D&D3.5e 冒険シナリオシリーズ『迷える魂を喰らうもの』第3回
生まれる前の魂が集うという「迷える魂の砦」に居る引きこもりニートのドラゴン“アシャーダロン”を倒してそのデーモン心臓を抉り出してくるために、寝ている大柄なばばぁを叩き起こして情報を引き出し、砦に入るキーアイテムを入手するために元神様を叩き殺した一行は、「迷える魂の砦」に到達するためのアーティファクトである「ソウルトーテムのかけら」を手に入れた。
DMは羽生響氏。
バスター・ド・ヘラティック(ハーフエルフ):スワッシュバックラー/マーシャル/パラディン/チャンピオン・オヴ・コアロン・ラレシアン/レンジャー/ワイルド・プレインズ・アウトライダー/PL:id:Tirthika 氏
マーサ・カナリィ(ダイア・ライオン):動物/特別の乗騎/セレスチャル種テンプレート/PL:id:Tirthika 氏
チャオ・リンシャン(イルーミアン):モンク/クレリック/セイクリッド・フィスト/コンテンプラティヴ/パラノースティック・アポスル/PL:id:rucke 氏
ゾーンダイク(人間):ウォーロック/ウォーメイジ/エルドリッチ・シーアージ/マーシャル/PL:id:GARGILL 氏
プー(ハーフリング):ウィザード/マスター・スペシャリスト/michi氏
ラスダル(ウィスパー・ノーム):ローグ/レンジャー/ファイター/PL:yuka氏
ハルザウルド・ベガウス(ドワーフ):クレリック/ウォー・プリースト/PL:わし
さて、では乗り込むか。
というところで、「マテマテ、ここは一つ事前の情報を手に入れておこう」ということになり、また天界通信(コミューン)で神様おしえてっ!
相変わらず砦のことについては教えてくれない(神様間協定に基づく)が、アシャーダロンの手勢に複数のドラゴンが居たり、それが全部レッドドラゴンだったり、ほかにもアシャーダロンのところに向かう勢力があったりすることが判明。
とにかく想定できるBuffをありったけかけ、次元界からの有害な影響を緩和・無効化するための呪文も準備していざ「迷える魂の砦」へ。
トーテムを身に付けた術者がプレインシフトすると、自動的に砦の近隣5マイル付近に出現するらしいので、プーがトーテムをつけてさっそくプレインシフト。
移動した先は重力がない広大な空間で、まぶしい光と正のエネルギーに溢れている次元界。
「毎ラウンド5点の一時的HPを得るか、ダメージがある場合は高速治癒5を得ます」
「(゜∀゜)ウマー!」
「で、一時的HPがそのキャラクターの最大HP以上になったら(頑健セーブして失敗すると)体が破裂して粉々になってリザレクションなどでの蘇生も不可能な状態になって死にます」
「(゜д゜;)マズー!」
まぁ、呪文でその辺はなんとかしているのでトーテムの指し示す方向に飛んでいくと巨大な巨大な水晶の塊がぽっかり浮かんでいるのを発見。
そして、その水晶の塊の上には大きなクリーチャーが何体か居るのがわかる。
水晶塊に降り立ってみると、6体のデーモンと強大化されたリトリーヴァー*1が襲い掛かってくるので戦闘へ。
スーパーリトリーヴァーZをけん制しつつも、呪文砲台ナルフェシュネーとグラブデズゥにチャオとバスターが肉薄。
ここでプーがウルトラリトリーヴァーVを「メイズ」で時空の彼方に一時的に封じ込め、リトリーヴァーロボ初号機は強制的に戦線離脱。
ハルザウルドのリサイテイションで援護されたゾーンダイクとラスダルの遠隔攻撃とチャオ、バスター&マーサの近接攻撃でデーモンズは次々と撃破されて第1戦は快勝。
戦利品を引っぺがした一行は、デーモンズが背後にしていた大きなトビラを捜索し、バスターがトーテムを押し当てるとトビラが消えて開口部が現れる。
中に踏み込もうという間もなく、待ち構えていたハーフドラゴンズとその手下キメラくんが火炎ブレスの一斉攻撃。
3版ルールのヘイストで動くハーフドラゴンズの手数の多さとバカ高いヒット・ポイントに泣かされて集中攻撃を受けたチャオが一度スタン。
そして再度出現したトビラに一時的にパーティが分断されるものの、最終的にはダメージの削り合いに競り勝ってハーフドラゴンズを退ける。
ダメージを追ったもののリソースの消費はそれほどでもないと判断して砦内部の探索を続行。入り口の通路正面には光の壁(?)があり、壁の手前の左右にはそれぞれ通路がある。
光の壁は怪しいのでひとまず左の通路を進むと、大きな部屋の真ん中に大型のドラゴンらしき1体の死体がある。
チャオが調べるために近づくと、部屋の奥に隠れていた半透明の見たこともないクリーチャー*2が4体ほどチャオに襲い掛かって戦闘開始。
非実体の上に能力値ダメージ攻撃と歌による攻撃ロール/セーブへのペナルティなどでかなり面倒。長期戦になるかと思われたが、ハルザウルドが前回の「夢クリーチャーによる非実体祭り」の経験から「こんなこともあろうかと」持っていた「非実体クリーチャーは実体化しろ」呪文ゴースト・トラップを発動。
さらにラスダルがウィスパー・ノームの種族能力の擬似呪文サイレンスを発動して歌も防ぐ。
これで形勢は一気に逆転して謎クリーチャーも撃退せしめる。
部屋にあるドラゴンの死体を改めたところ、この謎クリーチャーによる【耐久力(CON)】ダメージの蓄積で衰弱死したことが判明。
ドワ ∧..∧ . (´・ω・`) <つまり、死因は“CON負け”だね cく_>ycく__) (___,,_,,___,,_) ∬ 彡※※※※ミ 旦  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ どっ!! / \ ワハハ! / \ / \ ∞ l|||||||||||||| ∩,,∩ ∩,,∩ ∩,,∩ ミ∩ハ∩彡 (, )(,, ) ,,)( )( )
ひとしきりの爆笑のあと、チャオが光の壁に単身突入。腰にロープをつけていたがロープはふっつりと切れてしまい、チャオは壁の向こうで別の謎クリーチャーに遭遇。
慌ててプレインシフトで別次元に逃げて、センディングでその旨をバスターに伝える。
チャオが離脱したのとさすがにリソースもかなり減ったので、残りのメンバーもチャオを追ってプーのグレーター・プレインシフトで一度戻り、チャオと合流して体勢を整えてから再度砦に突入。
ドラゴンの死体があった部屋の隣で、サテュロス・ハーフドラゴンの“オヤルイ”と遭遇する。
オヤルイが言うには、彼はアシャーダロンの息子のうちに1人で、アシャーダロンは傷つき光の壁の向こうの「核(コア)」に居るらしい。
光の壁の向こうの核に行くには、この砦に同調する必要があり、同調するためには光の壁を取り巻く8つの部屋(つまり横の通路で繋がった部屋)でそれぞれ一定時間を過ごす必要があるという。
彼はアシャーダロンが生まれる前の魂を喰らうことに疑問と心理的な抵抗をもっているのでほかの兄弟のように侵入者と戦おうとはしていない。しかし、かといってアシャーダロンを倒すことに直接的な助勢をすることもためらっている。
ということで、砦の状況や手勢についてを聞き出したところで今日のセッションはここまで。
次回は、オヤルイの話しで明らかなになったもう1つの勢力が設営している部屋に乗り込む予定。またはデーモンたちが駐屯する部屋への殴りこみ。
謎勢力と共闘またはせめてデーモン討伐の強力か不可侵を交渉できればそれでよし、敵の敵もまた敵であれば叩き伏せて後顧の憂いを断つべし。
ハルザウルドはリビルドはしていませんが、呪文のとり方を刷新。
なんだかんだで回復呪文を入れていたのですが、どのみちヒールかマス・ヒールしか使わないのでいっそ回復呪文を切り、またどのみち呪文抵抗を抜けないので敵に直接浴びせるような呪文も一切をあきらめました。
その代わり、パーティの戦闘能力を維持、向上することに腐心して呪文をピックアップし、さらにチャオがより高レベルでかけたBuff呪文もスロットから外しました。
ゴースト・トラップを選択したくだりは上記の通りですが今回はコレが大当たりでした。