D&D4e『ダンジョン・デルヴ』セッション第4回

デルヴといいつつ書き下ろし。
デルヴ風に書き下ろした3レベル対応シナリオ。

ライアス(ヒューマン)/ファイター/PL:けいすけ氏
バファリス(エラドリン)/弓レンジャー/PL:ルフェイン氏
ベム(ドラウ)/ローグ/PL:樹木氏
バイブル(ヒューマン)/ウィザード/PL:CaptainTerk氏
ナヴァ・レックス(デーヴァ)/シャーマン/PL:ゆか

DMはわし。


水源の異常が懸念され、最近はオークの姿が見られるという水源地のある岩山の探索を依頼される一行。
水源地の様子を見てきて、専門家が必要かどうか、必要であればあとで専門家や本格的な調査隊のためのルート確保をしてくること。オークなど危険なクリーチャや要素があれば排除しておくことが目的。


今回、TRPGの経験は長いがD&D4eはまったく初めてというけいすけ氏と、先日からTRPG自体を初めてやったというルフェイン氏が初心者メンバー。

樹木氏とTerk氏は空席を埋めて助っ人枠で参加。
ゆかはレギュラーのベテラン枠。

キャラクター作成は3レベルでルールどおりのアイテムと所持金。
サプリの範囲は初心者メンバーはPHBのみで、ベテランはPHB基本としてほかのサプリは口頭で説明できる程度に使用してください、というちょっとあいまいなレギュレーション。

というのも、PHBを持っていないかPHBしか持っていない初心者があとで思い返したときに、基本的にPHBで出来ることでないと何をやってたかわからなくなるので。
そのうえでほかのサプリもあるよということでいくつかはPHBで出来ないことを盛り込んで「見せ場」を語ってもらったほうが面白かろうという趣向。


この点で、

樹木氏は「ドラウ」のダークネスを使った戦術を展開してインパクトがありました。
Terk氏は呪文範囲の拡大(ダメージダイスへのマイナス修正と引き換え)特技をとって広範囲を巻き込んだ攻撃を行うウィザードを披露。
ゆかは[創造]でPC以外のユニットとして精霊を盤上に出現させるシャーマンをやっています*1

第1遭遇は移動ルールのチュートリアル

移動困難地形を踏んで、斜面を「登攀」するというマップ上の移動ルール。
遮蔽物も多く配置し、PCに適用される移動困難地形を無視できる飛行クリーチャーを配置してウザさ倍増w

1レベルのスパイアトップ・ドレイク4体が最初はスナッチでコインやポーションを狙ってきて、ダメージを受けるとバイトで攻撃してくるという流れなので、ウザくはありますが敵の強さとしてはほんの小手調べ。

一応、技能チャレンジぽく位置づけており、ここは地下水脈への近道だが、回避して迂回ルートを通れば各自回復力回数を減らして遭遇を回避できる選択肢もありましたが今回はアタックを選択。


第2遭遇は洞窟内の水地に潜むリザード・フォーク(グリーン・スケイル)との戦闘。
グリーン・スケイルの狩人と吹き矢使いを配置し、狩人は水地を突っ切って近接戦闘を仕掛け、吹き矢使いは<隠身>して移動しつつ狙撃するというウザさw

隠れ身は水中に潜むことで視認困難を得る、としました。3.5版は視認困難を得られたけど、実は4版がどうだか調べ切れませんでしたが・・・・まぁ、隠れられるとしました。

グリーン・スケイルはこの環境に慣れてるからね!!!!!

遭遇難易度は、4レベルの狩人4体と5レベルの吹き矢使い1体で4レベル相当ですが、各1体ずつをトレードして狩人3体と吹き矢使い2体なので少し高め。
しかし、狩人全滅時点で吹き矢使いは撤退するものとしました。

この奥のオークとドラゴンに脅されて仕方なかったんです!!!!ってことで。
実際、前衛の狩人がいなくなると隠れ身して出てきたら撃つ殴るのにらみ合いになるだけなのでちっとも面白くありませんから。

遭遇のイメージは「シンクロナイズドスイミング」。
狩人たちが水面からいっせいにザバッ!と立ち上がって一糸乱れぬ動きで近寄ってきて殴ってシフトして逃げ、次にまた踏み込んでザバッっと逃げ・・・という動きをする予定でしたが、ドラウがダークネス張ったので華麗な動きが台無しだよ!

※ 動画はイメージです

地下水脈を辿っていくと、水の流れをせき止めて奥が貯水池のようになっており、流れがほとんどなくなったことで沼のように水がよどんで濁っていることがわかる。
そして進むとどんどん腐った水の臭いが強くなっていく。



で、第3遭遇はオークとヤング・ブラック・ドラゴン。

オーク「侵入者ですぜー!だんなー!だんなー!」
ブラック・ドラゴン「だんなって呼ぶんじゃないわよ!お嬢様ってお呼び!」
オーク「へーい。おじょー!しんにゅーしゃぁー!」

オカマのブラックドラゴンとオークの下っ端、オークの狂戦士の編成。
先制をとったドラゴンが「畏怖すべき存在」とブレスで定石どおりの攻撃。オカマでも定石は守る。常識的なオカマ。

オークの狂戦士はドラゴンとの挟撃要員であることを宣言しているので、パーティは適度にオークにも矛先を向ける。何しろドラゴンは結構攻撃値が低い。


ドラゴンの攻撃を引き受けたライアスがみるみるHPを減らすが、ドワーヴン・スケイルアーマーやパワーで自前の回復手段を行使して粘る。
その間にベムがドラゴンに肉薄して攻撃。雑魚オークを片付けつつ、バイブルもドラゴンの向こう側に回りこんで位置取り。

一方、回り込んできた狂戦士は、ベムのダークネスに阻まれて挟撃が取れなくなり、翻って後衛のナヴァに襲い掛かる。ブレスでHPを減らしていたナヴァ危うしのところをバファリスが割り込みで攻撃してその手を阻み、さらにまわってきた自分のターンに追い討ちで狂戦士を仕留める。


高いヒットポイントで粘るが最後はバイブルのスコーチングバーストで麗しいオカマのブラックドラゴンは地下水脈に沈んでいくのでした・・・・。


ブラックドラゴン「ああ、美しいってはかないことなのね・・・・・あはん」


ドラゴン率いるオークの一団が、もともとここに居たリザード・フォークを脅して乗っ取り、水をせき止めてドラゴンの好む水の深さと沼のような水質に変えてしまっていたというのが真相。

ちなみに水質の変化の理由は、水の流れを変えたからでもあるがドラゴンが「腐女子」だったからというのは言うまでもない。


ともあれ、ドラゴンを排除したのでせき止めていた箇所は後日、町の人が人足でもやとって工事すれば水の流れは戻る。

かくして一行は無事に依頼を完遂したのでした。


第2遭遇で思ったより時間を食ったのでやっぱりまた少し遅くなってしまいました。開始時間を1時間繰り上げても良いかな。午後になると暑いだけだしな。

*1:もちろん、各自ほかにもいくつか隠し玉的なものはありますがw