Dowa2010-06-09

朝のうちは雨が残っていましたが、だんだんとソラが明るくなってきて午後からは晴れ間も出ました。


週明けあたりから職場近くのオナガが通りに面した窓から良く見える向かいの木に集まっています。
オナガの飛ぶ姿が非常に優雅でおもわずうっとりと眺めてしまうほど。

身近な鳥と比べてみると

ハトは体育会系で「羽ばたかなきゃ落ちる!だから羽ばたく!羽ばたくから飛ぶ!羽ばたかなきゃ落ちる・・・」と力まかせに羽ばたいて居る感じ。翼の動きも高く振り上げていっぱいいっぱいまで振り下ろすスプリンターフォームです。

ツバメはやはり優雅さがありますが、「飛ぶメリットは“スピード”です(キリッ」とばかりにスピード重視かつコーナリングのときも“どや顔”で急旋回を繰り返す伊達っぷり。「飛翔について」とか語らせたら嬉々としてしゃべり続けるタイプでしょう。

スズメにいたっては飛び方への頓着がなくて、「わーぁ」と子供が走っていくような雰囲気。それだけに垂直移動や短い距離をちょんちょん飛び回って、器用な動きの反面どこか危なっかしさも感じます。


そこにいくとオナガは、羽ばたきもするけどあくまで自然体で翼を上下し、滑らかな一筆書きのようにすーっと滑空しますがスピード狂というでもありません。また、留まった枝で方向転換する際のしぐさも、一度、尾をすいっと持ち上げてクルリと身体を回してまた尾を下ろすというなんとも上品な所作です。

さしづめ、ハイヒールとカクテルドレスでパーティ会場を闊歩しているご令嬢といった趣でしょうか。

木の枝や壁の上などに留まるときに、ふわっと降りて尾をきゅっと上にあげるのもキュート。