自宅
寒さがいくらか緩んで日中は少し春めいた陽気すら感じました。
今日の実習は排泄の介助。
オムツの装着の演習。
ペアになった同級生と、ジャージの上からですが大人用の紙おむつを履かせる実技を交代で行いました。
まぁ、もともとがこういう用途のものなので、コツと慣れはある程度必要そうですが、ほかの身体介助よりはいくらか見通しはあります。・・・・・装着については。
これがオムツ交換となると、“使用済み”オムツを外して陰部の洗浄などがあるのでこれはこれで最も気を使う類の介助技術になります。
ジャージの上からとはいえ股間あたりをごそごそと触られたりオムツを当てられたり、先生と同級生にまじまじと覗き込まれたりするのは恥ずかしい・・・・。これが 本番 ならなおのことでしょう。
介護ではオムツは最終手段に近いものなので、できればポータブルトイレやその他の方法でなるべく自力で排泄ができるようにするのですが、どうしてもオムツをしなければならない方や、手術などの理由で一時的にオムツを利用する場面もありそうです。
排泄は自尊心にも大きく関わるので、かなりデリケートなケアが求められるようです。
それだけに、老化や障害の悪化により排泄に失敗するとかなり落ち込んだり希望を失う人も多いということでした。
やっぱり恥ずかしいですからね。
でも、そこであまり落ち込んでふさぎこんでしまうとその先がほんとに辛くなります。自身がそうなったときは、すぐにとは言いませんがなるべく穏やかにその事実を受け止めて、「ではどうケアしていくか」を考えていこうと思います。
実はオムツほか排泄にまつわる介護用品は年々すごい進化と商品の品質向上が図られています。それだけ、必要としている人も必要とする品質も高いということです。あなただけではないし、その悩みをいくらかでも楽にする方法はあるんです。
もし、家族や知人がそうなってしまったときも同様に、その事実を受け止めたいですね。安易に「誰もがそうなるから」とか、そういうことじゃないと思います。
なにより、そういうところをケアするために介護士を目指すわしらはこういう訓練をしてるわけです。
不快だったり恥ずかしいことはわかってます。いや、いくらかはわかるようになります。
そう、
今日の写真・・・・・
宿題出ました。体験レポートです。
うん。そうなんです。
おれ、無事に今週末を迎えたらオムツでの排尿体験するんだ!
レポートは来週提出なので、今週末かそれまでに大人の階段を登る予定です。*1
【追記】
肝心なことを書き忘れてた。
オムツやほかの介護が必要になっても、たとえそれが高齢が理由での介護でも、介助されることに受身にならず、いろいろと方法を模索・実行することで機能が回復するということは稀ではないです。
なので、オムツをしてもそれは一時的で、ちょっとしたトレーニング(どういうトレーニングかは原因次第)や生活環境を整えるだけで改善することも多いようです。
で、介護ってそういう機能回復→自立行動が可能になることへの支援も大きな目的です。
なので、老化や障害で、オムツが必要になった。歩行器が必要になった。車椅子が必要になった。ということになっても、その状況が続く→悪化するだけだと思わないで、事実を受け止めて対応していくことが大事です。
*1:しかも、“その後”15分以上オムツをしたまま過ごさなければならない^^;