D&D3.5e 第15回 『九層地獄でパラディンと握手!』6回目

一年にわたる「九層地獄巡り(半分くらいは船の地獄巡り)」はとうとう終着の果てにたどり着いた。


ネヘオド寺院の地獄へのお引越し、いじわる魔術師の援助、デーモンと行く豪華客船の旅、忘却の河を潜水球で覗いてみようぜ→「サメが居た!(ガブッ)」、ナビ子の砦マップ、寺院でポイントを溜めようスタンプラリー・・・・


“思い出”ってのはそっとしまっておけるようなもんじゃぁない。
“刻む”ものなんだな。
ココロとカラダによぉ。。。。


モンテ先生、、、、あんたの言いたかったのはそういうことだろ?(違うと思います)

疾風”のウォルフ(人間):マーシャル/ソーサラー/スウィフトブレード:PL/ id:taxfree (ヒロベ)氏
ザローニン(人間):ウォーブレイド/ソードセイジ/ローニン:PL/ id:ruwind
マリス(人間):力術ドメイン・ウィザード/スペルシーフ/スペルウォープ・スナイパー/アージェント・サヴァーント/フェイト・スピナー:PL/羽生氏
イレーネ(人間):クレリック/レイディアント・サーヴァント・オヴ・ペイロア/コンバット・メディック:PL/yuka氏
ロンタン・ソノワッキー(オカマ):ローグ/レンジャー/ダンジョン・デルヴァー:PL/わし

DMはエース・マスターid:Tirthika 氏。

タイムカウンターを弄くってズルして時間を稼いだ一行は、ようやく一休みをしてリソースの回復を図る。

しかし、不安に身を寄せる「至聖所」の参列者たちに、まだ安息は訪れない。


ともあれ休憩をとっていると、夜中(?)にごそごそと動き回る人の気配。
<聞き耳>判定に成功したロンタンがそれに気づき、見ると寺院の貴重品を集めてきたチェストをまさぐる人物が居る。どうも物盗りのようなそぶり。

あらためてみようとすると、クレリックの1人がなにやら高価そうな布の包みを持って逃げ出そうとする。
イレーネが組み付き、ロンタンがすかさず包みを奪いとる。
包みの中身はあまり価値のなさそうなクリスタルが1つ。

問いただすと、どうやらデーモン軍勢に加担する魔女に篭絡されたクレリック(元クレリックに成り下がっている)がこれを持ち出せと言われていたらしい。

マリスやウォルフの<知識>判定により、これは「ヴァイリスクリスタル」という、一件粗野なクリスタルに見えて実はとんでもないものだと判明する。


「ヴァイリスクリスタル」は、アーティファクトであり、使用者(?)に神格を与える効果があるらしい。このクリスタルはクリサンドラル卿が以前の冒険で持ち帰った戦利品のひとつで、アスモデウスの手中から掠め取ってきたものだ。


「ああ〜、それでデヴィル軍団が躍起になってるんか。。。。って、こんなことになったのはクリサンドラル卿のせいやんけ!


アスモデウスに神格を与えちゃなるまい、というのでかっぱらって寺院に預けていたものらしいが、これこそがこの騒動の元凶ってわけ。


ともかく包みをチェストに戻し、元クレを簀巻きにして部屋のスミに転がして冒険の準備を整えて出発。

割れたクリスタルの破片を集めるために、まずは在り処のわかっている崩れた塔に進む。駐屯しているヴィルを蹴散らして瓦礫の中の鐘楼の下からクリスタルの破片を発見。あと2つ。

また、瓦礫の下にいた生存者も発見し、至聖所に連れ帰るとポイントがアップ。
ポイントがたまるとどうなるかの詳細は不明だが、どうもシナリオクリアのキーにはなっているらしい。


この調子で探索→悪魔ぬっころ→犠牲者発見/邪悪なオブジェクト破壊のルーチンを踏んでポイントは順調に加算されていく。


地獄の公爵アモンさんが颯爽と登場するもこれも踏破して進むと、もともと寺院になかった階段が外に向かって設けられている箇所がいくつかある。

また、外の洞窟に続くドアも発見する。

しかし、とりあえず寺院内を片付けておこうということで崩れていないほうの塔の攻略を開始。この塔の上は司祭の部屋があったところらしい。

妙な仕掛けの床のあるフロアでネコ頭のラクシャーサを畳んでヴァンパイアになってしまっていた犠牲者を昇天させ、部屋を調べると、2通の書簡を発見。

1つはデヴィルによる寺院攻略への加担を契約する書類だが、もう1つはなんと意地悪魔術師エミリコルからの手紙。どうやら先に助けた参列者に含まれていたローグの女性の助命と支援を要求する内容。


怪しい。こいつはゲロ以下の臭いがぷんぷんするぜ!


ともあれ先に進んで最上階に上るとどうも奇妙な部屋に出る。

天井からナニカの呪文が降ってくるので、ロンタンが天井を調べていると、パカっと天井に開いた5フィート四方の穴から黒い腕が出てきて引きずり込まれる。
引きずり込まれた先は同じような部屋になっているが、どうもこれはピットフィーンドが化けた(?)部屋のようで、中には氷漬けになった2体の人らしきものが転がっている。

なんとか天井の穴まで行き着いたロンタンを引っ張り出し、とりあえず後回しにする。部屋は追いかけて来なかろうし。

外に出る階段を調べると、階段の先は岩の壁になっている。


DM曰く「壁の色はモンテ色」


ザローニンがモンテ色の壁を殴るとザローニンの姿が消える。どうもどこかに転移したらしい。
ザローニンは同じような壁に突き当たる階段の先だが景色が若干違う、というところに出るのでその都度壁をたたく→転移を繰り返すとそのうちに元の場所に戻ってくる。

その先で、1箇所だけ炎が燃える熱い部屋があり、そこに金属製のチェストがあったことをパーティのメンバーに告げる。チェストにクリスタルのかけらがあるかもしれないということで、今度は全員がめいめいモンテ先生への罵倒と共にモンテ色の壁を殴って転移。
アチチな部屋でチェストを調べて罠を外し、チェストごと持ち出してから中を調べてみるとホールディングバッグやらなんぞアイテムやら武器やらがぞろぞろ出てくる。が、クリスタルはない。


アイテムは高名な冒険者達の持ち物で、どうやら参列者だったが寺院を守るために戦って敗れた際にデヴィルに戦利品としてかっぱがれたものらしい。


戦利品を戦利品にして外に続く洞窟を探索してみる。
地面には一面にデヴィルの惨殺死体が散乱しており、1000フィートほど曲がりくねった洞窟を進むと断崖絶壁の中腹に出た洞窟の先で、崖の向こうから迫り来る無数のデヴィルたちを剣でなぎ払う鎧甲冑の男性の姿が。。。。


「あのー、もしかしてクリサンドラル卿であらせられますか?」

「お?君らはいつぞやの冒険者。救援に来てくれたか(ズバッ!ズバシャッ!)

「ええ、かくかくしかじかで探索してますが。。。」

「ああ、クリスタルの破片は帰還の必須要件じゃないぞ(ズバァ!)ポイントが1000点たまれば漏れなく10ラウンドで寺院がもとの場所に転移される(ズバシャー!)わしはここで第6層からやってくるデヴィル軍団をふせいどるので(ズバババッ!)探索を続けてくれたまえ(ザシュ!ザシュ!)

「ああ、そうっすか。。。じゃあポイント溜まったら寺院が転移するまえに迎えに来ますよ」

「うむ(ズバッ!ドバッ!)頑張ってくれい。期待しておる(ドババババ!)

「。。。。なんかお手伝いしますか?」

(ゴバババッ!)おお、じゃあちょっとの間、ここを代わってくれんか。さっきから鼻の頭が痒くてのぅ(ズバババッ!)

どうやらデーモンが岩盤を掘り抜いて洞窟を作り、寺院に攻め込んだのだがクリサンドラル卿がそれを押し返してここでデーモンを食い止めている様子。


デーモンに加担する魔女も徘徊しているようだが、塔の上のピットフィーンドを倒したほうが早かろうということで取って返して準備を整えて部屋に突入。

先ほどの遭遇で天井の穴は5ラウンドくらいのあいだ開いていることがわかっているので、天井の穴に飛び込んでピットフィーンドに打撃を与え、氷漬けの2体を先ほど拾ったホールディングバッグに投げ込んで戻ってくる。

ポイントは1000点近くになり、氷漬けの遺体を至聖所に運び込めば得点ゲットで1000点を超える。

クリサンドラル卿を迎えに行くために、万が一を考えて1人だけホールディングバッグを持って至聖所の前で待機して残りのパーティメンバーが出向くことに。

「一度行った道で捜索も必要なさそうだし、火力が一番低くて呪文もないあたしが残るわ」

と、ロンタンがホールディングバッグを引き受け、残りのメンツがクリサンドラル卿をお迎えにあがり、1000フィートの距離という罠にあれこれ悩みながらも何とか帰還方法を編み出し、頃合を見て至聖所に入ったロンタンの行動により寺院は転移を始める。

そして無事にクリサンドラル卿も寺院への帰還を果たし、寺院が物質界に到着するや安らかなる永遠の眠りについたのだった。


さて、この間にロンタンは1人になる時間が数ラウンドほどあったわけだが、至聖所で氷漬けの司祭たちの遺体にNPCが目を奪われているあいだにチェストを開いて中の「ヴァイリスクリスタル」を取り出し、<手先技>+12などを駆使して包みに適当な宝石の類(鎧につけていたクリスタル・オブ・アダプテンションとか)をすり替えて入れておいてこっそりと自分のハヴァ・サックに仕舞いこんだ。。。。。。かもしれない。


「あたしは人間をやめるわっ!神になるのっ!ただの神じゃないわよ。オカマの神よっ!」