D&D3.5e『迷える魂を喰らう者』第5回(最終回)

足掛け5年のキャンペーンの最終回セッションです。

生まれてくる前の魂を喰らって生きている悪名高き古代竜アシャーダロンが潜む砦を陥落せしめるべく乗り込んだ一行が、いよいよアシャーダロンと対決!

DMは羽生響氏。

バスター・ド・ヘラティック(ハーフエルフ):スワッシュバックラー/マーシャル/パラディン/チャンピオン・オヴ・コアロン・ラレシアン/レンジャー/ワイルド・プレインズ・アウトライダー/PL:id:Tirthika
マーサ・カナリィ(ダイア・ライオン):動物/特別の乗騎/セレスチャル種テンプレート/PL:id:Tirthika
チャオ・リンシャン(イルーミアン):モンク/クレリック/セイクリッド・フィスト/コンテンプラティヴ/パラノースティック・アポスル/PL:id:rucke
ゾーンダイク(人間):ウォーロック/ウォーメイジ/エルドリッチ・シーアージ/マーシャル/PL:id:GARGILL
プー(ハーフリング):ウィザード/マスター・スペシャリスト/michi氏
ラスダル(ウィスパー・ノーム):ローグ/レンジャー/ファイター/PL:yuka氏
ハルザウルド・ベガウスドワーフ):クレリック/ウォー・プリースト/PL:わし

冒頭で諸神から天界通信が入り「アシャーダロンがアーティファクト“ソウルトーテムのかけら”の1つを持っているので、モルデンカイネンズ・ディスジャンクション*1使わないでね」というお達し。


前回雪辱のプレイン・シフトで撤退を余儀なくされたデーモン部屋にカチ込み。
はじけとんだプーとマミさんmogmogのラスダルを蘇生させて事前バフも万端。


先制を取ったチャオが部屋に飛び込んでホーリィ・ワード。
これでバロール以外のデーモンはすべて自宅待機(出自の次元に強制送還)に。

バロールは前回と同じく、「アーケインキャスターを狙う」戦術と「櫓からインプロージョンを撃つお仕事」の戦術を展開するが、櫓にはチャオが乗り込んでタイマンへ。

キャスター狙いのバロールは執拗にプーを狙うがプーの脇を固めたバスター、ハルザウルドがさらにバロールを付け狙う。

ゾーンダイクとラスダルは遠隔攻撃で「アーケイン狙い」を叩き、順当にこれを落として櫓のバロールも撃破せしめる。


バフがほぼ残ってるし、リソースもあるので次の間に飛び込むと超大型サイズのレッドドラゴンとなぜか完全武装のヒューマンが一体。


天上のライオンにまたがったバスターが大上段に

「悪竜アシャーダロンめ!ディッドの子孫とその一行が貴様を成敗しにきたぞ!(キリッ!」

と名乗りを上げるも赤竜からは「アシャーダロンは私の父でございます」との回答。


「あ、そうですか。いやーお父様にそっくりで・・・」


照れ隠しにアシャーダロンの息子を撲殺。
ヒューマンのほうはどうやら回復役だったらしいがこちらは先に落とされたので、竜の息子は孤立無援で奮戦するもあえなく戦場に散ったのでありました。。。


とはいえ、それなりにリソースを使ったので一度引き返して呪文などを積みなおして再来。

いよいよ宿敵アシャーダロンが巣食う砦の中心に乗り込むと、中央に魂が流れ降りる(?)滝があり、そこに大きな大きな竜が鎮座。脇には塔が立ち、コボルドらしい人影が塔の狭間から見え隠れしている。


「塔のコボルドは誰?とらわれのコボルド姫?」


ともかくアシャーダロンの本人認証を経て戦闘開始。

先制はアシャーダロンでお約束のブレス。
だが、シャレにならないダメージでゾーンダイクとハルザウルドの一時的ヒットポイントが剥がされて肉体ダメージ*2を受ける。

さらに入ってきた退路は歯車壁でふさがれ、その前をディスペル壁で邪魔される。そしてフォース・ケイジでディッドの子孫であるバスターが囲われて隔離。

プーが戦場分析のためにタイム・ストップを使うが、なんとタイム・ストップ内でもアシャーダロンは活動可能(なギミックを積んでいた)。

アシャーダロンとお見合いになってしまったピンチのプーだったが、セレリティからのウォール・オブ・フォースでなんとか攻撃を防いで生き延びる。

なんとかディスペル壁を解除し、ゾーンダイクとラスダルが初期位置を飛び出してゾーンダイクのディスインテグレイトでバスターは囲いから脱出。

ハルザウルドが放ったマナ・フラックス*3で次のブレスは失敗させたが、滝部分に居座るアシャーダロンは近づきがたく肉体攻撃もシャレにならんダメージ。

塔のコボルドはバードだったようで、こちらの支援は早々にゾーンダイクがコボルドを落として遮断するものの、アシャーダロンが自身にかけたバフがどうにも邪魔でこちらの攻撃がほとんど通らない。


チャオがグレーター・ディスペルを投げつけるがスペルターニングでこれを跳ね返し、さらにこれをスペルターニングするチャオとで呪文反射共鳴という珍現象を巻き起こしてこう着状態へ。


アシャーダロンのスペルターニングはアイテムのチャージによるものなので、このチャージを消費させるために「跳ね返されても不都合がないが呪文レベルの高い呪文」を投げつけることに腐心するが、この部屋の環境で瞬間移動が封じられてプーの「メイズ」が使えず、ゾーンダイク十八番の光線技もバフで無効化されていて八方塞がり。


「そうだ!ハルザウルドのマス・ヒールでアシャーダロンとバスターを対象にして、バスターを回復させてアシャーダロンのチャージを消費させようぜ!」


という起死回生の案が出てハルザウルドがずいっと前に。

「クラス能力なので術者レベル20。ゾーンダイクのオーラで呪文抵抗判定は+8!くらえ!」


出目4で達成値32。


「呪文抵抗は抜けません」


ハルザウルド退場(´・ω・`)


いよいよ困った最終手段は


ウィッシュ


「(接近戦で今のところのダメージソースである)バスターが死んだら蘇生に使おう」
「アシャーダロンのバフを剥いじゃうのは?」「さすがになかろう」
「スペルターニングのチャージを消費させる」「微妙」
「じゃあ1ラウンドだけバフを無効化するのは?」「・・・それくらいならありかも」


というわけで、1ラウンドだけアシャーダロンのバフの効果を抑制して叩き込めるだけのダメージを叩き込み、なんとかアシャーダロンを討伐!!!


と、そこにアシャーダロンの中からバロール登場。
アシャーダロンの心臓として移植(?)されていた噂のデーモンです。


「ぼくのバロールまだ動いてる」




いやぁ、ここからがすさまじかったね!
ホーリィ・スマイトを直撃させ、盲目状態のバロールの攻撃をかいくぐって突撃したハルザウルドのエネシャライズ・シールドで強化されたスパイクトシールドが炸裂し、さしものバロールもたじたじ。

さらにハルザウルドがトドメの コメット・フォール をぶち込んでバロールは木っ端微塵に砕け散ったわけだ。。。。。という夢を見た!




さすがに実時間が遅くなっていたのと、パーティの残りのリソースを鑑みてバロールは「倒された」ということで決着。
バロールも強化されていたので実際にやりあっていればパーティも無傷ではすまなかったかもしれませんが、まぁ、そこはそれでなんとかなったでしょうw


アシャーダロンから砦とアーティファクトを奪還し、一行が持っていたソウルトーテムのかけらと合わせて神様協議会に報告。ソウルトーテムの1つはバスターの信仰するコアロンに預け、もう1つはチャオの信仰するミスタラ・・・に預けるのは不安なのでハルザウルドの信仰するモラディンに預け、かくして世界の均衡は保たれたのでありました。


もともとはわしがメインのDMで進めようとか思っていた「冒険シナリオシリーズ」でしたが、結局、半分以上はプレイヤーで参加するという体たらくで面目ないことでしたが、ともあれ苦しくも楽しいキャンペーンでした。


なお、本セッションの「クリティカル募金」は25回分+モラディンの幸運ペナルティ500円分で3000円となり、今回の震災の義援金として募金させていただきました。


各位ともお疲れ様でした。ありがとうございました。

*1:範囲内の魔法/魔法の品をぶっ壊す呪文

*2:この次元界では実HPと同じだけの一時的HPを持っている。つまりお互いに耐久力(最大)2倍状態で戦闘開始

*3:範囲内の呪文/擬似呪文/超常能力/呪文開放型アイテムなどの使用に20%失敗確率を発生させる