D&D3.5e 冒険シリーズ『迷える魂を喰らう者』第2回

ディッドの子孫として命を狙われたバスターだったが、神出鬼没の刺客に振り回されつつもこれを返り討ちにし、デモゴルゴンの双頭同士の支配争いに関連する「アシャーダロン」の存在と、アシャーダロンが潜む「迷える魂の砦」の存在を知る。

DMは羽生響氏。

バスター・ド・ヘラティック(ハーフエルフ):スワッシュバックラー/マーシャル/パラディン/チャンピオン・オヴ・コアロン・ラレシアン/レンジャー/ワイルド・プレインズ・アウトライダー/PL:id:Tirthika
マーサ・カナリィ(ダイア・ライオン):動物/特別の乗騎/セレスチャル種テンプレート/PL:id:Tirthika
チャオ・リンシャン(イルーミアン):モンク/クレリック/セイクリッド・フィスト/コンテンプラティヴ/パラノースティック・アポスル/PL:id:rucke
ゾーンダイク(人間):ウォーロック/ウォーメイジ/エルドリッチ・シーアージ/PL:id:GARGILL
プー(ハーフリング):ウィザード/マスター・スペシャリスト/michi氏
ラスダル(ウィスパー・ノーム):ローグ/レンジャー/ファイター/シーフ・アクロバット/PL:yuka氏
ハルザウルド・ベガウスドワーフ):クレリック/ウォー・プリースト/PL:わし

デモゴルゴンの不毛な支配争いを“終わらせない”ためと、魂のない新生児が生まれる悲劇を防ぐために、生まれる前の魂(迷える魂)を喰らうアシャーダロン討伐に向かいたい一行は、「迷える魂の砦」の場所とその謎に迫るため、「眠りのギルド」の夢見人(人間の若い美女)を訪ねるが・・・


「眠りのギルト」に行ってみると夢見人のねーちゃんはまだ会ってくれない。寝てる。

「あっれー?」

話を聞きたかったら「力を示せ」とか言うし、神託(ディビネーション等)でモラディンにおうかがいを立ててみても「やっちゃえ」とか言うので「じゃあまぁ」ということで戦闘へ。


「メイドイン夢」なクリーチャーとアイアンゴーレムの波状攻撃。

夢クリーチャーを排除して夢見人の幻影を倒すと部屋の奥で隠しトビラが開く。援軍のアイアンゴーレムをウォール・オブ・ストーンで足止めして隠しトビラの奥に飛び込むと、そこには驚愕の事実が!!



 夢見人の正体はナイト・ハグ(大柄なばーちゃん)でした。


「ギルドには、ほら、いろいろと評判とか大事なのよ。眠れる美女のほうが体裁いいでしょ?」

「知るかっ!」


ともかく「力を示した」ことで夢見人の話しが聞ける。
「迷える魂の砦」に行くには、神々に幽閉された古い神である「デセイウス」のソウル・トーテムが必要らしい。
ソウル・トーテムは3つのパーツに分割されており、そのうちの1つがあれば「迷える魂の砦」に行くことができる。


1つはアシャーダロンが持っていて、もう1つはデセイウスが持っている。残りの1つは所在不明らしい。


所在不明の1つはどうにも手がかりがないので、次元界パンデモニウムの地下に幽閉されているデセイウスのものを入手しなければならないということになる。


デセイウスは(神のレベルで)大昔に、「迷える魂の砦」に目をつけて占有しようとしたところ、他の神々に反発を喰らってハブにされて閉じ込められているらしい。

ここで情報を整理すると、

・アシャーダロン
伝説になっている古代の竜。ドルイドのディッド一党に討伐されて心臓に致命的な傷を負うが、生きたデーモンを取り込んで心臓として機能させることで死を免れた。
しかし衰弱しており、生きながらえるために「迷える魂の砦」に引きこもる。

・迷える魂の砦
生まれる前の魂が行く転生・生誕の魂(迷える魂)の中継所。神々の間では不可侵の合意がある(デセイウスの一件の後に神が立ち入らないことに)。迷える魂を利用すればなんかすげー力を手に入れられるらしい。アシャーダロンは迷える魂を喰らって力を貯え、生命を維持している

デモゴルゴン
頭二つのお猿さん的ビジュアルのデーモン。二つの頭はとっても仲が悪くて互いを支配しようとしている。アシャーダロン(のデーモン心臓)を使うことでその支配化争いに決着をつけられるらしい(また有利な力を得る)。左側の神格アーメウルがアシャーダロン奪取を画策し、右側の神格ヘトラディアがそれを阻止しようとしている。

・ディッドの子孫
バスターその人。ディッド一族の血はアシャーダロンを弱体化させることができる。
衰弱したとはいえ強力な竜であるアシャーダロン討伐・捕獲には不可欠な要素。本シナリオの主人公。PC1。ある意味貧乏くじ。

デセイウス
古い神。「迷える魂の砦」を行き来できる唯一の方法である「ソウル・トーテム」を作った。「迷える魂の砦」を使えば力を手に入れると気づいて占有しようとしたが、神々に阻止されて地獄に投獄される(文字通り)。
その際、ソウル・トーテムは神々によって3つに分割された。自身の力のほとんどをソウル・トーテムに注ぎ込んだため、トーテムがなくては彼本来の力は出せないらしい。


という感じ。

パンデモニウムにプレイン・シフトで移動するためにいろいろと画策してともあれなんとかパンデモニウムに到着。

パンデモニウムでは、「エコ」というソーラーエンジェル(ともう1体のエンジェル)がデセイウスの牢の番人をしている。


デセイウスさんに面会なんすけど?」
「面会希望?じゃあ許可とってきて」
「許可?」
「うん、神様に。」


ああ、、、さすがお役所ぽいな。仕方ないので途中まで戻ってバスターが仕えるコアロンの教会に飛び込み、司祭にお金を払って神様と通信。

デセイウスさんに会いたいんで面会許可ください」
「いいよー。こことここにハンコと署名ね。寄付金は司祭に払っといて」

ふたたび番人エコさんのところに行って面会を求めると、「ピーィィィガーァァ・・・」とモデムかカプラーぽい音がして天界照会完了。


「んじゃ面会時間は3日間。その間だけ出入り口がつかえるから」


とエコさんが輪っか状になって牢への入り口に変わる。
輪っかをくぐると陰気な部屋で陰気な顔をしたリレンド(羽つきの半身ヘビ、半身女性のクリーチャ)がたむろっている。


デセイウスさんにお会いしたいんですけど。あ、番人さんと神様の許可はもらってます」

と告げるや「ええー!デセイウス様を殺しにきたんじゃね?神々はデセイウス様を見放したんじゃね?やばくね?」とか女子高生ぽい口調で暴れようとする。

慌ててウォールでひとまず部屋を区切り、壁越しに「いやいやwww違うってwwww誤解、まじ誤解www」と<交渉>。

なんとか武器を収めてもらい、奥のデセイウスの部屋に案内してもらう。どうやらリレンドはデセイウスの信徒(?)らしく、デセイウスと一緒に幽閉されている様子。

デセイウスはすっかり引きこもりの世捨て人(神?)になっており、事の次第を告げてもいまいち無関心で信用もしない。しかし来客は歓迎らしく結構饒舌には話をしてくれる。

ソウル・トーテムを借りるためにあれこれと交渉や取引きを持ちかけるが、いまいち乗り気になってくれない。


仕方ないので一度引き上げて、再び神託を得るためにコアロン教会へ。


「やっちゃえば?やっつけて奪えば?」
「えー(´д`)(それでも「善」の神かよ・・・)」


なんかイマイチアレな返事なので、念のためハルザウルドもモラディンにおうかがいを立ててみる。


「やっちゃえよ?やっちゃってもらっちゃえよ?」
「マジスカ?(゜д゜)」


どうもデセイウスの一件は神々にとってあまり残しておきたいものではないらしい。。。
本人不在の欠席裁判で一方的に結果を押し付けたという後ろめたさもあるのか、古いできごとなのでそういった“若さゆえの過ちを認めたくない”のか。


仕方ないのでパンデモニウムを再訪し、デセイウスに再び面会。


「・・・というわけなんですよ。なんとか穏便に貸してもらえないっすかね?」
「えー、なんだよなんだよーおれがなにしたってんだよー(したけど」


デセイウスもメンツがあるので渡せない、ということで結局戦闘でソウル・トーテムを奪うことに。


「所詮(コーデルによって)血塗られた道か・・・」


部屋の入り口をウォール・オブ・ストーンで遮断してリレンドの援軍を断ち、デセイウスに集中砲火。

しかし腐っても神。バカ高いACと鎧無視のでっかいハンマーによる打撃、高速化した擬似呪文のチェーン・ライトニングなどで大暴れ。

呪文抵抗、ダメージ減少に悩まされつつもBuffを剥いで殴ってなんとか撃沈。


デセイウスが倒れたことでリレンドも無力化し、なんか後ろめたさを感じつつもデセイウスが首からかけていたソウル・トーテムの欠片を奪って本日のセッションはここまで。

ああ、結局、上(天上)の決定の尻拭いをさせられるのはいつだって現場なのですよ・・・


回復をこまめに飛ばす前提で呪文を選択していましたが、結局ヒールとマス・ヒールしか使わねー。

というか、夢クリーチャーとの戦闘で、【判断力】にダメージを受けて7レベルスロットが失われた!というときに良く考えてみたら別に不都合はなかったでござるには我ながらワロタ。

呪文選択を刷新しよう。