表参道
午前中はやや雲も多かったりしたものの、晴れ間も多くなってきて概ね晴れました。
湿度は高いのですが気温はそれほどでもなく、午後に少し蒸し暑い陽気。
面接で仕事のお手伝いしてる件を話したのですが、なんだかそれがどうも微妙な感じで関係者の思惑やら事情やらに触れてしまったらしくてあんまりよろしくないお知らせが来たり。
紹介していただいた知人の評価に関わったりで、採用の可否よりそっちのが凹むわ・・・・・
面接の結果自体はまだ連絡が来ませんが、こりゃダメかな。
まぁ、ハロワ行くのは帰省から戻ってにしよう。
というわけで、気晴らしに展示が気になっていた根津美術館に行ってきました。
今回は名物刀剣の展示で、暴れん坊将軍吉宗が作らせ名物刀剣の評価を定めた『享保名物帳』の「享保名物」が並びます。
つまり葵の御門お墨付きの刀剣類というわけです。
当然、将軍家に献上されたものも多く、刀身はもとより拵えも立派なものが多くて眼福。
目録を見るとさすがに徳川美術館所蔵のものが多数あります。
が、ドワが目をつけたものの多くは個人所蔵。
やっぱり徳川ゆかりの一太刀・・・じゃなくて人達が所蔵してるんだろうか・・・
- 備州長船兼光
- 篭手切正宗
- 分部志津
- 大かき正宗
- 新身来国光
あと、同時開催のテーマ展示「長月の茶」で
- 古銅獅子耳花生
- 透かし彫り菊文鉢
など。
わけても『備州長船兼光』はその長身もあってひときわ存在感有り。
細い刀身ですが、がっしりした腰元と中ほどからの反りが実に優美。
総じて細身の刀剣は涼しげな気品を感じ、幅広の刀剣は威圧感があります。
刀剣にこんなに多彩な表情があるとは面白いものです。
茶室の展示にあった花瓶(?)『古銅獅子耳花生』は、細首下膨れの壷状で、磨きこんで古くなった銅の地肌の模様と照りがなんとも落ち着いた雰囲気を出しつつ、首の両脇に1つずつ親指の先ほどの大きさの獅子の顔のぽっち(耳)がついたもの。口の周辺は獅子の首輪のようないかつい形状です。
が、このお獅子がまたかわいい!!!
一方は「ふううぬぅ」と精一杯の強面を保ってますが、もう一方は「はああぁん」となんか困り顔。
なんでそんなに困ってるのww
なんでそんなに困ってるのwww
壷は左右対称の形状ですが、左右方上がりに花を活け、下がった側を困り顔、上がった側を強面に持ってくれば陰陽ある楽しげな生け花になりそうです。
そして『双羊尊』にもご挨拶。素っ頓狂でとんまな羊顔の尊(酒などを入れる壷?)にご挨拶。
庭園を散歩していたらデミグラスソースのいい匂いに釣られてこの美術館のカフェにふらふらと入りましたが、結局注文したのは和風ハンバーグ。
まんぷくで帰宅。