世田谷

Dowa2013-04-26

転職先との契約完了。
試用期間ですが、一応就職先が確定しました。


社内研修で、欠席するヘルパーさんも多い中、ほぼ毎回参加している男性ヘルパーが居ます。
ちょっとぼーっとしてたりで優秀とは言えないものの真面目ではあるのですが、今月の研修で彼が質問した発言に対して経営者は、「次元の低い質問。家に帰って調べろ」と一蹴。


確かに本題から外れた質問だったのですが、そもそも本題から外れた話題を話したのはその経営者だったりします。
ごく基本的なことだったとしても、さわりだけ説明して詳細は自分で調べさせるとかすれば研修の意味もあるのに、勝手にしきい値を作って切り捨てるとか。


こういうことをしていて「すぐに辞めるかろくな人材がこない」とか文句を垂れているのですが、自分のところでは人を育てることもせず、口開けて待ってて優秀な人材を採ろうなんて虫が良すぎると思わないものか。


硬い地面に種を撒きちらかして「芽が出ない」と踏み潰し、それでも何粒かの種が芽を出したら「葉が出ない」「花が咲かない」と引き抜く。
一輪の花を咲かせるためにどれだけの種や苗を枯らせるのか。


中小の企業ではなかなか人材育成に注力するだけの余裕がないというのも事実ですし、注力して必ず芽が出て花を咲かせる保証もありません。
企業側として頭の痛い問題は多少なりとも知っているつもりですし、個人的に、どちらかといえば労働基準法は中小企業にとってちょっと荷が重いと思わないこともありません。

こうなると、勢い、企業は経験者を欲しがることになりますし、そうでなくても最低限の教育で現場の仕事を回せるようにしたいとあれこれ手を考えることになります。


しかし、中にはこういう厚顔無恥なやり方で人材を社会から掠め取るような輩が居るのも事実ということなのでしょう。