D&D4e『失われし王冠を求めて』第5回

前回は残暑厳しい8月末でしたが2ヶ月半ぶりの本セッションは晩秋の風が吹く涼しい日。
ジョウセンさんのスキンヘッド(?)に毛糸の帽子が季節感を漂わせている顔ぶれでダンジョンアタックを続行。

DMは羽生響氏。

バグベアのローグ「デクスター」(ジョウセン氏)
ドラウのパラディン「ナディア」(鯛足烏賊氏)
チェンジリングソーサラー「スノーフィ」(ミヤ氏)
ドワーフのアーティフィサー「ミラルド」(michi氏)
エラドリンのウィザード「ミリセント」(ゆか)
ドワーフのファイター「マギツム・シオー」(ドワ)

ゴブリン族「ケチ・ヴォラー」に肩入れして各地に散らばっているゴブリン族の「失われし王冠」探索する一行は、パーツが納められているというゴブリンの遺跡を探検する。


もともとここの遺跡の主であったゴブリン族は滅びており、あとからいくつかの種族やアンデッドたちが入り込んで住み着いている様子。


部屋に居るモンスターたちとの交渉は基本的には成り立たず、「所詮は血塗られた道か・・・」とばかりにわしのウォーハンマーがうなりをあげます。


本日最初の遭遇は高低差のある部屋が連なるマップでの戦闘。
待ちうけていたモンスターたち意外にも視界外でうごめくクリーチャーの音を感知。

触手怪人ドルゴーント率いるゴブリンのニコイチ戦闘員ドルガントとシオマネキ怪人ドルガルーが一行に襲い掛かる。

高みから降りてモンスターたちを迎え撃ち、防衛役のナディアとマギツムが部屋の接続部分に踏ん張ってとなりの部屋と待ちうけ部隊とを分断。

スノーフィーが遠隔からの攻撃でドルガルーを沈黙させ、ドルガルーはいいとこなしで盤上から削除される。

ドルガントの手数の多さ*1に泣かされるものの位置取りの有利さもあって順調に完勝。

小休憩のあと次の部屋に探索の手を進める。


両開きのトビラと細い通路に続くトビラを見つけた一行は、本命が両開きトビラだろうとあたりをつけるものの後顧の憂いを断つためにまずは小さいトビラのほうへ。

いびつに空間が繋がったマップのところどころには溶岩が固まったような「赤黒い苔」状の地形がところどころに点在している場所。
そこでゴブリンの幽霊(フレイム・ベント・ホーント)が待ち伏せている。

ファントムが誘うように部屋の奥に引っ込むので慎重に進むと、ファイアー・ファントムとファイアー・バットが現れて迫ってくる。

狭い通路に赤い苔と変則的なマップのうえ、ファイアー・バットが「通過した敵を殴る」能力を持っており、二進も三進も行かなくなった前線のナディア、デクスター、マギツムを蹂躙。

知識判定でフレイム・ベント・ホーントは支配能力を持っていることを見破っているので、こいつを最初に潰したいが1マス分の通路に立ちふさがっているのであとがつかえてどうにもならない。

ファイアー・バットをかいくぐってフレイム・ベント・ホーントを部屋の奥に押しやることに成功したマギツムの一手でどうにか戦局を押し込むが、部屋の奥にある炎が飛び出す罠が起動し、赤い苔を踏んでいたマギツムに[火]ダメージの追加と継続ダメージへのセーブペナルティが発生するなどこの部屋の仕掛けを存分に堪能。

一時はヒット・ポイントが2まで減らされるものの危機一髪で敵を排除して勝利。


しかし、部屋はここで行き止まりになっており一行は先ほどの部屋に戻って改めて両開きのドアを先に進むことにする。


第3戦はダンジョン内を流れる地下水脈を挟んで遭遇したディープ・ゴブリンの一族との戦闘。
交渉を持ちかけるが無傷で通してくれることはかなわず、仕方ないのでこれを排除するために一同抜刀。

ミリセントが先制の一撃で二手に陣取った片方の雑魚をほとんど焼き払い、川を渡ったマギツムがもう一方の敵グループの前で前線をキープ。

デクスターが接近戦闘要員(石刃使い)たちをなぎ払い、ナディア、ミリセント、ミラルドも続々と川を渡って前線を押し込む。

ナディアが川の幅跳びに失敗してずぶぬれになったり、ミリセントがゴミ置き場に突っ込んだりとニギヤカな渡河風景を展開しつつも情報収集用の捕虜一名を残してディープ・ゴブリン一党を排除する。

捕虜からダンジョンの様子などを聞いた一行は、ディープ・ゴブリンたちと敵対していたというデスゴーントたちが居る奥の間を目指す。


本日の最終遭遇は泉の周りでなにやら儀式めいたことをしているデスゴーントたちとの戦闘。

高みから見下ろした眼科には無数のモンスターがうごめいているが、兵士役でマーカーの2体をそれぞれ抑えるためにナディアとマギツムが先行。

部屋の中央部分に前線を構築し、高台から遠隔攻撃のスノーフィとミリセントが呪文を浴びせかける。

しかし、敵モンスターの多勢と遠隔近接要員のバランスの良さにかなりの苦戦。
マーカーにかかりきりになってしまったナディアとマギツムの脇をすり抜けた特攻隊が雑魚を焼き払われるのもものともせずに高台に殺到してスノーフィとミリセントに肉薄する。

ミラルドがこれを引き受け、スノーフィーとミリセントが高台から降りるものの、踊りこんできたボスがデクスターを支配し、あろうことか敵に操られたデクスターの攻撃がクリティカルしてスノーフィーのヒットポイントがあっという間に持っていかれて血まみれに。

デクスター自身にも火線が集中して継続ダメージとボスのオーラでヒットポイントがジリ貧。

支配状態は続かないもののデクスターは一度倒れてデスセーブで1つドクロを貰い、ミラルドとスノーフィーが飲ませたポーションでなんとか息を吹き返すもののミラルドが高台でとうとう昏倒する。

[光輝]ダメージでボスのオーラが一時的に抑制されるので、ナディアとスノーフィーが交互に[光輝]ダメを出すものの、砲撃役の再チャージの範囲攻撃がたびたび発生したりで敵の火力はなかなか落ちない。

それでもなんとかボスを挟撃したナディアとデクスターがボスを重傷に追い込み、マーカーをようやく倒したマギツムが返すハンマーでボスにトドメを刺す。

ボスが倒れても残りのモンスターは戦闘をやめないが、なんとかこれ以上の被害を出すことなく掃討し、ミラルド昏倒のまま辛勝にて戦闘を終了。

王冠のパーツも発見し、次回は別ルートでダンジョンを探索しているケチ・ヴォラーのチームと合流の予定です。


マギツムはドワーフの種族能力でマイナーアクションで使える底力、ドワーヴン・スケール・アーマーの一日毎能力でフリーアクションで行える回復と、一日毎パワーを使うと一時的HPがもらえるアーティフィサーのミラルドの能力とで高いの回復能力を保持しています。
それで挟撃される位置に入り込んだり矢面に立つことも多いのですが、今回は特に不利な位置への能動的な移動や部屋のギミックを発動させる地形に踏み込んだりしました。
「マ“ゾ”ツム」に改名しようかと思うくらい。

まぁ、しかしレベルが上がってかなり安定してきたのでこういった状況もなかなか楽しいというかオイシイ。

遭遇パワーの「パリィ・アンド・リポスト」*2が即応アクションで、ファイターの標的での攻撃との兼ね合いがあるのですがなかなかお気に入りのパワー。
複数マークやマークが発生していない状況での「お仕事」的な満足感があります。

*1:2回アクションする

*2:敵の攻撃がミスしたときに殴り返せる