調布

３％
知的障害者の人口比率だそうです。
障害発生の詳しい原因は不明。

知的障害とは、先天的または生後まもなく発生した障害により知能が未発達の状態にとどまり、知能指数（IQ）が７５以下のものを指すとされます。
中でもIQが25ないし20以下は重度とされ、自閉症などにより社会性を著しく欠き、対人関係を築くことが非常に苦手です。というか、通常の意味での対人関係を築けません。

彼らは「ありがとう」が言えません。
彼らは「ごめんなさい」が言えません。
彼らは「失礼します／失礼しました」が言えません。

ただ、それだけで彼らが我々の社会で生きていくことは極めて困難です。

一方で、社会性を築くのに十分な知能を獲得しておきながら、「ありがとう」「ごめんなさい」「失礼します」を言わない人もなんとも多いことよ。
あまつさえ、その獲得した知能を“自分の権利”のためのあれこれの理屈をこね回すことにしか使えない人の浅ましさよ。

誰も選ばなかった望まなかった３％の枠内に居る彼らが、獲得したくてもできなかった知能の獲得者よ。

知能は複雑な機械や高度な屁理屈を使いこなすことに価値があるものではないと俺は思いました。
知能が、知能こそが我々の社会を維持し、存続させ、我々を我々たらしめている根拠だと思います。

実習４日目でした。