが乗らない。つまりローグマズー

*2:まぁ、わしだけど

*3:以前のキャラ、エクセリオンがプラズマティック・ウォールに投げ込まれて瀕死状態になったところをモンスターに食われている