シナリオのマニュアル化


“情報収集はGMが用意した情報をPC(プレイヤー)に渡すフェイズ”(コメント欄Tirthika氏カキコ参照)
って方向性には、実は行き着いていて、挫折した「マニュアル化」では、コメントに書いたように、以下の4項目を情報として設定していた。


・目標の名前または姿かたち
・目標の場所
・目標へアクセスの仕方(距離、時間、傷害)
・目標の勢力(複数か単数か、手下/ボスがいるか、など)


それぞれの項目について、ランダムリストからチョイスするか任意で決定し、ランダムリストを増やして拡充できる案も想定してた。

いらない子」で言えば、初期情報として下記


a 目標の名前または姿かたち:不明(町にドラゴンが居る)
b 目標の場所:不明
c 目標へアクセスの仕方:不明
d 目標の勢力:不明(少なくともドラゴン)


これを、情報収集で埋めて


a 目標の名前または姿かたち:混沌博士(魔術師)
b 目標の場所:不明
c 目標へアクセスの仕方:ジャガーノートの痕跡を追う
d 目標の勢力:ドラゴンとウーズとジャガーノート

とする。


「手段」「戦術」「事前/事後」は、「a」のサブ項目として、「目標の目的」「目標の行動」、「退治する理由*1」を設定することとした。

ほかの項目にもサブ項目は設定するようにして、サブ項目を含む項目としては下記


a 目標の名前
→ 目的の対象:個人/集団/地域
→ 行動:強奪/支配/居るだけ(現状は)/拉致 など

b 目標の場所
→ マップ(最終的に戦闘を行うスクエアのマップと配置。戦術も含む)

c 目標へアクセス
→ 距離
→ 遭遇(あれば)

d 目標の勢力
→ 数
→ ボス/手下の有無
→ 特殊な装備など


情報源としては、「情報ノード」を設定する。
たとえば、「いらない子」では、「難民」が「情報ノード1」となり、保有する情報項目は、「a」と「(限定的に)d」といった具合。

難易度を設定し、<情報収集>難易度20 で、「a」の情報項目が出てくる。

情報ノードは、人だけじゃなくて、場所や物にも設定される。襲われた町の門、なども<捜索>することで、「情報ノード」として「d」の情報などを包含する。

情報ノードは深くなるほど情報量が多いものとして、「難民」と「町の門」は、どちらも「情報ノード1」となり、「地下水道の水門」や「ジャガーノートの痕跡」は情報ノード2、3といった深度が設定され、得られる情報量も多くなる。


ってな感じ。
もちろん、ルールブックの指針にあるように、「難民」から<情報収集>する際に、聞き方や質問が適切、限定的な場合は、DM裁量で+2からの修正があるものとする。


まぁ、自分でシナリオを作る場合には参考になってるんだが、マニュアル化(つか自動化)するとなるといろいろと破綻した。
1つは設定項目が多すぎて、ランダムだと矛盾が出すぎること。

もちろん任意設定項目を増やしてもいいんだけど、それだと結局乱雑になってしまった。


また、もっと単純化しようともしたが、そうなるとサタスペの情報収集みたくなって*2、目指すものとはちょっと違う形になってきたので模索停止。


結局はどこまで単純化するかのサジ加減だろうけども。

*1:まずは「退治モノ」に限定して考えていたため。「謀略モノ」とか「探索モノ」とか、バリエーションを想定するとたいへんだし

*2:あれはあれでいいアイデアだと思うが