青葉台

Dowa2009-09-11

麻のひんやりとした肌触りより、絹の柔らかい暖かさが心地よくなってきました。
袖が絹の祖父の半襦袢を出して着てみましたが、長着はまだ薄物。


夕べは帰ってご飯食べて風呂に入って即行で横になり、午前2:00前に起床。
H2Bのロケット打ち上げの中継を見るためです。


ロケット打ち上げのカウントダウンのあのドキドキ感はなんとも言えませんね。
関係者ならもう固唾を呑んで、どころの話じゃないくらい胸の内をバクバクさせてたんじゃないでしょうか。


韓国、中国のロケット打ち上げ失敗が続いているのでここはそれに引っ張られずにどうにか成功させたいという期待も大きい分、プレッシャーも凄かったでしょうしね。


夜間の打ち上げということで、ものすごい明るい光で画面が真っ白になってしまいましたが、次の瞬間にはぐぐっと打ち上がるH2Bの噴射が画面の上方に見え、あっというまに雲の中に入っていきました。なんだかあっけないくらいでした。


やっぱりこういう高い技術が必要だったり大勢の人々が苦労と努力を重ねてきたものがうまく行く、それも自分の国が主体となっているプロジェクトの成功というのは、こう、胸にぐっとくる。そして何か力をみなぎらせるものがあります。

打ち上げ放送を行っていたYAC (財)日本宇宙少年団 放送ページ(http://www.yac-j.or.jp)の掲示板に寄せられた視聴者からの投稿にわしが胸を熱くした一文がありました。

誰もが下を向いて歩かねばならぬ時勢に、誰もが天空を見上げる感動をありがとうございました。
(一部抜粋:太字はDowaによる)


技術発展、国際貢献などさまざまな重要な側面があるにせよ、宇宙開発がもたらす国民への福音は、この1点にあるのではないかと思います。


H2Bは打ち上げ後、順調に補助エンジン等を停止・離脱させ、若干の懸念があったフェアリングも問題なく展開。約15分後のHTVの離脱成功まで淡々と着実に行われました。

今後は1週間、飛行試験を行いながら宇宙ステーションに接近してランデブー。宇宙ステーションに10mまで近づいてステーションからのロボットアームでの回収とドッキングが行われる予定だそうです。

その後、ドッキングしたまま1ヶ月間に渡り宇宙ステーションに留まり、分離後は大気圏への突入コースを取り、大気圏で燃え尽きて廃棄されるとのことです。


HTVは、2020年まで運用が延長された宇宙ステーションの重要な補給手段となる、国際的にも重要なプロジェクトです。

技術大国日本の沽券にかけても、ここはひとつ確実な成功を重ねて欲しいところです。


ところで、Jaxaの年間予算ってNASAスペースシャトル打ち上げ費用1回分くらい*1なんだそうですよ(;´д`)ウソン

*1:NASA幹部「スゲー!日本金持ち!この無人打ち上げプロジェクトにこんなに予算つくのか!」、Jaxa職員「いえ、これ年間予算ですケド・・・」、NASA「え?あり得なくね?マジデ?・・・ごめん、悪いこと聞いた?」みたいなやり取りをやったそうな・・・