D&D4eキャンペーン 第2回『最終戦争の影』(前編)

3版のエベロンシナリオを鯛足烏賊氏(id:Tirthika)がD&D4eにコンバート、DMもつとめていただいているキャンペーンセッション。

ディートリヒ(カラシュター):ウォーデン/PL:羽生氏
パーシバル(チェンジリング):ウィザード/PL:id:CaptainTerk
エムロジール(ハーフオーク):バーバリアン/PL:樹木氏
ミルドリス(ドラゴンボーン):ソーサラー/PL:yuka氏
ダトゥビ(ドワーフ):アーティフィサー/PL:わし

シャーンの下水道と遺跡探索でカニス氏族のエレイドリン嬢にコネができた一行だが、あれからとんと音沙汰がないままに日が経ち、「けッ、所詮は女の子の“また連絡するね(はあと”なんてアテになんねーなー」とか言い始めた頃。


彼女からの連絡を受けてくれるメッセージサービスの事務所が何者かによって襲撃される。PC一行は襲撃の直後に事務所に踏み込むのだが。。。。


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事務所には、襲撃者と思しきコボルドとウォーフォージドの足跡が残っており、女性ハーフリングの事務員が打ち倒されて気絶している。

彼女を介抱して話を聞くと、ちょうどエレイドリンからPC宛のメッセージを受け取ったところでそのメッセージが奪われていることが判明する。

エレイドリン嬢の居場所がわからないので、とりあえず最初に彼女と会った「壊れた金床亭」に向かおうと事務所を出たところでメッセンジャーの大ふくろうが一行に手紙を渡して(落として)くれる。

手紙は、「レディE」と名乗る人物から一行宛に「壊れた金床亭にすぐ来い」という内容。


「レディ“ヲ”?レディ“毛”?」


ともかく金床亭に行ってみると、そこにはみすぼらしい服装に身をやつしたエレイドリンが進入者に警戒しつつ一行を待っていた。


「あー!レディEってあなただったのかー(棒」


エレイドリンはそんなボケも華麗にスルーし、一行に今すぐに旅立つように促す。事情と目的、必要なものはここに、とバッグ・オブ・ホールディングを渡そうとするが、そのとき金床亭にどたどたと進入者がなだれ込んでくる。


突入してきたウォーフォージド率いるコボルドの一団と有無を言わさず戦闘に突入。


ディードリヒが重傷になる局面があったものの、兵士役、遊撃役それぞれ2体ずつのコボルドを順次撃破し、パワーで一時的ヒットポイントを得て粘ったウォーフォージドもあえなく倒れて戦闘終了。


しかしエレイドリンは続く追っ手の心配をしてバッグを渡すと手短に次第を話し、ルカーン・ドラールで落ち合いましょうと言い残してとっとと出て行ってしまう。

仕方ないのでバッグをあらためてみると、手紙といくつかのアイテム、旅費などが詰め込まれている。


彼女の話と手紙によると、前回の冒険で手に入れた「スキーマ」をめぐって何者かが動いているらしい。しかし、エレイドリンは南カニスの所属で、シャーンの西カニスとは微妙に立場を異にするためシャーンの地で氏族の力を頼りにするわけにはいかない。

そこで、腕が立ち、彼女がこの地で1番信用のおけるPCたち一行に*1、「第2のスキーマ」の探索と入手を依頼すると言うのだ。


「第2のスキーマ」がどこにあるかは詳細にはわかっておらず、その在り処の情報を得るためにまずはダークーンのローズ・クオリーという集落でホワイト・ハースの場所を突き止める。
しかるのちにホワイト・ハースに行って「第2のスキーマ」を回収し、ルカーン・ドラールで待っているエレイドリンに渡して報酬を受け取るという手はず。


なんでもホワイト・ハースで行われていた研究にスキーマが関係しているらしいが、その研究はあの数年前の災厄、デイ・オブ・モーニングに関係あるとかないとか。


とりあえずはローズ・クオリーへの交通手段を確保するためにルカーン・ドラールの「ブラッディ・マーケット」でフェイリンという人物に接触せよとのこと。


さて、シャーンからルカーン・ドラールへの移動手段として海路と陸路の2通りがあることがDMから提示される。「選べ」


海路は精霊動力によるガレオン船で行く2泊3日のクルーズ。
陸路はエベロン名物「魔法の列車 ライトニング・レイル」で行く約2週間の旅。
空路もなくはないがダークーンへの飛空挺の定期便はなく、チャーター便の費用には手持ちが足りないため現実的な選択肢ではないとのこと。


「やっぱエベロンといえばライトニング・レイルに乗りたいよねぇ〜」と盛り上がるもののかかる時間は海路の方が短いためガレオン船に乗り込む一行。


当然のごとくに海上での襲撃。


泳いできた(?)スケルトンの一団が夜中にガレオン船に上がってきて甲板にいたディートリヒとミスドリス、作業中の船員に不意打ち慣行。


ザコのほか指揮役と砲撃役などのバランス構成部隊で鎧の薄いミスドリスがピンチ。

物音に気づいたPCが船室から送れて駆けつけて参戦し、エムロジールの縦横無尽の突撃がモノを言う展開。

ミスドリスはダイスの目が振るわずに苦戦するが重傷になるもののなんとか倒れずに参戦。
ディードリヒがミスドリスに張り付いていた敵をうまく引き受け、最後の一体はミスドリスに一撃を与えるもののその反撃で船べりから押しやられて転落し、海の藻屑と消えて一行が勝利を収める。


船員に犠牲が出たものの船と積荷を襲撃者から守ったことを船長に感謝され、ルカーン・ドラールへは堂々と入港。


戦いのキズをすっかり癒した一行は、喧騒に満ちた市場ブラッディ・マーケットに足を踏み入れ、さっそくフェイリン探しに。

情報収集の結果、フェイリンは「拳骨亭」という店を根城にしていることを突き止めるが、拳骨亭の場所を聞きまわっていると2体のバグベアの警備兵に絡まれて戦闘へ。

意外にあなどれない相手ながらもエムロジールのダメージダイスが爆発し、警備兵をのしてこいつらから拳骨亭の場所を聞きだすことに成功する。
拳骨亭でフェイリンと会い、料金で多少の交渉はあるもののすんなりと折り合いをつけて出発・・・と思いきや、拳骨亭を出たところでフェイリンの以前の顧客やらの襲撃を受ける。

氏族を追放された詐欺師まがいという前評判を得ていたが。。。。先が思いやられつつも襲撃者を排除し、さっそく出発。



フェイリンが用意した交通手段は、どうみてもディーゼルトラックです。本当にありがとうゴザイマシタ。



四輪にタイヤを履いた幌付きの4トントラックという態ですが、説明によるとアースエレメンタルが動かす「魔法の車」とのこと。
無免許で無車検というのが返って不安を煽るがともあれ荷台に乗車して出発。


ローズ・クオリーまでの遭遇は、トラックのスピードで振り切ってすんなりと目的地に到着。さすがトヨタだミツビシだ!ニッポンバンザイ!


ローズ・クオリーはこの辺一帯に広がる赤大理石の切り出しを行っていた集落の1つだが、今はそれらは廃墟となっており、ローズ・クオリーもまた荒廃した集落跡となっている。

そこに先客が居る様子なので見てみると、翠玉爪(エメラルド・クロウ)の紋章をつけた一団がスケルトンを使役してなにやら行っている様子。多分ろくでもないやつらだろうとあたりをつけて、見つからないよう、一団のテントから離れた村の中心部の教会跡などを探索することに。


村の内部をこっそりと移動・・・・する技能チャレンジに苦労して、ガラスコーティングされたゾンビなどと戦いつつなんとか無事移動。

教会の正面にある建物(作業所?)内で作業中のガラスゾンビが労働中だったので飛び込んで中に居た翠玉爪のヤカラを戦闘で排除。手勢は少ないものの何しろ狭いので位置取りをあれこれしつつも危なげなく切り抜ける。

屋内を捜索すると、床には地図が描かれており壁には赤、白、黒の3つの暖炉が出入り口側を除いた三方の壁に据えられている。
彫像とヒントの文章があり、それを解くリドルになっているのだが、リドルは技能チャレンジで挑戦。

技能チャレンジをクリアしてヒントから地図を読み解き、デッドグレイ・ミストを越えたサイアリの地にホワイト・ハースの位置を突き止めることに成功する。

フェイリンが待つキャンプに戻る道すがらでヴァンパイアの紳士的な襲撃を受けるが“走って逃げ”てトラックに飛び乗り、一行はこのまま、かの地ホワイト・ハースを目指すのであった!
さすがホンダだカワサキヴィインダストリだ!バンザイニッポン!


次回はレベルアップしてモーンランドに乗り込んでスキーマ探しです。
次こそアーケイン・スプリングボードであーてぃふぃさーだいかつやくだ!

*1:ちなみに2番目以降はいないw