川崎

週末にセッションの予定があって、集合時間前に食事や買い物などしようと早目に家をでたのですが、参加者の1人が仕事が終わらなくて遅れそうと怪しい雲行きに。

目処が立たないなら流そうかという話も上がったのですが断続的な応答ではどうもなんとか参加したい様子。

結局、到着は夕方になり、さすがにセッションは流すことになり、本人も謝ることしきりでした。

我々はといえば、待ち時間でボードゲームを遊び、これはこれで楽しかったこともあり悪くは思わなかったのですが、ちょっと考えることがありました。

まず、この手の事態では、自分なら大抵は不参加にしてしまいます。
ゲームのセッションで、まぁシステムやキャンペーンか否かなどの条件にもよりますが、5分、10分の1人の遅刻なら進行には影響はありませんし、30分くらいでもその日の進行の誤差範囲内でしょう。

1時間程度であれば頭を下げて遅参しても、ゲームバランスとしては参加した方が良いかなとは思います。
しかし、2時間、3時間の遅刻となるとそこまでに無かった要素が突然入る影響は小さくなく、開始を遅らせたとしたら時間的な余裕がないか、シナリオ自体の変更も必要になるでしょう。遅れる時間がある程度判明しているならまだしも、どのくらい遅れるか不明瞭な場合はなおのことです。


ただ、こういったことは何度もの苦い経験で分かって来たことで、歴戦のゲーマーやマスターであれば1人や2人が何時間遅刻しようが滞りなく進行できる猛者も居るかもしれませんが、それが困難であることは身に染みているため、大抵はある程度のところで参加を断念する方が良いと判断するようになります。


加えて、ペーペーの社員や学生だった頃とは違い、大なり小なり仕事を任される立場になっていることや睡眠時間削って仕事と遊びができるほど体力的に無理が効かなくなって来ている悲しい現実もあります。


従って、ケイケンホウフなゲーマーとしては条件分岐的に「ん、不参加」「あ、流会」と結果を導くのが常となっていました。

もちろん、そこには遊べなくて残念だったり、準備したものが使えない歯がゆさなどもあるのですが、それは選択した結果についてくるものでした。


しかし、今回は「なんとしても遊ぶのだ。遊びたいのだ」という気持ちが断続的な応答からひしひしと伝わり、なんと言うか忘れてた情熱みたいなものに触れた気がしましたよ。


若さとか、経験が浅いゆえとか、そういうところに寄るところも大きいのでしょうけど、もっと貪欲かつ真摯に遊ぶ姿勢を持たないと、何のために働いてるのか、なんで生きてるのかって気がします。


たぶん、今後も条件分岐的な判断はして行くとは思いますが、そういう気持ちとか気概は忘れたくないものです。