D&D4e『失われし王冠を求めて』第7回

前回は体調不良でドタキャンしてしまったキャンペーンの最終回。

DMは羽生響氏。

クリティカルロール募金*1の集計は1800円ナリ。

バグベアのローグ「デクスター」(ジョウセン氏)
ドラウのパラディン「ナディア」(鯛足烏賊氏)
チェンジリングソーサラー「スノーフィ」(ミヤ氏)
ドワーフのアーティフィサー「ミラルド」(michi氏)
エラドリンのウィザード「ミリセント」(ゆか)
ドワーフのファイター「マギツム・シオー」(ドワ)

5つのパーツに分割されて各地に散らばったゴブリン族のアーティファクト「失われし王冠」を集めることになったPC一行。

微妙な軍事力/政治力の均衡で保たれている諸国の力関係を、いずれかの国や組織が強力なアーティファクトを入手することで崩されてしまうことを恐れたブレランド国のある国家機関の意向で、(どうせなら)アーティファクトはゴブリン族の手にあることが一番平和的だろうということで穏健なゴブリン族「ケチ・ヴォラー」にこっそり肩入れするようPCたちに依頼する。

ケチ・ヴォラー族の信用を得た一行は共に「王冠」のパーツ集めに加わるが、機関がPCに先んじて送り込んでいたドッペルゲンガーのスパイ「ティクルティ」がPCたちを裏切り、ケチ・ヴォラー族は探索中のダンジョンで哀れモンスターの餌食に。のみならず、ゾンビとして操られてPCを襲うがこれを返り討ちにする。


しかし、PCたちはティクルティによってケチ・ヴォラー族を殲滅させた犯人として濡れ衣を着せられてしまうのであった・・・というのが前回までのあらすじ。


王冠のパーツのうち2つはPC一行が保持しているが、どうもゴブリン族が探索で手に入れていた残りのパーツ3つはティクルティによって持ち去られている様子。
PC一行の持つパーツを奪いたいティクルティは、すべてのパーツを組み合わせて王冠を1つにする儀式を行う「アシュルタの墳墓」に誘い出そうとする。


残りのパーツを集めるためにもティクルティを捕まえ、やつの罪状を洗いざらい白日のもとにさらすしかないということで危険承知であえてティクルティの張った罠に飛び込むPCたち。

そこにはモルクレイブ大学のギド・フレネット教授を拉致したヘヴィメタエルフのディマイズの弟子「ジャイヌス」が待ち伏せ


というわけで第1遭遇の戦闘。


先制をとられて入り口側通路で雪隠詰めになる展開から開始。
しかしこの前線をじりじりと押し上げて追い込み、ナディアがスタンする局面があったりスノーフィが「1」を2回も出してダイナミックな国民総スライド騒ぎなどがあったもののこれを撃破。


奥に進むとティクルティたちがさらに待ち伏せている。
この第2遭遇でも重傷者多数と一時は後衛のミリセントまでスタンさせられるが最後はティクルティを囲んでボコって投了。
ティクルティを生け捕りにして問いただすと、どうやらティクルティはギド教授を拉致したスカルボーンと繋がっていた翠玉爪騎士団のディマイズに誘われて寝返っていたらしい。

リソースも心もとないのでティクルティを連れて雇い主であるブレランドのザジ・カイレスの元に参じてティクルティを突き出し、事情を説明して疑いを晴らしたPCたちは、あらためてディマイズの討伐を依頼される。


そして翌日、墳墓最深部で「王冠」をくみ上げる儀式を行っているディマイズを強襲する第3遭遇。

ところが入り口に骨の山を積み上げてドアを開けると「入り込む状態」とか言われるまさかの仕掛け。

ミリセントのファイアボールで入り口に殺到する雑魚を焼き払い、スノーフィが遠隔から手前のクリーチャーを各個撃破。
入り口を抜けたマギツムが、あわれ死体となって操られているギド教授ゾンビやら残りの雑魚やらを引き受けるが、後続したい一行は入り口付近に足止めされる。

敵の数をじりじりと減らすがあっというまに重傷マーカーが盤上にばら撒かれ、マギツムも自前でポーションを飲む始末。


それでもなんとかダンゴ状態を解消した一行がディマイズに襲いかかろうとする。
手下がやられたとみたディマイズはPCが入ってきたのとは違うドアに駆け寄ろうとするものの、ミラルドが疾走して先回りしてドアをキープ。さらにスパイク・ワイヤーでダメージを増やし、ディマイズを追いかけたナディアとマギツム、ミリセントの「ジャンプ」で部屋の中央を横切るようにして回り込んだデクスターによって壁際で追い詰められてフルボッコ

果敢にも抵抗するがすでに重傷にもなっていたディマイズは力尽き、その野望はPCたちの手によって霧散したのでした。

「失われし王冠」のパーツをすべて手に入れたPCたちは、それを持って遁走し、ザジ・カイレスからの脅しは入るもののひとまずその所有を認められた形となって新たな旅立ちとなるのでした。デクスターの新しい王国を建国すべく・・・・(?)


ファイターとしては大満足な遭遇でした。
なんといってもレイン・オヴ・スチール*2が存分に使える状況が多くて楽し。

それに最後の一撃にしてわしこのセッションでの最初のクリティカルヒットを出すドラマチック展開。

ダメージも自前回復で80点ほど引き受けて*3、残り11点で終了という出し切りっぷりでした。


『失われし王冠』は今回で終了ですが、続編として7レベルで開始の『禁断の炉の中心』は6月の予定(前後2回?)です。

*1:厳密に「クリティカルヒット」ではなく「20」の目が対象ですが

*2:5レベル一日毎パワー。使用者に隣接してターンを開始した敵にダメージ。[構え]なので気絶したりほかの[構え]に変えない限りは遭遇終了まで効果持続。

*3:ドワーヴン・アーマーの一日毎+一時的HP、底力、ポーション