青葉台

Dowa2009-02-16

なんだかもう春がきたかのような陽気で、メジロなんかが飛び交う中を出勤しましたが、午後にはだんだんと寒さが戻ってきました。


譲り受けた祖父の着物ですが、正確にはいつごろのものかはわかっていません。
タンスの中に半世紀前後眠っていたのは確かですが、祖父がいつごろ仕立てさせ、どれくらい着用したかは不明です。

昨日着ていた長着もうっとりするほど心地よい肌触りなのですが、着用したまま家事などをしていて、手洗いの水(といっても数滴ほど)を裾につけてしまったり、お菓子の食べかすを落としてしまったりしていて同じような箇所に小さな染みや汚れなどがあることに気づきましたw


これを着て同じように飲み食いしたのでしょうが、ふと、祖父が何歳くらいでこれを着ていて、いつ頃仕立てたものかが気になりました。

単純に、今の自分も汚しそうな箇所を汚している祖父が今の自分より年上だったか年下だったのかとかいう興味と、もう1つは、生地が織られた時期などが絞り込めれば、染み抜きや補修の際の貴重な情報になるかもしれないと思ったからです。


祖母に聞いても正確な時期まではわかるかどうかなのでどう調べようかと思っていたのですが、着物を包んでいた畳紙(たとう)に、呉服店の名前と3桁の電話番号が印刷されているのを発見しました。

今、実家のほうは市外局番を含む10桁の電話番号が使われていますが、3桁の電話番号が使われていた時期がわかればある程度の絞り込みができるかもしれません。

もちろん、最後に収納したときに古い畳紙を使ったのかもしれませんし、逆に畳紙だけ新しくしてタンスに仕舞い込んだのかもしれないので、この畳紙が使われていた時期に織られたものとは断定できず、もしそうであってもこの呉服屋さんで仕立てたとも限りませんが、何かの手がかりにはなるかも*1


ところが、電話番号の桁数が増えたのは地域によって差があるせいか、これがわかる資料がネット上では簡単に見つかりませんでした。
NTTの公開情報を見てみたところ電話交換手が電話を繋いでいたのがおおむね3桁の時代というのがわかっただけです。しかも、自動化して4桁になった、というわけではなく、交換手が4桁の番号を扱っていた時期や地域もあったようであくまで目安に過ぎません。


畳紙に印刷されていた呉服屋さんの住所は和歌山県御坊市なので、御坊市の電話番号が3桁だった時期を調べる必要があります。


そこで、NTT西日本和歌山支店のWebサイトからメールにて「御坊市の電話番号が3桁だった時期」がわかる資料か情報をもらえないか問い合わせてみました。


2〜3営業日はかかるということなので今週中には返事があるかと思いますが、さて、この捜査の行方は如何に(指でブラインドにスキマを開けて夕日を眺めつつ)。

*1:でも、祖父の性格からして、たぶん仕立てた店の畳紙に入れたと思う。ただ、昔は畳紙をすごく使いまわしていたというならちょっと事情が別になる