神泉
朝の気温は下がってきてゴミ捨てに出ると白い息が出てゴミ袋を持った手が凍えます。
それでも日中は暖かい日差しのある良い天気でした。
いちょうの葉が輝くような黄色に染まっています。まだ枝についている葉も多いようですが、風が吹くたびにひとひらふたひらと地面を埋めています。
どこかで咲いているのかふんわりと菊の香りが漂ってきたりもしますが周囲を見ても菊の姿は見えず、数歩も歩けば香りも感じなくなっていました。
出勤中に神泉のお蕎麦屋さんの前を通ると洋食屋さんで出そうな何か濃厚でクリーミィな、スープかシチューのようないい匂いがしました。
お蕎麦屋さんであの匂いはなんだろう??
秋の香りはゆったりと太く濃く深い印象です。食べ物もそのほかのものも。
春のどこか儚げな匂いの連続ではなく、町のそこここに点在しながらも確かに自身を主張する存在感を感じます。
昨夜は大根と豆腐で濃醤を煮てみました。砂糖と醤油も入れてこってりした味噌の匂いが鍋から漂いますがまだ我慢。一晩置いて味を染み込ませて、楽しみに、楽しみに。
このこってりな味噌も秋冬の寒い季節に似合う味と匂いです。
お昼過ぎに地震があり、関東以北の太平洋側で震度2〜3の揺れ。結構長く揺れました。