ああ、オレは大人じゃないサ!(TRPGの話題)
これ書くとTRPGゲーマーからはまゆをひそめられそうだが、先日の2006-04-10 - ウワノソラ日記で書いた件に知人からいくつかコメントをもらったので追記というか徒然と。
成人男性のプレイヤーが、頑なに女性キャラしかやらない、というコトがママあって、まぁ、おそらく一般常識から率直に言ってしまうと、ぶっちゃけそれは“キモい”と思う*1。
なぜそのスタイルに対して疑問を持つかは、“キモい”というほかにもあるのだが、それはひとまず置いておく。
このことをゲーム仲間などに言うと、じゃあ、そのキモい人たちと遊ばなければいいだけの話しだろう、と言われるし、それらのゲーマーが大挙して押し寄せてるわけではないので実際そのとおりなのだが、その態度がTRPGゲーマー人口の局地化を生んでいるんじゃないかと思うのだ。
自分は、もうここ何年もオープンなコンベンションには参加しておらず、神奈川の片隅でほそぼそと所属サークル中心にプレイしてきただけなので、余計にそう感じているだけなのかもしれないが、局地化する大きな原因は、TRPGゲーマーは絶対数が少ない上に、ほかの趣味とくらべて同じ指向の者同士が集まって、グループが細分化される傾向があることにあるように思う。
ゲームの性質上、それはそれでしかたないとも思うが、細分化することで“人を批判しない”という傾向が強くなっているように感じる。
これは口汚く叩くっていうことではなくて、指摘・指導するということなのだが、つまりは「人は人、ほかのグループはほかのグループ、自分は自分。アレもソレもありでいいんじゃないの?(オレはオレに合うものをチョイスするし)」って風潮。
そのことが更なる細分化を生むのじゃないか、とか、もっと言えば個々のゲーマーのスキルアップや、TRPGの楽しみを広げることも阻害してしまっているんじゃないかと思う。
身近な人はそれに合意してるか、言えない人で、ネットなんかで情報交換が容易になったインフラがあるのに遠くの人も言えない、言わない。
むやみやたらと批判し、突っ込むのは確かにオトナのすることじゃないし、紳士的な態度でも事細かに批判していいわけじゃないと思うけど、明らかな技術不足、準備不足、はやさしくきびしく指導してほしいしそうしたい。
まして、プレイスタイルについても、あまり偏ったのはどうかと思うし、周囲やグループ外の人たちがどう思うかも知っていてもらいたい。
それに、もっと「一般的な人」にもTRPGやってもらいたいのに、偏ったプレイスタイルなどかは、それらの人がTRPGを敬遠してしまう原因にもなりかねない*2。
まぁ、ここまで自分で書いたことには自分でも反論(?)があるし*3、やっぱり自分は自分で「TRPGゲーマとしての常識」も持ってるつもりなので、こんなこと書かなくてもいいんじゃないか、と思って何度か書くのをやめつつもこれを書いてるとかなんだけど、そんなところ。
「キモい」以外の疑問についてはまたいずれ機会があれば書くかも(しれないし書かないかもしれない)。